【 初心者向け 】木工の基礎講座☆第1回☆ノコギリを使おう!

そんなの知ってるよ!と言われそうですね。
DIYの中級者から上級者なら、
当然知ってる内容かも知れません。

どのアイデアを見ても、
ノコギリやヤスリがけ、サンディングは出来て当然のように説明がなくて、ついつい心折れてしまう。
そんな木工初心者の方のために
工具を正しく安全に、そして上手に使って、楽に作業が出来るコツを、3回に分けてお伝えします。

「ノコギリ不要!」も良いですが、
そろそろ真剣に取り組んでみてはいかがでしょう?
少しのコツさえ知れば、難しくない木工の世界。作りたい物の幅も広がり、よりDIYを楽しむことが出来ますよ☆

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キッズチェアを作ろう!

以前作った、椅子をケーススタディとして
ノコギリとヤスリがけなどを細かくご説明します。

ノコギリの構造を知ろう!

まず、木工で必ず使う
ノコギリから説明します。

ホームセンターなどで見ると
沢山の種類がありますが、
用途に合わせて選ぶ必要があります。

DIYで基本的に自宅で腰を据えて使うなら、
もっともポピュラーな両刃鋸をお勧めします。
片刃の折りたたみ式や交換式は、携帯には便利です。
しかし、こういった物の替え刃は、衝撃焼き入れ加工されているとはいえ、刃と柄がしっかりと繋がっていないので、衝撃に弱くブレが大きくなるのが難点です。

両刃鋸の使い分けについてです。

目の大きい方が、縦挽き用(木目に沿って)
目の細かい方が、横挽き用(木目に直角)

実際、圧倒的に横挽きすることが多く
縦挽きはあまり使いません。

鋸を横から見てみたところです。

刃が一つ一つ左右に交互に開いているのが見えるでしょうか?
この刃並びのことを「あさり」と言います。

木との摩擦軽減と切り屑が目に詰まりにくく、一定して切れ味が保たれる仕組みになっています。

ダボ(木と木を結合したり、釘頭を隠すのに用いられる小さな木片)を切り落とすときなどは、仕上げ面を傷つけるので、あさり無しの鋸刃もあります。

目落とし!?

まずは作業台に、クランプなどで
しっかりと木材を固定します。
手足で押さえながら出来れば、格好いいし面倒がないですが、初心者はまず怪我をします(笑

ノコギリを上から見たときの視線を
図で表しました。

まず、ノコギリを木材に対して
印の上に垂直に立てます。
その位置をキープ!

片方の目で見ます。
ノコギリの延長線上から見るとき
右利きの方なら左目をつむり
刃の両面が見えない位置まで頭を動かし、
真っ直ぐの位置を探ります。

これを「目を落とす」と言います。
この角度で刃が入るのを目で見ながら
ノコギリを挽くわけです。

これではダメですね。
ノコギリの刃側面が見えたら、
頭の位置を調整して下さい。

はいっ!そこでストップ!!

このように刃巾だけ見える状態がベストです♪
ノコギリを挽いてる間このように見えなくなったら、刃が傾いていないか、自分の頭が動いていないかを意識して下さい。
コレを守れば断面を真っ直ぐ挽くことができます。

切り始めの確認をします。
直角に刃が入ったかどうか、ズレたと思ったら調整してくださいね☆

切り始めは刃先を小さく挽きながら、
ガイドを作るつもりで力を抜いて挽いて下さい。

刃先がしっかり効いて、
垂直が出せたら本格的に切っていきます。

上の写真のように、木材に対してノコギリの傾きは30°程度を目安にして下さい。

途中で刃が引っかかるなと思ったら、
無理に力を入れて進めないで下さい。
木屑が目詰まりを起こして、切れなくなっていますので、力を抜いて無理がない方向から一度ノコギリを抜いて、木屑を落として下さい。

足で踏んづけながらやりました(笑

切り終わりは材料の重みで裏面が割れてしまい、台無しになるので、切れ端の方を軽く手で支えながら最後まで挽きます。

綺麗に挽けました!

コツは刃の全体で切ること。
力任せではなくノコ身の重みを感じながら
しっかりと刃が食らいつく感じを掴むこと。
一定のスピードで挽くことです。

力任せにするとノコ刃がたわんだり、
深く刃が刺さり引っかかってしまいます。

次回は、木材切り出しとヤスリがけ!

ノコギリの基本について抑えました。

次回は、実際に作る工程で演習を行います。
木材切り出しと、ヤスリがけについてご説明します♪

さっさーと画き出した
図面を載せておきますので、
イメージトレーニングしてお待ち下さい(笑

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木工、粘土などを主分野に、ウッドバーニングアートなど少々。大物より細かな技、渋めの小技を少しずつですが公開して参ります。塗装によるエイジングやフェイク加工を得意…

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