
シロアリの初期症状10個!対応方法も紹介
家の中と外で現れるシロアリの初期症状を紹介します。シロアリが発生しやすい家の特徴や予防方法についても解説します。
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家の中のシロアリの初期症状6つ
- 1.壁や柱を叩くと軽い音がする
- 2.床や畳が軋んだりフワフワする
- 3.木屑やふんが落ちている
- 4.ドアやふすまがスムーズに開閉できない
- 5.玄関の框(かまち)が変色している
- 6.お風呂場の柱や敷居が変色している
【1】壁や柱を叩くと軽い音がする
壁や柱を軽くノックするように叩いてみましょう。中が空洞になっているような軽い音がした場合、シロアリの被害に遭っている可能性があります。
シロアリは、家に使われている木材の内部を食害するため、表面に被害がなさそうに見えても被害に遭っているケースもあります。
【2】床や畳が軋んだりフワフワする
床や畳を踏んだときにギシギシと軋んだり、フワフワと柔らかかったりする場合もシロアリが関係している場合があります。
シロアリは床下の木材も食害するため、被害があった場合このような現象が起きるケースもあるので要注意です。
【3】木屑やふんが落ちている
家屋に被害を与えるシロアリのなかに、外来種の「アメリカカンザイシロアリ」がいます。この種類は、1ヶ所にふんを溜める習性があり、蹴り穴という穴を開けて外にふんを出します。
シロアリのふんは、植物の種のような見た目をしており、見分けるのが難しいですが、1ヶ所にこんもりと山になっている場合は、シロアリの可能性があります。
▼シロアリのふんについてはこちらもチェック

【4】ドアやふすまがスムーズに開閉できない
玄関や部屋のドア、ふすまの開閉がスムーズにできない場合、シロアリがドアの枠を食害していたり、シロアリの影響で家全体が傾いている可能性があります。
【5】玄関の框(かまち)が変色している
玄関の框が変色しているときにも、シロアリが関係している場合があります。木造の玄関にある太い框は、シロアリの好物です。玄関まわりで予防をしてないと、シロアリをおびき寄せてしまうこともあります。
【6】お風呂場の柱や敷居が変色している
お風呂場の柱や敷居が変色しているときも、シロアリの被害に遭っている可能性があります。
シロアリは、湿度の高い場所の木材を好んで食害することが多いです。とくに湿気が溜まりやすいタイル張りのお風呂場だと、シロアリにとって最適な環境になります。
家のまわりのシロアリの初期症状4つ
- 1.庭に羽アリがいた
- 2.庭の垣根がぐらぐらしている
- 3.ウッドデッキや枕木にシロアリがいた
- 4.家の基礎や外壁に蟻道があった
【1】庭に羽アリがいた
庭に羽アリがいた場合、すでにシロアリの巣がある可能性があります。羽アリは1つのアリの種類ではなく、シロアリやクロアリが繁殖や新しい住処を探すために変化した姿です。
とくに、4〜9月はシロアリの羽アリが大量発生しやすく、シロアリの巣がいっぱいになっていたり、これから家に住み着いて被害を出すケースもあります。
▼羽アリの見分け方をチェック
【2】庭の垣根がぐらぐらしている
庭の垣根が木製でぐらぐらと不安定になっている場合、シロアリが関係しているケースがあります。木製の物はシロアリの好物なので、垣根が木製の場合は被害に遭いやすいです。
【3】ウッドデッキや枕木にシロアリがいた
庭にあるウッドデッキや枕木でシロアリを発見したときは、すでにシロアリが住み着いていることがあります。
ウッドデッキや枕木はシロアリが生息している土と密接しているため、被害に遭いやすいです。また、ウッドデッキや枕木を食べ尽くすと、隣接している家に移動して食害することもあります。
▼枕木の対策についてはこちらもチェック
【4】家の基礎や外壁に蟻道(ぎどう)があった
蟻道は、シロアリが移動するためのトンネルのような物です。この蟻道を作りながら家の中に侵入します。家の基礎部分や外壁に蟻道があった場合、すでにシロアリが住み着いている可能性もあります。
シロアリの初期症状が出やすい家の特徴
- 湿度が高く、通気性が悪い
- 庭や床下に不要な紙製品や木材などを放置している
- ウッドデッキや木製フェンスがある
- 庭に切り株がある
- 近くに森や沼、池などがある
シロアリの初期症状が出やすい家には、特徴があります。
例えば、シロアリの好物である紙製品や木材、落ち葉などを家のまわりに放置していると、シロアリをおびき寄せてしまいます。また、近隣に森や林、沼や池がある場合もシロアリの被害に遭いやすいです。
シロアリの初期症状があるときの対処方法
シロアリの初期症状が現れたときの対処方法を紹介します。自分でできる方法も紹介するので、参考にしてみてください。
自分でできるシロアリの対策
- 窓を開けるときは網戸を使う
- 夜間は遮光カーテンを使う
- 庭や床下に紙製品や木材などを放置しない
- ウッドデッキや木製フェンスには定期的に薬剤を散布する
シロアリの被害から家を守るには、敷地や室内に入れないことが大切です。例えば、窓を開けるときには網戸を使ったり、夜間はサッシなどの隙間から入ってこないように遮光カーテンを付けたりするのがおすすめ。
シロアリをおびき寄せないためにも、庭や床下に紙製品や木材、落ち葉などを放置しないように心がけるのも大切です。
また、ウッドデッキや木製フェンスもシロアリをおびき寄せる可能性があるので、シロアリが嫌う成分の入った駆除や予防ができる薬剤を散布しておきましょう。

シロアリの被害が手遅れになる前に専門業者に相談しよう
シロアリが自然にいなくなることはなく、放置すればするほど、家の耐久性に問題が発生します。初期症状を見つけたときや、被害が心配なときは専門業者に相談してみましょう。
「シロアリ110番」は、電話やメールにて無料で相談を受け付けています。また、調査も無料で行っているため、気軽に相談しやすいのが魅力です。
シロアリの初期症状に関するQ&A
Q1. シロアリの初期症状とは?
A. 床が柔らかくなりギシギシと軋む。外壁に蟻道があるなど
シロアリの初期症状は、場所によって異なります。例えば、床がフワフワと柔らかくなり、ギシギシと音がする症状は、シロアリが関係している場合があります。
そのほかにも、庭に羽アリが大量発生していたり、外壁に蟻道があったりする場合も要注意です。
Q2. シロアリは自分で駆除できる?
A. 自分で駆除するのは難しい
シロアリの駆除は、種類や状況によって対処方法が異なるため、自分で正しく駆除するのは困難です。シロアリ駆除は専門業者に依頼するようにしましょう。
シロアリの初期症状に関連する記事もチェック
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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