羽アリの対策法!発生の原因や応急処置まで解説
自分でできる羽アリの対策法を中心に、羽アリはどこから家のなかに侵入してくるのか、見分け方などを解説します。羽アリを見かけた場合はシロアリ、クロアリどちらかの可能性があるため、発生時期や見た目で判別して駆除しましょう。
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羽アリが発生する原因は?
- 新しい巣を見つけるため
- 光に集まる習性があるため
- 高温多湿の場所があるため
羽アリが発生する原因は、新しい巣を作るため。多くの数が一斉に飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」という習性があり、4〜7月ごろを中心に発生します。
このとき、羽アリは光がある場所や湿度がある暖かい場所に集まりやすいのが特徴。窓から漏れる明かりや、お風呂場や洗面所など湿度が高い場所を目がけて飛んできてしまうのです。
羽アリを寄せ付けない対策方法4つ
- 1.遮光性のあるカーテンに替える
- 2.小さい網目の網戸に替える
- 3.湿気が高い場所を作らない
- 4.木材を外に放置しない
【1】遮光性のあるカーテンに替える
羽アリは光に集まりやすい「走光性」という習性があるため、夜はカーテンを閉めて光が漏れないようにすることが大切。
室内の光を外に漏れにくくする効果がある遮光カーテンを取り入れるのもおすすめです。
【2】小さい網目の網戸に替える
羽アリの種類によっては2mm前後と小さいものもいるため、窓の隙間をテープで塞ぐ、網戸の網目を細かいサイズに替えることも羽アリ対策として有効です。
網戸の網目は、「メッシュ」という単位で目の細かさが異なり、18、20、24……と数字が大きくなるにつれて網目が小さくなります。
小さな羽アリの侵入を防ぐには、網目のサイズが0.84mmの「24メッシュ」以上のものがおすすめ。
【3】湿気が高い場所を作らない
羽アリは、湿気が溜まりやすい場所に住みつきやすいため、押入れや玄関まわりなどに除湿剤を設置して湿気対策をしましょう。
特にトイレや浴室、キッチンなどの水まわりは湿度が高くなりやすいため、定期的に換気扇をつけたり窓を開けたりしておくのもポイントです。
【4】木材を外に放置しない
羽アリの好物となる木材や段ボールを庭に放置しておくと、羽アリが集まってきて巣を作られてしまうことがあります。
特に家のなかに侵入しやすい外壁や基礎周辺に木材を置かないように手入れをして、羽アリが住みつきにくい環境にしておきましょう。
羽アリがシロアリかクロアリか見分ける方法
シロアリ(羽アリ) | クロアリ(羽アリ) |
|
触覚 | ・真っ直ぐで数珠状 | ・「く」の字に曲がった形状 |
胴体 | ・くびれがなく直線的 | ・くびれがある |
羽 | ・羽の模様が見えにくい ・4枚とも大きさはほぼ同じ | ・羽が透明で模様がはっきりしている ・前側の羽が大きく、後ろは小さい |
発生時期 | ・4〜9月ごろ | ・5〜11月ごろ |
羽アリを見かけてしまったら、まずは慌てずにシロアリなのか、クロアリなのかを見分けることが大切です。
見分けやすい特徴は、「胴体のくびれ」と「前方の羽の大きさ」。ずん胴で前後の羽の大きさがほぼ同じ場合は、シロアリの羽アリである可能性があります。
また、シロアリの羽は取れやすいため、半透明の羽だけが地面に落ちている場合も近くにシロアリが生息しているかもしれないので注意しましょう。
羽アリに似た虫の可能性もあるので注意
発生した虫が、実は羽アリではなくハチやハエなど別の虫だったという可能性もあるため、体の形状や羽、色に注目して判断してみましょう。
しかし、パッと見た限りでは種類を見分けるのが難しい場合もあるので、不安なときは害虫駆除業者に相談してみるのがおすすめです。
