煮崩れ防止!コンビニみたいな『煮崩れしない、出汁の透き通ったおでん』のコツ・作り方

今の季節にぴったりの『おでん』
大きなお鍋で大量に作られる方も多いのではないでしょうか?
しかし、家庭で作るおでんは、煮崩れて煮汁が濁ってしまいませんか?
そこで今日は、コンビニのおでんの様に「出汁の透き通った」そして
「煮崩れない」おでんの作り方をご紹介します。
ちょっとした、ポイントを踏まえるだけで簡単にコンビニの様な美味しくて煮崩れの少ないおでんができます。

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コンビニのおでんは・・・



たっぷりのおだしに具材が、広々と浸かっていますね。


コンビニのおでんは、作り方が根本的に違う。



コンビニでは、おそらく具材ごとに煮込み、おだしも別に作っていると思います。
なので、『煮崩れない』『おだしが濁らない』
これが実現できるのだと思います。

では、家庭でどうやってこれを再現する?

土鍋を使う!!!



コンビニのおでんの様にたっぷりのおだしで煮るために必要なのは、口の広い鍋!
そこでひらめいたのが『土鍋』!!!




土鍋なら、たっぷりのおだしが入ります。

おでん作りでのポイント1『下ごしらえ』



おでん作りを成功させるポイントの一つは『下ごしらえ』
これをきちんとしておくとで出来上がりが大きく変わってきます。

では、具体的な下ごしらえをご紹介します。

大根の下ごしらえ



大根は、2cmくらいの厚さに切って、皮を5mmくらいに厚めにむき
十字に隠し包丁を入れておきます。





皮を厚めに剥くことで、煮崩れ防止。
そして、十字に隠し包丁を入れることで、味がしみ込みやすくなります。

下茹でをしておく。



下処理をした大根をたっぷりの水で、30分ほど
竹串がすーっと入るくらいに下茹でしておきます。



煮汁は、お味噌汁などに使えるので、捨てずに再利用しましょう!

こんにゃくにも隠し包丁を!



こんにゃくの表面にも味がしみ込みやすくするために
格子状に隠し包丁を入れておきます。

おだしの作り方



おいしいおでんのポイントの2つ目は『おだし』
日本全国でもおでんのおだしの味は違いますね。

コンビニのおでんのおだしを地域で比べると・・・

関東は、昆布・カツオ・そうだ節
関西は、昆布・カツオ・鷄・牛

と言うわけで、今回は少しコンビニに似たおだしだけでおいしいレシピをご紹介します。



便利なだしパックを使います。







最近使ってる方が多い、だしパックを使います。
5人分くらいの大きな土鍋にたっぷりのお水を入れたところに
だしパック2〜3パックが目安です。

おだしパックには、お醤油やお砂糖が入っているものもあるので
おだしパックだけで味付けはなくても大丈夫なものもあります。

コンビニぽいおだしを作るにはこれ!



コンソメキューブ!!!




コンビニのおでんのおだしを飲んだ時に、ものすごい色んな味がしました。
その時に感じたのが、「コンソメ」でした。
お野菜のおだしがすごくしたのです。

と言うわけで、だしパックで取ったおだしにコンソメキューブを2つプラスします。

コクを出すために使うのが、オイスターソース!





そして、より深みのある味を作るために入れるのが
『オイスターソース』

コンビニおでんのおだしの飲んだ時にすごく「カラメル感」を感じました。
これを、簡単に再現するのが、おそらく『オイスターソース』だと思いました。

オイスターソースは、大さじ1からお好みの量をプラスしてください。

おでんは、味を吸うものを先に入れて煮込む!



おだしが完成したら、下茹でした大根、隠し包丁を入れたこんにゃくやゆで卵など
味をしっかり吸う具材を先に入れて、30分ほど煮込みます。

火加減は、弱火をキープ。



おでんは、とにかくたっぷりのおだしで弱火で煮ることが大切です。
30分ほど、味をしみこませる具材を煮込んだ後に入れるのは

煮崩れやすいじゃがいもと、練り物。

じゃがいもの煮崩れを防ぐには品種が決めて!



おでんの中で、最も煮崩れするものが『じゃがいも』。
じゃがいもがお鍋の底で煮崩れて、底の方のおだしがドロドロになっているのは
ご家庭で良く見る光景ではないでしょうか?

こちらもちょっとしたポイントで防ぐことができます。
それが、じゃがいもの品種選び。

煮崩れしにくい『メークイン』を選ぶ。





メークインは、煮崩れしにくいことで有名です。
また、『インカのめざめ』と言う品種はさらに煮崩れしにいです。



煮崩れしやすい具材、味を出す具材を入れる。



しっかり洗って皮を剥いたじゃがいもと、練り物を土鍋に入れます。
はんぺんや餅巾着は、まだ入れません。
15分ほど弱火で煮て、そこへはんぺんと餅巾着を入れて、煮汁をさっとかけて火を止めます。



冷ましながら味を入れる。



煮物は冷めていく時に味が入って行くといいますが、おでんも同じです。
しっかり、冷ましながら味を入れていきます。

ですので、おでんは食べる日の朝、もしくは前日に作っておくと
しっかりと味の染み込んだおでんが食べられますね。

まとめ



家庭で、コンビニの様な煮崩れしないおでんを作るには

◯たっぷりのおだしが入る土鍋を使う
◯具材の下ごしらえ下処理をおこたらない
◯弱火で短時間で煮る
◯味をしみこませる寝かせの時間を取る
◯調味料には、コンソメとオイスターソースが決めて

以上になります。

この作り方で、ご家族をおっ!と言わせてください。

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料理愛好家・再現レシピ研究家の稲垣飛鳥です。食べることが大好きで、日々「簡単・おいしい」レシピを追求しています。現在、テレビなどメディア出演のお仕事、講演、多企…

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