
シロアリ駆除の保証内容は期間・修理保証・再施工保証が大事!一般的な保証期間や内容を解説
害虫駆除業者にシロアリ駆除を依頼する際は、施工後の保証内容や期間も確認が必要です。一般的な保証内容や、保証期間中であっても適用外となってしまうケース、業者の選び方などを解説します。
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一般的なシロアリ駆除の保証内容
- 再施工保証
- 建物の修理費用の補償
害虫駆除業者によっては、シロアリ駆除や予防の際に保証が付帯されていることがあります。
シロアリ駆除の一般的な保証は、再施工保証と建物の修理費用の補償の2つ。再施工保証とは、駆除後にシロアリが再発してしまった場合、再度対応してくれるという内容のもの。建物の修理費用の補償保証というのは、期間中に被害が出て建物の修理が必要になった場合、費用を補償してくれるというものです。
保証内容は業者によるので、駆除を依頼する前に確認しておきましょう。
シロアリの再発に備えた施工保証
施工保証は、シロアリ駆除後、保証期間中に被害が再発してしまった場合に再度駆除してもらえる保証です。
シロアリが大量発生してしまった際は1回の施工で駆除しきれない場合があるため、施工保証や点検を行なってくれる駆除業者だとすぐ対処できるので安心です。
被害が発生した際の建物の修理補償
「保証期間内にシロアリが再発して住宅に修理が必要な箇所ができてしまった」また「予防施工をしてもらったのに被害が発生し、壁や柱が食べられてしまった」という場合、建物の修復工事の費用を負担してくれる保証もあります。
費用の上限の目安は、300万〜1,000万円前後と業者によってさまざまであり、対応している駆除業者は少ないのがポイントです。

シロアリ駆除の保証期間は約5年
シロアリ駆除に使われる薬剤の効果が約5年で切れることから、保証の期間は5年が目安となっています。
過去には、10年ほど効果が続く薬剤があったことから保証期間も長く設けている業者もあったようですが、健康被害の影響から10年以上効果の出る薬剤は使われなくなったため、近年は安全性を意識した保証期間となっているのです。
シロアリの駆除法によって期間は変化
特徴 | 保証期間 |
|
バリア工法 | ・被害のある場所に薬剤を直接散布する駆除方法 ・即効性がある ・臭いやアレルギーが気になる方は注意 | ・5年 |
ベイト工法 | ・駆除剤を入れたエサを地面に埋めて巣ごと駆除する方法 ・薬剤が飛散しない ・効果が出るまで時間がかかる | ・1〜5年 |
ちなみに、シロアリの駆除方法によって、保証期間が異なる場合があるので注意しましょう。
薬剤を散布するバリア工法の場合は、薬剤の効果の持続期間から5年となっていますが、ベイト工法の場合はエサを定期的に補充しないといけないため、1〜5年と業者によってさまざまです。
シロアリ駆除の保証を使う場合の費用は?
シロアリ駆除後に被害が発生してしまい施工保証を利用する際、費用は基本的には無料となっています。
しかし、駆除業者によっては追加で料金がかかることがあるので注意。駆除したときの金額より割引で再施工できる内容だったという場合もあるので、具体的な金額は駆除を依頼する前に業者に確認しておくと安心です。
シロアリ駆除の保証が対象外になるケースに注意!
- 1.別の駆除業者に施工を依頼した場合
- 2.駆除業者に無断で増改築した場合
- 3.施工時と違う種類のシロアリが発生した場合
- 4.保証期間中に起きた雨漏りを放置した場合
シロアリ駆除の保証期間内でも、場合によっては保証が適用されないケースがあります。
ここからは、駆除後の注意点をまとめたので確認しておきましょう。
【1】別の駆除業者に施工を依頼した場合
シロアリを駆除したあと、「自分で薬剤を散布した」「別の業者に駆除を依頼してしまった」という場合は保証が対象外になってしまうことがあります。
駆除業者が保証できる範囲は自社で施工した範囲となるため、ほかの薬剤を使用して状況が変ってしまった場合や、どの施工が原因でシロアリが発生したか分からなくなってしまう場合は対処が困難になってしまいます。
【2】駆除業者に無断で増改築した場合
シロアリ駆除をしてから、家を無断で増改築した場合も保証が適用されません。
理由は、増改築したことで消毒できていない部分が新しくできたり、施工した部分がなくなってしまったりするため。保証期間中に家を改築する際は、業者に相談しましょう。
【3】施工時と違う種類のシロアリが発生した場合
駆除業者の保証は、日本に多く生息している「ヤマトシロアリ」や「イエシロアリ」による被害を対象としている場合があるので注意。
例えば、外来種の「アメリカカンザイシロアリ」が発生した場合は、発見や駆除が難しいため対象外になってしまう場合があります。
保証書に対象の種類が記載されていますが、シロアリが発生した際に種類をすぐ判断するのは難しいため、駆除業者に相談してみることをおすすめします。
【4】保証期間中に起きた雨漏りを放置した場合
保証期間中に起きた雨漏りを放置したことが原因でシロアリが再発した場合、保証が適用されないことがあります。
シロアリは湿気のある場所に集まりやすいため、シロアリが発生しやすい状況を作ってしまった責任があることや、雨水によって薬剤が流れてしまうことが理由です。