羽アリが発生した場合の駆除方法
- 粘着テープやティッシュで対処する
- 水や熱湯をかける
- 殺虫剤スプレーやくん煙剤の使用は控える
ここからは、目の前の羽アリに対して有効な対処法を紹介します。
シロアリの羽アリが発生した場合は、住宅への被害を少なくするためになるべく早めに駆除をする必要がありますが、床下や柱の内部など目に見えない場所に住みついている可能性もあるため自分で完全に対処するのは困難。
応急処置で留めておき、駆除は専門の駆除業者に任せましょう。
クロアリの場合は殺虫剤を使用できますが、巣から駆除しないと再び発生することがあるため、被害が心配な方は害虫駆除業者に相談するのをおすすめします。
※クロアリに駆除剤を使用する際は、商品の使用範囲を守り、子どもやペットの接触や誤飲、火災などの事故に十分気をつけてください。
粘着テープやティッシュで対処する
羽アリが家のなかにいる場合は、粘着テープやガムテープ、ティッシュを使って取り除きましょう。
粘着テープやガムテープなどで捕獲しておくことで、シロアリかクロアリかどうか観察しやすいといった点や、駆除業者に依頼する際にも業者の方が種類を判別しやすくなるメリットがあります。
水や熱湯をかける
屋外やキッチン、お風呂場などの水まわりで羽アリを数匹見かけたという場合は、シャワーの水圧や70〜100℃ほどの熱湯で対処が可能です。
熱湯を使う際はやけどに気をつけながら退治してください。
殺虫剤スプレーやくん煙剤の使用は控える
シロアリの羽アリを大量に見かけた際は殺虫剤で急いで駆除したくなりますが、殺虫剤には羽アリが苦手な成分が含まれており、危険と感知した羽アリが逃げてしまうため、殺虫剤スプレーやくん煙剤の使用は控えましょう。
逃げた羽アリは、巣の奥へ逃げこんで見つかりにくくなってしまったり、ほかの場所へ移動して被害をさらに広げてしまったりすることがあります。
本格的な羽アリ対策は駆除業者に相談するのがおすすめ
羽アリ対策をしても、目に見えない箇所まで予防や駆除を自力で行うのは困難です。
また、床下や屋根裏などに入って作業をするのは危険なので、羽アリの予防や駆除は害虫駆除業者に依頼してみましょう。
シロアリ110番に羽アリの相談をしてみよう
「シロアリ110番」は、シロアリの駆除や予防を行なってくれる専門の駆除業者。
「シロアリに巣を作られていないかチェックして欲しい」「家で見かけた羽アリがシロアリかどうか分からない」といった場合は、電話やメールで相談を受け付けているので、チェックしてみてください。
羽アリ対策に関するQ&A
Q1. 羽アリの対策方法は?
A. 遮光カーテンや網目の小さい網戸に替える、湿度対策などが羽アリの予防につながります。
羽アリが集まりやすい光がある場所や湿気の高い場所を作らないことがポイント。家のまわりに木材や段ボールを放置しないことも羽アリ対策として効果的です。
Q2. 羽アリはどうやって外から侵入してくる?
A. 窓や網戸の隙間、水まわりが侵入口となることがあります。
体長が小さい種類の羽アリは、窓や網戸のわずかな隙間から入ってしまうことがあります。また、雨漏りをしている箇所やキッチン、トイレなど湿度の高い水まわりも発生しやすいです。
Q3. 羽アリが発生したらどうすればいい?
A. 粘着テープやティッシュ、熱湯などで対処しましょう。
市販の殺虫剤や駆除グッズを使うと羽アリが逃げやすいため、粘着テープやティッシュなどで退治しましょう。
床下や柱内部など見えない箇所に潜んでいる場合もあるため、本格的な駆除は専門業者に依頼するのが安全です。
羽アリ対策の関連記事はこちら!
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像はイメージです。
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