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暮らし方を考える【整理手放すヒント・その3・数量編・適量】
前回の【習慣編】に引き続き、今回は【数量編】をご紹介いたします。
自分の暮らしの『数』『量』を決めることで、収納や買い方の基準ができてきます。
誰かの真似ではなく、自分の器を決めましょう!
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適量がわからない
『暮らしやすい適量を持ちましょう!』
これはお片付け本によくあるフレーズです。
とても漠然としていますね。
では、暮らしやすい適量はどうやって導き出せばよいのでしょうか?
適量のキーワードは、
【人数】【回数】【容量】【場数】です。
決め方① 人数・使用量から割り出す
毎日使うものを適量に近づけていくことで、家事が効率的になります。
例)
1日の食器の使用量
1日のタオルの使用枚数
(洗濯枚数が1日の使用量)
1週間で下着は何回転するか?(2枚にするのか?7枚にするのか?)
などなど。
よく使うものと、予備で持つものとを分けて収納することも大切です。
決め方② 使用回数・使用日数から割り出す
《日用ストック品》
(食品・洗剤・トイレットペーパーなど)の1日の使用量を調べ、
『1週間で必要な分量』
『1ヶ月で必要な分量』などを、
期間使用量から数を割り出します。
例)
・1パック(12ロール)のトイレットペーパーは何日間で使い切るか?
・1本の洗濯洗剤は何日間で使い切るか?
(開けた日に日付を書いておく)
持っていて安心!と、思える量、自分で納得できる量を導き出していただきたいです。
《洋服》
洋服の組み合わせを考え、
1週間分なら7組
2週間分なら14組
1ヶ月分なら30組
のローテーション数から割り出します。
洋服の回転数は十人十色。
こちらもご自分の納得される枚数を、
導き出してください。
上記、家族の人数や使用量から計算する方法はとても合理的ですが、収納スペースが限られている場合は、動作や動線が悪くなる可能性があります。
容量に合わせて収納するという方法を、バランスよく組み合わせていただけたらと思います。
決め方③ 収納の容量から割り出す
持ちものの数を決めるのが難しい方にお勧めなのが、自宅の収納スペースに合わせた数量を持つ方法です。
例)
洋服や靴・・・クローゼットや靴箱に余裕をもって収納できる数だけ持つ。数を数えて数量をキープする。
食器・・・・お皿を重ねるのは○枚までと決めて、余裕をもって出し入れしやすい数だけ持つ。
本・・・・・本棚に入るだけ(ぎゅうぎゅうには入れない)
日々の書類・・(一時保管の書類入れを作り)溢れないようにする。
などなど。
収納スペースから割り出す方法も一見合理的に見えますが、住まう人の適量と収納スペースは一致しないことがほとんどなので、
基本的には①の方法から考えていただき、収納するのが難しい、動線が悪くなる、など問題がある場合に②にシフトしていただきたいと思います。
決め方④ 使用場所から割り出す
ペン・ハサミ・タオル・ゴミ箱など
使用場所が複数あったり、使用頻度の高いものは、
1つのものを使い回すよりも、使う場所毎に持つと言う考え方もあります。
これはどうするの? 副産物の適量
商品に付帯してくる役に立ちそうなものを『副産物』と呼んでいます。
例えば、
ショッピングバッグ、包装紙、空き箱、空き瓶、小袋わさび、割りばし、レジ袋など。
こちらも自分で数を決めることが大切です。
数を決めて保管、もしくはこの場所に入る分だけ、など自分なりの【枠】を決めます。
今までどれくらい出番があったのか思い出してみると良いでしょう。
※紙袋や箱などをコレクションしているという方はこの分類には入りません。
まとめ 『数量は必ず自分で決めること』
持ち物の数量、収納方法、
誰かの真似をしていませんか?
持ち物の適量を導き出すのは、
はっきり言ってとっても大変!!
一朝一夕にできることではありません。
だからなんとなく、自分と家族構成や家の間取りが似ている人の真似をしたらうまくいくんじゃないか?と思いがちです。
(そのお気持ちはとてもよくわかります。)
しかし、たとえ家族構成や間取りが似ていても、仕事や育児、介護や趣味や地域の関わりなど、ライフスタイルは千差万別です。
片付けのうまくいく人は、人と比べることなく自分の暮らしを一つ一つ見つめています。
ご自分で考えながら、ものの持ち方を決めていくと、とても暮らしやすくなります。
それは自分の暮らしとものの数が合致するからです。
数量は必ずそこに住まう人が決めていきます。
違うと思ったら、また直せばいいのです。
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