ハンダゴテで始める☆ウッドバーニングアート初級編☆

少しご無沙汰しております。
焦がし絵職人、m.t.です(嘘

私が取り組む「物作り」で
ご紹介していなかった最期のピースです☆

イラストや写真をもっと上手に
ウッドバーニングで描いてみたい!
でも、方法がまったく分からない。

というお声が良く届きます。
そこで、数ある焦がし絵の技法から
比較的簡単で上手に焼くコツを
いくつかご紹介します☆

※長いので読む時間にご注意を(笑

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使う道具と下準備☆

●ハンダゴテ(ダイソー)
●サンドペーパー(1,000番以上)1枚
付着したヤニを落とす。
●サンドペーパー(120番〜400番)1枚
板の表面を整える。
●スポンジ
熱すぎるペン先を冷ます。

○ベニヤ板(シナ材)
※端材を使いたいですが、SPF材や杉材などの木目が強い木材は、引っかかりが多く初心者には難しいです。

板の表面をサンドペーパーで
できるだけ磨きます。
木目や導管の段差を減らして、
ペン先の引っかかりを無くしておきます。

ハンダゴテをカスタマイズ☆

ダイソーのハンダゴテを使います。
私はウッドバーニング用の
電熱ペンを使って作品を焼きますが、
初心者の頃はこれ一択でした!

ハンダゴテの使い方一つで
色んな表現が出来るので、
そもそもあまり困りません。

ペンチやかなづちを使い、コテ先をこのように曲げます。
必ず本体から外して曲げて下さい。
ヤスリで好きな細さに削ったり、滑らかになるように紙ヤスリで調整を行います。

ペン先は尖っていますが、
幅広く焼きたい時などは
このように寝かせて、
盤面に触れる面を大きくします。

アウトラインや、細部の表現
毛並みなどは反対に向けて、
先だけを使います。

ハンダゴテ、基本の性質を知る☆

ウッドバーニングでは、
鉛筆とは違い「筆圧」による
濃さや太さの調整はしません。

基本的には
「盤面に触れる時間」
これにより濃さを調整することになります。

コテが長く触れていればよく焦げるのです。

ゆっくりのスピード=濃く太い
早いスピード=淡く細い

グイグイペン先を押しつけて
凸凹の仕上がりにしてしまわないように!

線を引いてみよう☆

ここからは、約1年前
私がウッドバーニングの練習を始めた
実際の板を写真で紹介します(恥

まずは直線を引けないことには
何も始まりませんよね!

はい。
失敗してしまいました(笑

木目に引っかかったり、
ペンを動かす速さが一定ではなく、
濃く太くなってしまったり、
細く淡くなってしまったり、
散々ですね。

ペン先の触れ初めから、
ペン先が離れるまで、
ほんとに一定でなくてはいけません!

これぐらいなら許容できます♪
今見ると、まだ不安定ですが(汗

長い線になるほど難しいです。

木目と反対の目に直線を引くとき
どうしてもダメなら裏技で!

デザインナイフで浅く線を引きます!

深くえぐらないで下さいね。
この溝をガイドにして焼けば
すごく楽に直線が引けます。

早さだけを一定にすることに
集中することができますよ♪

曲線を引くときのコツは
少しペン先を寝かすと、
安定して引くことが出来ます!

太いの濃いの薄いのと
色々と練習を重ねて下さい♪

さて、ここまでは序の口です。
いよいよ、濃淡を付けていきますよ!

影を極めよう☆

ウッドバーニングの持ち味、
濃淡のグラデーション!

すなわち影の表現が豊富であれば、
色んな材質のものを立体的に見せられる!
絶対抑えておくポイントですね!

ロールドローイング!?

聞き慣れない言葉ですよね。

美術や製図の世界でドローイングとは
「線を引くこと」を意味します。
なので、「ロールしながら線を引く」
となりますが、そのままですね。

やり方は取っても簡単♪
アフロヘアーをイメージしてくださいw

クルクルとペン先を回しながら描きます。

このように、ペン先の走らせる速度を
調整して塗りつぶしの濃淡を調整します。

勢いよくかき回す感じがコツですね。
この技法、私はとてもよく使います。

立体感をつかむ練習☆

これも直線を使った影の表現です。
チェック柄のパターンですね。

Wを重ねて重ねて描いたもの。
点を等間隔に描き、細い線で繋いだもの。
斜めの線を使い、縦横でクロスさせたもの。

布地やタイル地なんかを描くときに使います。

ついでに、直線だけで円柱を描いた
練習の跡があります。
まだまだ下手くそな頃でしたねー(笑

左はコテの面で描いたタッチ。
右はコテの先のタッチです。

質感や好みによって使い分けてください。

下描きは「線を少なく!!」

好きな絵を鉛筆で直接描きます。

「絵心とかないからー!」
と仰る画伯には、カーボン紙を敷き
複写することをお勧めします♪

さて、この時のポイントですが
「描きすぎないこと!」
大まかな主要線と陰影の境界線を描き、
余計な線はあまり増やさないことです!

