カーペットの「防ダニ加工」はあくまで補助的なものなのです!

カーペットをお店やネットなんかで選んでいると…
「防ダニ加工」っていう言葉が書かれているのを見たことありませんか?

この「防ダニ加工」って何?っていうのが今回のお話。

この加工、されているからと言ってお掃除しなくてもダニが発生しない、ってわけじゃないんですよ♪

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今回は「防ダニ加工」のお話。

どうもこんにちは!

あなたの暮らし応援アドバイザー。
北海道の標茶(しべちゃ)にある平田家具店、

店長の平田敬(たかし・弟)です!



カーペット・じゅうたん、ラグなどを売り場などで見ていると
「防ダニ」とか「防ダニ加工」って書かれていることがあるんですね。


ひらた家具店
ひらた家具店のカーペット売り場と店長の図。
畳サイズのカーペットはこうやって丸まって立っていることが多いんです。


こんな風にお店で展示されているカーペットなんかをよく見ると…


ひらた家具店
カーペットの「帯」と呼ばれる部分を指さしております。


こんな風にカーペットに巻かれている紙に
「防ダニ」とかって書かれていることがあるわけなのです。

この「防ダニ加工」って一体どういう加工なの?
っていうのが今回のお話です♪


「防ダニ加工」ってどんな加工?

この「防ダニ加工」っていうのは、

・ダニを「寄りつきにくく」している
・ダニが「増えないように」している

という加工なんですね。

それは殺虫剤や忌避剤(きひざい)っていうのを
カーペットの表面の毛(パイル)や一次基布、バッキング材などにつけて、
そういう機能を与えているわけなんです。


ひらた家具店
カーペットの断面図の写真に文字を足した図。


カーペットの表面の毛のことを「パイル」と呼び、
カーペットの裏側の素材を「バッキング材」っていうんですね。
(上の写真ではバッキング材は「不織布(ふしょくふ)」というもの)

そしてパイルとバッキング材の間が「一次基布(いちじきふ)」と呼びます。


これ、覚えなくても大丈夫です(笑)

要するに、カーペットの表面や中、裏側とかに
こういう「防ダニ加工」はされている場合があるわけです♪


「防ダニ加工」は万能じゃないんです。

ここまでのお話で
「ダニの対策として良さそう!」
と思っていただけたかもしれませんが…


実はこの「防ダニ加工」というのは万能なわけじゃなくてですね。

防ダニ加工がされているカーペットだからと言って、
「ダニが絶対に発生しない、増えない」というものじゃないんですね。


ひらた家具店
カーペットの表面を指さしている写真。


先ほども解説した通り、防ダニ加工というのは
ダニを「寄せつけないようにする」「増えないようにする」という薬を使って
そういう効果をカーペットに与えているわけです。

「カーペットについたダニをすべてやっつける」
という効果まではないんですね。


それはなんでか、というと。


そこまで強い効果のある薬を使っちゃうと、
カーペットって人が直接触れる部分ですから
さすがに人体に影響が出ちゃうわけなのです。


一番のダニ対策は日々のお掃除。

そんなわけでこの「防ダニ加工」っていうのは
あくまでも「補助的なもの」なわけなのです。

この防ダニ加工でダニを寄せつけないようにしたり、
ダニがいても増えすぎないようにしてくれている間に…

掃除機などで吸っちゃってね!
ってわけです(笑)


防ダニ加工がされているからと言って、
「お掃除しなくてもダニが発生しにくい」
ってことじゃないんですね。

どんなに加工されているものでも
チリやホコリを放っておいて、お掃除をサボってしまっていると…

どうしてもダニが増えてしまったりするわけなのです。


あくまでも「お掃除の補助」っていう風に考えていただいて、
こういう加工を過信しすぎないようにしてくださいね♪


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

店長でした~!


カーペットのお掃除のお話はこちらです♪

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