
日本に生息するミツバチは2種類!見分け方や生態・駆除方法を紹介
世界に生息するミツバチは9種類で、そのうち日本にいるのは2種類だけです。ニホンミツバチとセイヨウミツバチの主な特徴や生態、見分け方などもご紹介します。駆除したいときに対応すべき方法も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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日本に生息するミツバチは2種類のみ
世界中に生息するハチの種類は約10万種類以上といわれますが、その中でミツバチは9種類しかいません。さらに日本に生息するミツバチは2種類のみとなっています。
日本に生息しているミツバチは、体が黒っぽく小さめなニホンミツバチと、黄色っぽく大きめなセイヨウミツバチのみ。それぞれの生態や巣を作りやすい場所なども以下で解説するので、家の建物近くにいるミツバチの種類を見分けたいときは参考にしてみてください。
ニホンミツバチの特徴
ニホンミツバチは日本に生息し、昔から養蜂に活用されている種です。セイヨウミツバチに比べて黒っぽく小さめで、屋根裏や地中などの閉鎖的空間や太めの樹木の間に巣を作ることが多いのが特徴。
群れを構成するニホンミツバチの数は数千〜20,000匹ほどで、比較的小さい集団で行動しています。また本州や四国、九州が中心で、北海道や沖縄にはあまり分布していません。
セイヨウミツバチの特徴
セイヨウミツバチは明治以降に輸入された種で、現在は主に養蜂用として全国に広く分布しています。野生ではあまり生息しておらず、ニホンミツバチに比べて気性が荒く攻撃的で刺しやすい傾向があります。
木の枝のような開放的空間に巣を作ることが多く、全体的に黄色っぽい体で大きめなので判別しやすいのが特徴です。約20,000〜40,000匹で群れを成しており、ニホンミツバチよりも大規模です。
ニホンミツバチとセイヨウミツバチの見分け方
上記でご紹介したように、ニホンミツバチとセイヨウミツバチは見た目や巣の場所で見分けることが可能です。ハチを見つけて焦る中で黒っぽいか黄色っぽいかの判別をするのは難しいかもしれませんが、巣が閉鎖空間にあればニホンミツバチ、開放空間にあればセイヨウミツバチのことが多いのがポイントです。
また、養蜂用に輸入されたセイヨウミツバチは日本で野生化していないため、養蜂以外でミツバチの巣を見つけたらほぼニホンミツバチだと判断してよいでしょう。
ミツバチの巣を見つけたときの正しい対処方法を解説
ミツバチに遭遇した場合、まずはあせらず、髪の毛や頭を帽子で隠し、基本的にはハチの巣に近づかないことが大切です。ミツバチは人間の髪の毛や皮膚の匂いに刺激を受けることがあるため、その部分を露出し続けているとミツバチからの攻撃を受けやすくなってしまいます。
また、匂いに敏感という理由で化粧品や整髪剤をなるべく使用しないことも大切なポイントです。なかでも、香水はミツバチの攻撃性を高める危険性が高く、ハイキングや登山などで自然の多い場所に行く際は使用を控えるのがおすすめです。
ミツバチの駆除方法3選
ミツバチを駆除するときの方法は、①駆除業者に依頼するか②養蜂場に引き取ってもらうか、もしくは③自分で駆除するという主に3つの方法があります。一刻も早く駆除したいか、もしくは殺処分はしたくないのかなど自分の希望に合わせて選ぶのがおすすめです。
以下でそれぞれの特徴や意識すべきことなどをご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
ミツバチの駆除業者に依頼する
自分で対処するのが不安な方や、なるべくすぐに駆除したいという方は、害虫駆除の専門業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼した場合、見積もりを出したうえで、適切な処置を行ってくれます。ミツバチが飛んでいるのをよく見かけるが巣を見つけられないという方も、まずは業者に依頼してみてください。
養蜂場や区役所に相談する
駆除の方法に悩む方や、殺すのに抵抗感を感じる方は養蜂場や自治体に相談するのも1つの方法です。
はちみつを作ったり、花粉を運んだりする観点で、ミツバチは人間にとって益虫という見方もできます。場合によっては、養蜂場がそのままミツバチを引き取ってくれる場合もあるため、悩んだ方は相談してみるのがおすすめです。また、ミツバチの巣の規模が大きい場合は、お住まいの自治体が駆除に協力してくれることもあります。
自力で駆除する
ミツバチは比較的大人しい性格と言われていますが、巣を刺激されると集団で攻撃してくる可能性が高いので、所詮ミツバチと侮ることなく注意が必要です。巣が大きいほど蜜も多く、自力では建物に付着したシミを取りきれないケースもあります。
それでも自分で駆除したい場合は、防護服を着たり、防護メガネやマスクなどで身を守るなどして、懐中電灯で巣を照らしながら棒や殺虫剤、ごみ袋などを使って駆除しましょう。
種類を問わずミツバチの巣を放置すると危険
ニホンミツバチかセイヨウミツバチかを問わず、巣を放置することは危険が伴います。ミツバチの巣が他の害虫を引き寄せて結果的に家屋が傷んでしまう可能性がある上に、あやまって刺されてしまう危険性とも隣り合わせなため、ミツバチの巣を見つけた場合はすみやかに駆除をするのがおすすめです。
自分でミツバチの巣を駆除しようとすると、ケガをしてしまうリスクがある上に完全には駆除しきれない可能性もありますが、ミツバチの専門駆除業者に依頼すれば原因や場所を正確に突き止めて適切に駆除してくれるため、基本的には業者への依頼を検討するのがおすすめです。
ミツバチ駆除ならハチ110番がおすすめ
ミツバチを駆除をしたいという人は、「ハチ110番」の利用がおすすめです。
スズメバチは11,1000円(税込)〜、アシナガバチは8,800円(税込)、ミツバチは11,000円(税込)〜依頼が可能。電話でのご相談は24時間365日受付中のため、ミツバチ駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります
ミツバチの種類を知って対処方法をマスターしよう
日本に生息する2種類のミツバチの生態や、巣への対処方法など詳しくご紹介しました。温厚な性格とされるミツバチですが、駆除しないで放置すると建物の劣化に繋がることも!早期の対処が大切なので、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
ミツバチの種類に関連する記事をチェック

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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