シロアリ駆除の時期はいつがおすすめ?発生しやすい季節や初期症状を知って対策しよう!

「シロアリ駆除の時期はいつがいいか?」と考えている方もいるかと思います。しかし、シロアリ駆除は見つけたときに実施するのがベストなタイミングです。シロアリの活動時期から駆除方法、シロアリ被害の初期症状について解説します。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 6975
  • 2
  • 0
  • いいね
  • クリップ

シロアリ駆除はどの時期でも行える!

シロアリ駆除を行うのに適した時期があると思っていませんか? 確かにシロアリが活発に活動する時期はあります。しかし、断熱性の高い現代の家では、ある程度の気温や湿度が保たれており、シロアリは1年中活動しています。

シロアリ駆除は1年を通して施工することができるので、シロアリを見かけたら時期を問わず、早めに対策をとることが重要になります。

シロアリが活発になる時期は梅雨ごろ

シロアリの種類

特徴

羽アリになる時期

ヤマトシロアリ

寒さに強い

4~5月

イエシロアリ

乾燥に強い

6~7月

アメリカカンザイシロアリ

環境変化に強い

6~9月

シロアリの種類によって異なりますが、新しい住処を探すために羽アリとなって活動範囲を広げる時期は梅雨ごろが目安です。シロアリ駆除は時期に関係なくできますが、とくに梅雨の時期は注意して対策することをおすすめします。

家に悪影響を与える代表的なシロアリは、「ヤマトシロアリ」、「イエシロアリ」、「アメリカカンザイシロアリ」の3種類います。それぞれ寒さや乾燥、環境の変化に強く、1年中活動することができます。

なお、女王アリは毎日卵を産み続けるため、一定数のシロアリが常にいる状態が保たれ、巣を存続することが可能です。一度巣を作った場所から勝手にいなくなるケースはほとんどありません

▼ 羽アリの見分け方やシロアリとクロアリの違いについてはこちら

シロアリが発生したらすぐに駆除する!

時間が経つとともに、シロアリの被害はどんどん大きくなります。シロアリ被害が進むと、家の耐震性や資産価値も下がるため、シロアリを見かけたらすぐに駆除をしましょう。

数匹程度なら応急処置として掃除機で吸ったり、粘着テープで貼り付けたり、水で流したりなどをして駆除できます。

大量発生している場合は、発生場所にポリ袋をかけテープで止めて、シロアリを閉じ込めるようにしましょう。

駆除の際は殺虫剤の使用を避けます。殺虫剤をシロアリにかけると、危険を察知して巣を他の場所に変えてしまう可能性があり、さらにシロアリの被害が大きくなってしまいます。

また、シロアリが大量に発生している場合は、近くに巣ができている可能性が高く、早めにシロアリ駆除業者に依頼をして確認する必要があります。

羽アリを見かけたら近くに巣がある?

羽アリを見かける時期は、主に春から梅雨前の時期で、巣の中の個体数が増え、新たな場所に巣を作るために一定のシロアリが羽アリになり巣から飛び立ちます。

羽アリの飛距離は約100m程度のため、もし羽アリを見かけたら、近くに巣がある可能性があります。

数匹程度を一度見かけたくらいであれば、まだ巣を作る前で、どこからか飛来してきたと考えても大丈夫です。しかし、大量の羽アリをみかけた場合には、すでにシロアリの巣が近くにある可能性が高いため、放置せずに調査することをおすすめします。

