カイガラムシのおすすめ駆除方法6選!植物に侵入させない予防策もご紹介

観葉植物や野菜などを育てている際、害虫駆除で厄介なのがカイガラムシ。とくに初めて目撃した方にとっては、駆除の仕方で困惑することでしょう。本記事では、カイガラムシのおすすめ駆除方法6選と予防策をご紹介します。

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カイガラムシとは?

カイガラムシは、野菜や果樹、庭木、観葉植物など、ありとあらゆる植物に寄生する虫です。体長は約2〜10mmとなっており、口ばしを茎に刺して植物の栄養を吸収します。

一口でカイガラムシといっても、その種類はさまざま。約400種類以上もおり、硬い身体皮をまとった「カタカイガラムシ」や綿毛のような身体が特徴の「コナカイガラムシ」など異なる形態のカイガラムシがたくさんいます。

5月~8月にかけて繁殖しやすい

カイガラムシは、5月〜8月にかけて活発に活動します。とくに暗く湿った所は繁殖のリスクが高くなるので注意しなければなりません。

冬になるとカイガラムシは冬眠し活動しなくなりますが、冬眠しない場合もあるので気を付ける必要があります。

3月下旬になると気温の上昇とともに活動し始めるので、桜が咲く時期になるとカイガラムシによる被害も増え始めます。

排泄物で植物がダメージを受ける

カイガラムシが集まってくることで、排泄物による被害を受けやすくなります。カイガラムシの排せつ物に含まれている糖分は、カビの発生や他の害虫の発生の引き金となるため植物が枯れやすくなります。

とくにカビの発生はすす病やこうやく病といった病気にかかりやすくなるので、カイガラムシを発見した際は早急に駆除しなければなりません。

カイガラムシが部屋に侵入する原因

カイガラムシは部屋の中の植物にも寄生します。

外から侵入してくるイメージが強いかもしれませんが、実は意外な場所からカイガラムシが侵入してくるため、注意しなければなりません。

では、具体的にどのような場所から植物に侵入してくるのか1つずつ見ていきましょう。

風に運ばれてくる

カイガラムシは身体が軽いため、風に運ばれやすいです。とくに綿毛のような身体つきをした「コナカイガラムシ」は、ちょっとした風でもすぐに飛んで行ってしまいます。

風に乗ったカイガラムシは自宅の窓から侵入してくるため風の強い日は窓を閉め切るのが望ましいでしょう。

服に付着し植物に移る

外から侵入してくるイメージがあるカイガラムシですが、実は人の服に付着して移動することがよくあります。あまりの小ささゆえに服に付着していることに気が付かない人は多いはずです。

しかし、カイガラムシの付着に気が付かずに観葉植物に近づくと寄生する可能性が高くなります。そのため、家に入る時は注意しなければなりません。

カイガラムシが好む環境が整っている

カイガラムシは、暗くて風通しが悪いところを好みます。そのため室内の日当たりが悪い場所に集まりやすいです。

外であれば草木が生い茂った場所や日陰などに発生することが多いです。

さらに日当たりが良さそうな所でも、葉っぱの裏など陰になる場所にびっしり住みついている可能性があるため注意しなければなりません。

カイガラムシのおすすめの駆除方法6選

植物の健康を維持させるためには、早急な駆除が必須です。しかしカイガラムシは幼虫と成虫では駆除方法が異なるため、成長にに合わせて駆除対策を練らなければなりません。

ここからはカイガラムシの幼虫と成虫ごとに、おすすめの駆除方法6選をご紹介します。

1. 幼虫にはカイガラムシ専用の駆除スプレーをかける

カイガラムシが幼虫の段階であれば、殺虫剤を使った駆除がおすすめです。

とくにカイガラムシ専用の殺虫剤は強力ジェット噴射できるものが多くあり、高い場所の植木にも殺虫剤を浸透させられます。

ものによってはカイガラムシが苦手とする忌避剤が含まれているので、予防アイテムとしても利用可能です。

2. 木酢液を散布する

木酢液とは、木炭の製造で発生する煙を冷やし液体化したものです。木酢液は山火事のような焦げ臭さと酸っぱい臭いを持ち合わせており、殺菌・殺虫効果が高いです。

木酢液を使用する際は、空のスプレーボトルに液体と水を入れて濃度を薄めるのがポイント。原液のまま散布すると植物自体にもダメージを与えてしまうので、必ず水で薄めましょう。

