蜂の巣を放置するとどうなる?蜂の種類別の対処法を紹介
蜂の巣ができた場合、放置するか悩む人もいるでしょう。種類によって、様子見でいいものから駆除すべきものまで分かれます。本記事では対処法と蜂の巣を放置した際のデメリットを紹介します。
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蜂の巣を放置することのデメリット3選
- ハチに刺される可能性がある
- 幼虫を狙って他の害虫が近づいてくる可能性がある
- 近隣に迷惑をかける可能性がある
1. 蜂に刺される可能性がある
蜂の巣を放置すると刺される危険性が高まります。特に、スズメバチは蜂の中でも獰猛で毒性が強い生き物です。
万が一刺されてしまった場合、激しい痛みを感じるだけでなくアナフィラキシーショックを起こして死に至ることも考えられます。スズメバチの巣を見つけた場合には決して近づかないようにしましょう。
2. 幼虫を狙って他の害虫が近づいてくる可能性がある
蜂の巣を放置しておくと、幼虫を狙って他の虫が増える可能性が出てきます。ムカデや他の大きな蜂が寄ってくる危険性もあり放置は避けた方が良いでしょう。
特にミツバチは採ってきた蜜を巣に貯める習性があるため、その香りに反応して他の害虫が寄ってきます。
また、ミツバチの巣から落ちた蜜がシミになるなど、家を傷める可能性もあるため注意が必要です。
3. 近隣に迷惑をかける可能性がある
蜂の巣を放置すると、自分が危険なだけでなく周囲も危険にさらすことにもなります。
自分の敷地にできた蜂の巣により近隣が被害を被ってしまった場合、責任の所在は所有者にあります。損害賠償請求されてしまうケースもありトラブルに発展しかねません。
蜂の生態や蜂の巣について種類別に紹介
蜂の特徴や巣の形態について、以下の4種類を紹介します。
- ミツバチ
- スズメバチ
- アシナガバチ
- ドロバチ
【1】ミツバチ
ミツバチは、種類にもよりますが体長はおよそ1cm台の寸胴体系で、黒っぽい色をしています。
巣は板のようなものが連なってぶらさがっており、大きいと約1mになることもあります。またミツバチは集団で越冬できるため、冬になっても巣の中にいる可能性が高いです。
【2】スズメバチ
- スズメバチは蜂の中でも非常に攻撃性が高く危険
刺されると影響も深刻なため、むやみに近づくのは避けましょう。種類にもよりますが胴体部分が濃いオレンジ色です。
初期の巣は入り口部分が細い筒状で、完成に近づくとマーブル模様の丸い形になっていきます。大きな巣だと約80cmになることもあります。女王バチ以外のスズメバチは冬の寒さに耐えられないため、越冬できません。
【3】アシナガバチ
- スズメバチより攻撃性は低いが、毒針をもち危険
アシナガバチはスズメバチ科のハチです。スズメバチより攻撃性は低いですが獰猛ではないものの毒針はついているため、近づかないようにしましょう。
巣の特徴は六角形の穴がむき出しで、シャワーヘッドのような形をしています。大きさは約15cmほどに育ちます。寿命は羽化してから約1ヵ月と短いのが特徴です。
【4】ドロバチ
- ドロバチの性格は温厚で毒性はアシナガバチより弱い
体は全体的に黒がベースで黄色のラインが入っているのが特徴で、巣の形態は大きく2つに分かれます。
1つは土の中に泥のような塊を作るもので、もう一方は竹など筒状の内側に泥でしきりを作るタイプです。
汚れに見えることがほとんどですが、出入りするための穴が空いているため、見かけたら刺激しないようにしましょう。
ドロバチの活動時期は6月から10月頃くらいまでとされています。巣に卵を生んで餌を入れ終わると入り口を閉じてしまい、成虫は飛び去っていきます。
ミツバチ以外は基本的に蜂の巣を放置しない方がいい
特に5月以降は蜂が活発になる時期なので攻撃性が増し、危険です。時期がくる前に対処しましょう。
また、冬になるとスズメバチやアシナガバチ巣は空になることもあります。ただ、可能性は低いですが、越冬した女王蜂が再び巣に戻ってくることもあるため放置は禁物です。
ミツバチも家の中に巣を作った場合は、腐食の原因にもなるため放置せずに駆除するのをおすすめします。
放置せず自力で蜂の巣を駆除できるかの判断ポイント4つ
蜂の巣を放置せず自力で駆除する場合に気をつけるポイントとして以下の4つを紹介します。
- 1.攻撃性が高い時期を避ける
- 2.巣の大きさは約15㎝まで
- 3.手に届く範囲の巣にする
- 4.スズメバチは自力で駆除しない
判断に迷う場合はちゅうちょせずプロに相談しましょう。
1. 攻撃性が高い時期を避ける
- NG時期:春過ぎから秋頃|スズメバチやアシナガバチ、ドロバチ
- NG時期:冬|ミツバチ
スズメバチやアシナガバチ、ドロバチは春過ぎから秋頃にかけて営巣します。その時期は攻撃性が高いため、自力での駆除には不向きです。
ミツバチは集団で越冬でき、攻撃性が増します。そのためミツバチの自力駆除は冬は避けるようにしましょう。
2. 巣の大きさは約15㎝まで