シロアリの駆除方法は時期や状況によって異なる

種類

メリット

デメリット

バリア工法

・速効性がある ・広範囲に効果がある ・費用が安い

・ニオイやアレルギーが気になる場合は要注意

ベイト工法

・ニオイが少ない ・巣から駆除ができる ・薬剤が飛散しない

・効果が出るまで時間が必要 ・費用が高い

業者が行うシロアリの駆除方法は、主に「バリア工法」「ベイト工法」の2種類あります。被害状況や時期によって駆除方法が異なります。

【バリア工法】1年中実施できるシロアリ駆除

すでにシロアリの被害があり、今すぐ駆除が必要な場合はバリア工法がおすすめ。速効性のある薬剤を建物の基礎や外壁、土に散布し、駆除する方法です。

費用を抑えてシロアリ駆除ができ、1年を通して行える方法ですが、ニオイやアレルギーが気になる人、ペットや子どもがいる場合は注意が必要です。

【ベイト工法】春から秋にかけてしっかりシロアリ駆除

しっかり巣から駆除を行いたい場合は、ベイト工法がおすすめ。シロアリの毒となるエサを設置し、持ち帰って仲間とエサを食べ合うことで、巣から駆除ができる方法です。とくに、シロアリの活動が活発になる4〜9月の時期に設置してもらえるとよいでしょう。

定期的に管理して行うため、シロアリの予防ができ、薬剤が飛散しないのもメリット。しかし、効果が出るまでに1〜3ヶ月程度かかり、費用もバリア工法に比べて高めなのがデメリットです。

シロアリ駆除は何日かかる?駆除にかかる時間は?

バリア工法

ベイト工法

・20坪で約4時間程度 ・被害が大きいと1日程度かかる場合も

・1作業約2~3時間程度 ・定期点検が必要

「バリア工法」は20坪で約4時間、「ベイト工法」は1作業約2〜3時間程度で実施されます。シロアリ被害が大きい場合や建物や立地が複雑な場合、また施工当日の悪天候などにより、シロアリ駆除の作業時間が長くなることもあります。

スムーズにシロアリ駆除作業を行うには、事前に基礎や床下を片付けておくことや、住宅の間取り図を用意しておくことをおすすめします。

▼ シロアリ駆除にかかる時間を詳しく知りたい方はこちら

シロアリ駆除は自分でも実施できる?

シロアリ駆除は、自分で行うことも可能です。

シロアリを数匹程度見かけたくらいであれば、掃除機で吸いとる方法でシロアリ駆除ができますし、ホームセンターで市販の薬剤も販売されています

自分で駆除する際の方法や被害場所の特定などは、下記の記事で特集しています。注意点やポイントなども詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

▼ シロアリ駆除を自分で実施する方法はこちら

シロアリ駆除にかかる費用は?

一般財団法人『経済調査会』の発表では、シロアリ駆除の相場は1坪あたり10,725円(税込)(※)と公表されていますが、被害状況や作業内容、保証内容、建物の広さなどで金額は変わってきます。

一般的な30坪ほどの住宅の場合、予算としては最低でも約100,000円前後はかかる可能性があります。約200,000円まではかからないケースも多いですが、被害状況や施工範囲によっては、約300,000円ほどかかる場合も。

また、大手の業者やインターネット仲介業者、地域密着型などの業者のタイプによっても異なるため、何社か見積りの依頼を行い、比較するのがおすすめです。

株式会社アサンテ 公式HP参照

シロアリ駆除に補助金は出る?

シロアリ駆除には国、自治体の補助金は基本的にはありません。そのため、駆除を行う際にかかる費用は基本的に自費になります。

しかし、確定申告雑損控除保険などを使って費用を安くできる方法はあります。その際、シロアリ駆除業者に依頼した場合のみ控除を受けられるため、自分でシロアリ駆除する場合には適用外となります。

LIMIAでは、シロアリ駆除にかかる費用を抑えるための記事も掲載しているので、「少しでも費用を抑えたい」と考えている人は、参考にしてみてください。

▼ シロアリ駆除にかかる費用を抑える方法はこちら

シロアリ被害の初期症状を見逃してはだめ!

  • 壁や柱を叩くと軽い音がする
  • 床や畳が軋み、フカフカする
  • 扉の開閉がスムーズにできない
  • 柱や敷居、框(かまち)などが変色している
  • 家の基礎や外壁に蟻道(ぎどう)がある
  • 羽アリが大量発生している

シロアリ被害は、家の変化に気づくことで早期発見できます。例えば壁や柱を叩くと空洞音がしたり、扉の開閉がスムーズできない箇所がある場合は、シロアリ被害に遭っている可能性があります。