1リットルの水に対して、小さじ2杯程度に原液を混ぜるのが望ましいです。

3. 牛乳を吹きかける

殺虫剤や木酢液などに抵抗がある場合は、空のスプレーボトルに牛乳を入れて吹き付けるのがおすすめです。

カイガラムシの幼虫に牛乳を吹き付けると、乾燥とともに気孔を塞ぐため窒息死させられます。

ただし室内で散布すると牛乳臭さが充満するため、外の植物に使用するのが望ましいでしょう。

4. 成虫は固いブラシで落とす

カイガラムシの成虫は硬い殻で身体をまとっているため、殺虫剤や牛乳などでは駆除するのが難しいです。

もし落とせない場合は、硬めのブラシを使用しましょう。使わなくなった歯ブラシなどが無難です。

ブラシによる駆除の際は、力の入れ過ぎと擦りすぎに注意が必要。ブラシで強く擦ってしまうと植物の表面が傷だらけになってしまうので、優しくなでるようにカイガラムシの成虫を落としましょう。

5. 落ちない場合は剪定する

カイガラムシがびっしり住みついていたり、ブラシでも落とせなかったりした場合は、枝を切り落とすのが効果的です。

ただし枝の種類によっては切り落としができないものもあるので、剪定できる枝の種類かどうか事前に確認しなければなりません。

綺麗に剪定した後は、植物全体に水をかけましょう。その際、葉っぱの裏に卵や残ったカイガラムシがいないか確認してみてください。

※刃物を取り扱う際には、使用方法、置き場所などに注意をし、慎重に作業を行ってください。また、お子さまがいらっしゃる場合には近くで作業をしないようにするなど、十分ご注意ください。

6. 天敵を配備する

カイガラムシの駆除に苦戦している場合には、天敵を配備させてみましょう。とくにテントウムシはカイガラムシを捕食してくれるためおすすめです。カイガラムシを全て駆除するまでには時間がかかりますが、自然な状態で駆除できます。


ただしテントウムシの種類全てがカイガラムシを捕食するとは限らないので、事前に生態をチェックしましょう。

カイガラムシを発生させないための予防策

幼虫と成虫ではカイガラムシの駆除方法は異なりますが、できれば最初から植物に近づけたくないところです。ここからは、カイガラムシを発生させない予防策をご紹介します。

植物に水を与える

カイガラムシの予防には、こまめな水やりが効果的です。


植物にホコリやゴミなどが溜まっているとカイガラムシが集まりやすくなります。そのため、カイガラムシの予防には水やりで植物を綺麗に整えることが重要です。


ただし水やりをし過ぎてしまうと植物が腐ってしまうので、適度な量で済ませましょう。

自宅に帰ってきた後は着替える

カイガラムシは服に付着していることが多いので、自宅に帰ってきた際はすぐに着替えましょう。


着替えをした後は、粘着テープでカイガラムシを落とすか、洗濯機で洗うのがおすすめです。

風通しの良い場所に植物を置く

カイガラムシは風通しの悪い場所を非常に好みます。少しでもカイガラムシの繁殖を抑えるためにも、風通しの良い場所に植物を配置しましょう。できれば湿気が溜まりにくい場所が望ましいです。

植物にカイガラムシが付着していないか確認する

カイガラムシの予防には、こまめなチェックが欠かせません。植物に水やりをする際は、葉っぱにカイガラムシが付着していないか念入りに確認しましょう。とくに茎や葉っぱの裏などは見落としがちなスポットなので注意が必要です。


もしカイガラムシを確認した場合は、早急に駆除しましょう。

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カイガラムシを駆除し植物を健康なままにしよう!

本記事では、カイガラムシのおすすめ駆除方法6選と予防策をご紹介しました。カイガラムシはそのまま放置すると植物にダメージを与えてしまうので、早めの駆除が得策です。カイガラムシの駆除で苦戦されている方は、ぜひ参考にしてみてください。


※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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