自力で蜂の巣を駆除する場合、大きくても約15cmまでに限定しましょう。
それ以上大きくなってくると蜂の数も増え、危険性も比例します。その場合はプロに相談すると良いでしょう。
巣が小さなうちは蜂の数も少ないため駆除作業が楽であるだけでなく、費用も抑えられるため、早めの相談がおすすめです。
3. 手に届く範囲の巣に限定する
- ハシゴを使うような場所、屋根裏などの閉鎖空間にある巣は避ける
自力で駆除する場合は、身動きが取りやすく楽に巣へ手が届く範囲にしましょう。万が一失敗してしまった時に逃げやすいからです。
ハシゴを使うような場合は、駆除の際の危険性のほか落下してケガをする可能性もあります。
屋根裏などの閉鎖的な空間は薬剤が充満しやすいため、誤って吸ってしまう危険性もあり注意が必要です。
4. スズメバチは自力で駆除しない
見つけた巣がスズメバチのものだった場合は自力駆除は避け速やかにプロに連絡しましょう。スズメバチは非常に獰猛で集団で襲ってくる可能性があります。
ドロバチの巣だと思っていても稀にオオスズメバチの巣であることもあり、大変危険なため、慎重に判断をしましょう。
放置せず自力で蜂の巣を駆除する際に用意するもの
自力で駆除する場合、刺されるリスクを軽減するためにも準備は入念に行いましょう。
準備するものは以下の通りです。
- 蜂が嫌がる成分を配合した市販の殺虫剤
- 防護服
- 手袋
- 長靴
- 長さのある棒
- 赤のセロハンをつけた懐中電灯
- 2重にした袋
防護服は自治体によって無料貸出してくれる場合もあるのでまずは問い合わせてみましょう。
上記を用意するのに時間がかかったり、用意自体ができなかったりする場合は自力駆除は避け、プロに相談するのがおすすめです。
蜂の巣を自力で駆除する手順
まず日中に蜂の巣がある場所を正確に把握し、蜂の活動が鈍くなってくる日没後2〜3時間後に作業を開始しましょう。
手順は以下の通りです。
- 1.防護服、手袋、長靴を着用し肌の露出箇所がないか確認
- 2.まずは巣の表面に向かって約2~3m離れた場所から殺虫剤を約3分噴射する
- 3.徐々に巣穴に近づき入り口付近を約3分ほど殺虫剤を噴射する
- 4.蜂の駆除が完了したら巣の下に2重にした袋を設置し、棒でつついて巣を落とす
- 5.袋にも殺虫剤を噴射する
- 6.袋を縛って可燃ごみとして出す
殺虫剤を使用する際は必ず使用方法を守りましょう。
自分には難しいと少しでも感じた場合は、プロに相談してみるのがおすすめです。決して無理はしないようにしましょう。
蜂の巣を作らせないための予防策
蜂の巣の駆除が完了したら、再び巣を作らせないよう対策することが大切です。蜂の巣ができる可能性がある箇所は以下の通りです。
- 屋根裏
- 軒下
- エアコンの室外機
- 通気口周辺
- 床下
- 窓の下部分
- 網戸
- 生垣
蜂の活動が本格的になる5月より前に、上記の箇所を中心に木酢液やハッカ液、市販の薬剤をまくようにしましょう。
通気口の穴から侵入できないよう、細かい網目のものを設置するなどの工夫も必要です。
蜂の巣を放置していいか迷ったらプロに相談しよう!
ハチ110番
蜂の巣を見つけて困っている方は、「ハチ110番」の利用がおすすめです。
スズメバチは11,1000円(税込)〜、アシナガバチは8,800円(税込)、ミツバチは11,000円(税込)〜依頼が可能。電話でのご相談は24時間365日受付中のため、ハチ駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
※巣の場所がわからない、取り出せない・高所などの特別な場合別途料金がかかる場合があります
ハチ駆除バディ
「ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。
8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円(税込)から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。
電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。
蜂の巣の放置はできるだけ避けプロへの駆除依頼の検討も
蜂の巣を放置すると、自分だけでなく他人にも迷惑をかけてしまう可能性があります。
見つけたら迅速に対処しましょう。自分で駆除ができる場合もありますが、少しでも不安な場合はプロへの相談をおすすめします。
蜂の巣に関する記事をチェック
※本記事で紹介した作業を行う際には危険を伴う可能性がありますため、怪我や事故などに十分ご注意の上で作業を行うようにしてください。
※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※ 画像は全てイメージです。
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