残暑を乗り切るお酢パワー！果実酢ドリンクとジャムの作り方

疲れや食欲不振に効くお酢のチカラ

身体にいいと言われるお酢。特にお酢の持つ食欲増進や疲労回復といった効果は、残暑があったかと思えば、急に冷え込んだりする季節の変わり目に起こりやすい体調不良にぜひ取り入れたいものです。

とはいえ、お酢をそのまま飲むのは美味しくないし、毎度毎度料理に取り入れるのも難しい…。そこでおすすめしたいのが果実酢。ツンとした独特なお酢の香りを和らげ、フルーツの甘さと香りで飲みやすくなります。りんご酢やブルーベリー酢といった市販の果実酢もありますが、実は、自分でも簡単に手作りできるんです。

瓶に入れて待つだけ。とっても簡単な果実酢の作り方

果実酢はとても簡単に作れます。穀物酢（200ml）と氷砂糖（200g）とお好みのフルーツ（120g）を消毒した瓶に入れたら、あとは1週間から10日ほど常温で置いておくだけ。時間とともにお酢の色が濃くなり、フタを開けると、ふわっとフルーツの香りが漂います。独特なお酢の香りはやや和らいでいて、とても美味しそう。

今回作ったのはキウイフルーツとパイナップルの2種類の果実酢です。フルーツはバナナやブルーベリー、りんご、桃、梅などお好みのものでOK。旬の果物を選ぶといいかもしれません。

また、お酢や甘味料の種類で香りが味に変化がつきます。黒酢やワインビネガー、黒糖やはちみつなどでもOK。オリジナルの味を楽しむことができます。

できあがった果実酢は、中のフルーツを取り出して、冷蔵庫で保存することをおすすめします。お酢は基本的に常温で腐ることはありませんが、フルーツからの水分などでカビが発生することがあります。冷蔵庫に入れておけば、一年以上置いておいても大丈夫です。

果実酢サワーで身体も心もすっきり爽やか

できあがった果実酢は水割り、お湯割り、牛乳割りなどにして飲むことができますが、個人的には炭酸割りにした果実酢サワーがおすすめ。口の中で弾ける炭酸とお酢の酸味の相性がよく、暑いときにはさっぱりとした清涼感があります。

他にもドレッシングに使ったり、ヨーグルトやアイスクリームにかけて食べるのも◎。ただし、お酢の取り過ぎは胃を傷めてしまうことがあるので、一日に15～30ml程度、飲み物にするなら5倍以上に薄めて飲むようにしてください。

残ったフルーツも食べ切ろう。フルーツジャムの作り方

果実酢から取り出したフルーツも捨ててしまったらモッタイナイ。そのまま食べても甘酸っぱくて美味しいですが、全部食べきるのは大変です。長く保存したいなら、ジャムしてしまうのがおすすめです。

フルーツの分量の半量の砂糖を加えます。ジャム作りにはレモンを加えることが多いですが、すでにお酢が入っていて、色も新鮮なフルーツのようには保てないので、不要です。

鍋で煮詰め、とろみがついたら、ジャムの完成。パンに塗ってヨシ、ヨーグルトに入れてヨシ。おすすめなのはクリームチーズと合わせたカナッペ。ほのかな酸味ととろけるチーズの口溶けがよく合います。ぜひお試しください。