シロアリ駆除業者を選ぶ際は保証についても確認しよう
害虫駆除業者にシロアリ駆除を依頼する際は、駆除方法や費用面を意識してしまいますが、施工の不備や被害が再発した際にスムーズに対応してもらえるように保証が付いているかもチェックしましょう。
また、「保証内容は変更される場合がある」と注意書きがあることが多いので、保証内容や保証期間を事前に確認しておくことが大切です。
駆除業者が賠償責任保険に加入しているかをチェック
害虫駆除業者を選ぶときは、その業者が「シロアリ賠償責任保険」に加入しているか確認してみましょう。
シロアリ賠償責任保険とは駆除業者が加入できる保険。この保険によって再施工や建物の修理費用を補償できる仕組みになっています。
過去の施工実績や口コミを参考にしてみる
公式サイトやほかのサイトで、害虫駆除業者の施工実績や口コミもあれば参考にしてみましょう。
「保証が付いていたのに対処してもらえなかった」という評判や、無料点検と言って突然家に訪れてその場で契約を迫ってくる、定期点検で再訪した際に水道管や内装など多くの追加工事を勧めてくるという業者には注意しましょう。
シロアリ110番に相談してみよう!
「シロアリ110番」は、シロアリ駆除や予防を行う専門業者で、施工後に5年の保証(※)が付いています。
電話やメールで24時間相談ができ、被害状況の調査や施工にかかる費用の見積もりを出してくれます。公式サイトに過去の事例も紹介されているのでチェックしてみてくださいね。
※作業内容や加盟店によって対応できない場合があります。
シロアリ駆除の保証に関するQ&A
Q1. シロアリ駆除の保証内容は?
A. 施工保証や建物の修理費用を負担してくれる保証が一般的です。
業者によって保証の有無や保証内容、期間はさまざまなので施工を依頼する前に確認しておきましょう。
Q2. シロアリ駆除の保証期間は何年?
A. 一般的な保証期間は最大で5年です。
シロアリ駆除に使われる薬剤の効果が切れるタイミングで保証期間を設けている業者が多いです。
また、駆除剤入りのエサを使った駆除方法の場合は、こまめにエサを補充するため、1〜5年と業者によって異なります。
Q3. シロアリ駆除の保証期間が過ぎたら再施工すべき?
A. 5年ごとに再施工をすることが望ましいです。
シロアリ防除の薬剤の効果は約5年と言われているため、被害を防ぐためには5年に1度を目安に再施工することをおすすめします。
シロアリ駆除に関する記事はこちら

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像はイメージです。
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