ハツカネズミの特徴|生態や予防方法・ペットとして飼えるかまで解説
家やお店で見られるネズミには、ハツカネズミ、ドブネズミ、クマネズミなどの可能性があり、それぞれ特徴や効果的な対策が異なります。本記事ではハツカネズミの特徴や生態、予防策を紹介します。
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ハツカネズミの見た目の特徴
【特徴1】大きさは5〜10cm、色は白や褐色など様々
ハツカネズミの大きさは5~10cm程度と小さく、体の色は白色、灰色、褐色、黒色です。
フンは米粒ほどの大きさで尖っていて、体臭はカビ臭く、甲高い鳴き声なのもハツカネズミの特徴です。
【特徴2】1円玉ほどの小さなすき間からでも侵入できる
体が小さいことから、建物の小さなすき間から入り込み、すき間に巣をつくります。
雑食性のため、穀物やペットフード、飼料、昆虫もハツカネズミの食料となります。
ハツカネズミの生態の特徴
【特徴1】繁殖能力が高い
ハツカネズミは生後わずか35日程度で繁殖可能です。また妊娠期間は20日(はつか)ほどと短く、「ハツカネズミ」の名前の由来になっているという説も。
家屋の中では適度に温度が保たれており、1年中出産できる環境です。そのため、年に6回~10回ほど分娩をして、1回の出産でおよそ6匹程度産みます。
そのため、ハツカネズミが一度住み着いてしまうと完全な駆除が難しくなります。
【特徴2】寿命は1〜2年ほど
ハツカネズミの寿命は1年~2年ほどです。しかし野生のハツカネズミはエサを確保できなかったり、外敵に襲われるなどで寿命よりも早く命を落とす可能性があります。
【特徴3】夜の時間帯に活発に行動する
ハツカネズミの活動時間は日没後から活発になり、日中はあまり動き回ることはありません。
もし、日中に家の中でハツカネズミを見かけた場合は注意してください。夜間に確保したエサだけでは足りないため、日中にエサを求めて出てきた可能性があり、ハツカネズミが繁殖していることが考えられます。
ハツカネズミは秋から冬にかけて発生し、1~2月の真冬の時期が発生のピークとなります。
【特徴4】好奇心が旺盛な性格
ハツカネズミは好奇心が旺盛な性格で、住み家やエサ場を比較的変えやすい傾向にあります。
また、好奇心旺盛な性格ゆえ新しいものにも抵抗が少ないため、罠や仕掛に引っかかりやすいネズミでもあります。
ハツカネズミとドブネズミの違い
家に住みつく「家ネズミ」は、ハツカネズミの他にもドブネズミやクマネズミがいます。それぞれのネズミの違いを紹介します。
ハツカネズミ | ドブネズミ | クマネズミ |
|
大きさ | 5~10cm | およそ25cm | およそ18cm |
生息場所 | 乾燥した倉庫など | 下水回りなど | 天井裏など |
フンの特徴 | 米粒ほどの大きさ 両端がとがっている | 太くまとまり 先がとがっている | 細長い |
性格 | 好奇心旺盛 泳ぎが苦手 | どう猛 泳ぎが得意 | 臆病 警戒心が強い |
食べ物 | 穀物・種 | 肉・魚 | 穀類・果物 |
ハツカネズミはペットとして飼える?
ネズミの中でもハツカネズミはペットとしても飼われることが多く、馴染みのあるネズミと言えます。
野生のハツカネズミはこげ茶をしていますが、ペットとしてハツカネズミを飼う場合は、目が赤く体が白いアルビノ固体やパンダのような白黒の「パンダマウス」が人気です。
学習能力もあり性格も穏やかで人になつくため、飼いやすいペットです。
ただし、野生にいるハツカネズミはかわいいと思っても、寄生虫や病原菌をもっているため飼うことはおすすめできません。保護・捕獲する場合にも、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
ハツカネズミによる被害
物や家屋の破損
ハツカネズミの前歯は伸びつづけるため、硬いものをかじり前歯を削らなくてはなりません。
そのため、家電や家具などに被害を及ぼすことがあります。家電のコードをかじられてしまうと火災にもつながるため注意しましょう。
また、ハツカネズミのエサとなる穀物や果物などの食材にも危害を加えます。
感染症など衛生的な被害
ハツカネズミは、ゴミ置き場や天井裏など不衛生な場所を動き回っているため、さまざま病原菌を持っていると言われています。
ツツガムシ病、サルモネラ症、レプトスピラ症など、食中毒を引き起こす菌なども媒介するため、ハツカネズミは駆除することをお勧めします。
風評被害や不快感
ハツカネズミのカビ臭い体臭や見た目は不快感を与えます。飲食店で発生してしまえば、風評被害や食中毒などの健康被害にもつながるため、ハツカネズミが発生しないような環境づくりが肝心です。
ハツカネズミの侵入を防ぐ方法
【方法1】侵入しないようにする
まずはハツカネズミの侵入をしっかりと防ぐことが大切です。家の窓や玄関ドアなどは開けっ放しにせず、排水口の隙間などにも気をつけてみましょう。
ハツカネズミは1円玉ほどの小さな隙間でも侵入することができるため、侵入口の特定が難しい場合があります。
【方法2】エサになるようなものを放置しない
寝る前には食べ物はしまい、エサになるようなものは置かないようにしましょう。その際、ビニール袋などでは破かれることもあるため、缶やビンなどの密閉容器などに入れて保存します。
また、食べカスも掃除をして残さないように心がけましょう。
【方法3】ハツカネズミが苦手なものを置く
ハツカネズミはハッカなどの匂いや唐辛子やわさびのような匂いが苦手です。そのため、ネズミ対策として家庭菜園でそのような植物を植えるのもおすすめです。
また、市販のネズミ用の忌避剤などを置いておくのもひとつの手でしょう。
ハツカネズミの駆除は業者に依頼するのが安心
自分でネズミを捕獲したり駆除することもできますが、ネズミを介した感染症などの恐れもあるため、専門の業者に駆除を依頼するのがおすすめです。
ネズミの駆除なら「ねずみ110番」がおすすめ
家の中でハツカネズミを見たという人は、 「ねずみ110番」の利用がおすすめです。
個人の場合は14,320円(税込)〜、店舗オーナーの場合は21,800円(税込)〜依頼が可能です。電話でのご相談は24時間365日受付中のため、ねずみ駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があります。"
ハツカネズミの特徴に関するQ&A
Q1. ハツカネズミの寿命は?
A.1~2年です。
ペットとして飼われているハツカネズミの寿命は2年程度ですが、野生にいるハツカネズミはそれよりも短くなります。その理由として、エサが確保できなかったり、外敵に襲われてしまうことがあげられます。
Q2. ハツカネズミが苦手なものは?
A. ハッカやミント系、わさびなどの臭いが苦手です。
ハツカネズミの苦手なものに、ハッカやミントなどのハーブ系や唐辛子やわさびのツンとした臭いがあります。また、ネズミの天敵であるネコやワシ、イタチなどが苦手で、これらの鳴き声や体臭を嫌います。
Q3. ハツカネズミ、ペットにできる?
A. ペット用のハツカネズミは飼うことができます。
学習能力もあり穏やかで人になつくハツカネズミは、ペットとしても人気があります。体が白く目が赤いアルビノ個体などは馴染みがある方も多いはず。野生のハツカネズミは寄生虫や病原菌を持っていることが多いためペットにするのはおすすめできません。
ハツカネズミの特徴に関する記事をチェック
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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