下描きの線は焼けやすく、
思った以上に黒くなってしまいます。
また、ムラになりやすいため、
仕上がりに影響をおよぼします。

焼初めは最も濃い所から!

濃い部分を焼くとジュージューと
木のヤニが蒸発していきます。

ペン先にもヤニが付着していきます。
1,000番以上の細かい紙ヤスリで
軽くこすって落としてください。

また奇麗に焼けるようになります。

今後の作品の出来を左右する
重要なポイントです!

もっとも濃いところを基準に
これから焼く部分はそれよりも
どの程度淡いのか?
を見ながら判断していくからです。

淡い所から始めてしまうと、
長い時間かけてできあがった頃には
盤面が真っ黒に!?
という事態が待っています。

中間色は何度も撫でること!

次に濃い部分はどうすればいいでしょうか?

いきなり色味を合わそうとすると、
焼きすぎた場合取り返しが付きません。

とても薄く(早く)描き始め、
何度も同じ濃さで焼重ねていき
思った濃さになるまで調整していきます。

一度描いた部分は、木が温まっているので
どんどん濃くなっていきます。

どうしてもペン先が熱すぎる場合は、
水分を含ませたスポンジに少し当てて
温度を下げるとやりやすいですよ!

集中しすぎ!?背筋を伸ばしてね☆

ちょっと奥さん!
机にかぶりついてはいませんか?(笑

背筋を伸ばしストレッチしましょう♪

いや、別に姿勢が悪いことを
とやかく言うつもりではありません(笑

「木を見て森を見ず」

しばらく焼進めたら、全体を見直しましょう!
題材になるものと比較してみましょう。

目を細めて、ボンヤリと見ます。

焼き足りないところ、
差があるところはどこですか?
色味ではなく、全体のコントラストを
見比べて次の作業ポイントを見極めます。

仕上げの白抜き☆

濃く焼いた周辺は、白く残したかった
はずなのに、木の温度が上がりホンノリと
オレンジ色に染まってしまいます。

そんなときはカッターなどで軽く表面削れば
白くすることが出来ます。

全体を見渡し、白抜き部分が強いところを
木目に沿って軽く擦ることで白さが戻りますので、ハイライトを入れる仕上げにこのワザは使えます♪

深く濃くなった部分は無理です!

境界線をぼかす!完成‼

全体的に立体的な仕上がりになりましたが、遠近感がイマイチです。
これは遠くに見える対象の境界線が
ハッキリと見えてしまっているから。

遠くの物ほど、ボンヤリとピントが合わずに
境界線が曖昧に見えなければいけません。

境界線の周りには、やや淡い線を段階的に追加していくことでボンヤリとした仕上がりになります。
この時、ペン先を寝かせて少し広めに薄く
焼重ねるとうまくいきます。

それでもハッキリとしすぎてる部分は
サンドペーパー600番程度で軽くこすり、
色味を抑えぼかします。

全体的なバランスを見て、焼重ねたりぼかしたりと調整を行い完成です。

対象の材質やタッチは様々☆

動物の毛並み。
衣服などの繊維質。
石畳やコンクリート。
ガラスやプラスチック製のもの。

材質に合わせた表現は、鉛筆デッサンが得意な方ならすぐに感覚を掴むことが出来ると思います。線の重ね方や、塗りつぶしの方法でどんな物でも自由自在です。
点描画にすれば、凄く手間は掛かりますが、ソフトでふんわりとしたイメージで仕上げることも!

そういった技法については、中級編以降でお話しできればいいな、と思っています☆

最後までお読み頂き、ありがとうございます♪
すべて私なりの焦がし方ですので、正解かどうか分かりませんが。

色々と公開されているウッドバーニングの作品は見かけます。
実際の技法「そこんとこ知りたい!」は、あまり世に出回っていません。
専門書のようなものも探しましたが皆無です(泣

これを機会に、広く「焦がし絵」の世界に、多くの方が興味を持って貰えればと思っています♪

次回もよければ見てくださいね☆


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木工、粘土などを主分野に、ウッドバーニングアートなど少々。大物より細かな技、渋めの小技を少しずつですが公開して参ります。塗装によるエイジングやフェイク加工を得意…

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