上記が主な初期症状になるので、発生していないかチェックしてみましょう。

また、シロアリ被害の初期症状については、下記記事でまとめて紹介しているので、あわせて見てみてください。

▼ シロアリ被害の初期症状についてはこちら

シロアリが発生しやすい場所

シロアリは湿気があるところを好みます。そのため、家屋の中でシロアリが発生しやすい場所は、お風呂や洗面所、キッチンなどの水回りやその付近の床や柱などがあげられます。

また、シロアリが発生する条件として、以下の3項目があります。

・クロアリなどの外敵がいない
・10℃~30℃程度の温度が保たれている
・湿度がある

シロアリは、クロアリや蛙、トカゲなどから身を守るために地中や木材深くに巣をつくります。また、ヤマトシロアリは約10〜30℃程度、イエシロアリは約30〜35℃程度の気温になると活動が活発になるのが特徴です。

加えて、湿度がある床下や洗面所、お風呂場のほかにも日当たりが悪い箇所は、シロアリにとって居心地がよい場所のため、発生しやすくなります。

シロアリ駆除の効果はどのくらいもつ?

シロアリは駆除するだけではなく、寄せ付けないようにすることも大切です。シロアリ駆除の周期は、建物が建ってから約5年に一度のペースで、専門業者に薬剤の散布をしてもらうのをおすすめします。

予防の時期は、羽アリが活発になる4〜7月を迎える前に行うようにすると、専門業者への予約が取りやすく、被害に遭うリスクも低くなります。

シロアリ駆除は専門業者に依頼しよう

シロアリ駆除をしたいという人は、「シロアリ110番」の利用がおすすめです。

1,320円(税込)/㎡〜依頼でき、最短即日対応可能。電話・メールでのご相談は24時間365日受付中のため、シロアリにお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

※66㎡以下のご依頼は一律88,000円(税込)となります
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

シロアリ駆除後にやっておきたい予防法

シロアリを駆除した後も、再び寄り付かないように予防することが大切です。具体的には、以下のような予防法があります。

・ 市販の防除剤を散布する
・ 室内の風通しを良くする
・ 餌になる木材や物を置かない

詳しい予防法については、以下の記事で解説しているのでチェックしてみてください。

シロアリを見つけたら時期に関係なく早めに駆除しよう!

シロアリは気づかないうちに家を侵食しているケースもあり、対策が遅くなってしまうと被害が広まり、費用が高くなってしまう場合があります。

シロアリを見つけたら、時期に関係なく、すぐに駆除することをおすすめします。また、シロアリ駆除の周期は約5年に一度のペースで行うとよいため、駆除後も定期的な対策をしっかりと行いましょう。

シロアリ駆除の時期に関するQ&A

Q1. シロアリ駆除を行う時期はいつがいい?

A. 時期は関係なく、見つけたときに駆除するのがベストです。

シロアリが活発に活動する時期はありますが、断熱性の高い現代の家では、ある程度の気温や湿度が保たれており、シロアリは1年中活動しています。

シロアリ駆除は1年を通して施工することができるので、シロアリを見かけたら時期を問わず、早めに対策をとることが重要になります。

Q2. シロアリ駆除は必要ない?

A. シロアリの食害が進み、家の耐震性や資産価値が下がるため、シロアリ駆除は必要です。

シロアリが発生している場合は、すぐにシロアリ駆除をする必要があります。また、シロアリが発生していない場合でも、定期的に対策や予防することをおすすめします。

Q3. シロアリ駆除は何年おきに行うべき?

A. 防除剤の効果を持続させるには、約5年おきに施工するのがおすすめです。

シロアリの防除剤は、約5年ほど効果が持続します。そのため、5年を目安にシロアリ駆除業者へ調査を依頼し、防除剤の散布をしてもらうことをおすすめします。

シロアリ駆除の時期に関連する記事もチェック

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2025年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

  • 6975
  • 2
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIA編集部の公式アカウントです。手軽な家事の工夫、お得なセール情報、100均グッズ、収納アイデアなど、暮らしに関するオリジナルコンテンツを配信しています。

LIMIA編集部さんの他のアイデア

害虫駆除・害獣駆除のデイリーランキング

おすすめのアイデア