ネズミの侵入口はどこ?見つけ方から100均で買える侵入防止グッズまで丸わかり

ネズミの侵入口は、ネズミの種類によって変わります。侵入口をふさいでもわずかな大きさの隙間から、侵入されてしまうことも。ネズミの生態を知って、住宅への侵入を防ぎましょう! ネズミがいるか確かめる方法から、家から追い出す方法までご紹介していきます。

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ネズミの侵入口となりやすい場所

  • エサや水分を確保しやすい場所
  • あたたかく過ごしやすい場所
  • 天敵に狙われにくい場所

ネズミが侵入して来やすい場所を、ネズミが住宅内に侵入する目的から考えてみましょう。

人が住む住宅の中がこれらの要素を満たしているためネズミは住宅内に侵入してくるのです。特に冬になると外は寒くなり、ネズミの餌も取れにくくなるため住宅内に侵入してきやすくなります。

ネズミの種類別に侵入口は違う!

実はネズミの種類によって好んで生息する場所に特徴があります。今回は代表的な家ネズミ3種類の特徴を解説します。それぞれが生息する場所を把握して、ピンポイントで対策できるようにしましょう。

【ドブネズミ】は湿気が多い場所

家ネズミ3種の中で最も大柄なドブネズミはキッチンやトイレなどの水回りや床下などの湿気が多い場所を好みます。反面、高いところに登ることは苦手です。

どう猛な性格なので見つけたら襲われないよう注意しましょう。

【クマネズミ】は高い場所

家ネズミ3種の中で中型サイズにあたるクマネズミは高いところに登るのが得意なネズミです。細い針金のような場所でも器用につたって移動できます。そのため配管などを通り、屋根裏や天井裏に住み着くことが多いです。都市部でも多くみられます。

【ハツカネズミ】は乾燥している場所

家ネズミ3種の中で最も小柄なハツカネズミは乾燥に強いネズミです。その小柄な体型から、小さな隙間でも侵入してきます。泳ぎが苦手なため、水回りに生息することは少ないですが、乾燥に強いという特性上、物置や倉庫などに住み着く場合もあります。

ネズミの侵入口になりやすい場所【住宅編】

ここからはネズミの侵入口として代表的な場所をご紹介します。ネズミは500円玉ほどの隙間があればどこからでも侵入できるので、今回ご紹介した場所以外にも自宅内に隙間がありそうな場所があれば忘れずにチェックしておきましょう。

天井

暖かく、スペースもある天井裏はネズミの住処として絶好のスポットです。天井の板が少しずれていたり、天井から足音が聞こえたりなどの状況があれば早めにチェックしましょう。

エアコン

配管の導入部に隙間がある場合などにその隙間からネズミが出入りする可能性があります。もし不審な音が聞こえるなどネズミの生息が疑わしい場合には、一度エアコンを外してネズミが通れる隙間がないかチェックしてみましょう。

換気扇

油汚れや故障で換気扇のファンがうまく回っていないときやフードと取り付け枠の間に隙間がある場合は換気扇からもネズミの侵入を許す可能性があります。

換気扇にフィルターをつけていない場合、隙間からネズミが入って来やすくなるため、なるべくフィルターはつけるようにしましょう。

床下

外から室内への侵入口として床下は非常に可能性が高い場所です。もし家の床下にある通気口に格子がついていない場合はネズミが侵入し放題となってしまうためチェックしておきましょう。

また、築年数が経っている物件の場合、劣化している可能性があるので定期的に点検しておきましょう。

壁の割れ目

劣化などによる壁の割れ目や隙間はネズミの侵入口として絶好のスポットとなってしまいます。見つけ次第、早期に修復するようにしましょう。

また、壁がもろい材質の場合、ネズミが直接かじって侵入してくる可能性もあります。

配管

配管もネズミにとって絶好の侵入スポットです。配管と導入口のサイズがあっていないなど、ちょっとしたことでできるわずかな隙間を利用してネズミは侵入してきます。

ブレーカー

ブレーカーもネズミの侵入口として多い場所です。多くの配線が通っているためよく見ると穴が開いていることがあり、その隙間からネズミが侵入してくる可能性があります。

雨戸の戸袋

雨戸の土袋も実は侵入口として可能性のある場所です。普段、中を見ることはあまりないかもしれませんが意外と隙間がある場合があり、そこからネズミが侵入してくる場合があります。

トイレ

トイレも配管の隙間がある場合に侵入されてしまう場合がある場所です。特にドブネズミは泳ぎを得意としていて水回りを好むためトイレは絶好のスポットとなります。特に配管周りは余分な隙間がないかチェックしておきましょう。

キッチン

ネズミの侵入口として特に気をつけなければならないのがキッチンです。壁や床下と繋がっていること、多くの配線が集まっていることから隙間が生まれやすい場所になっています。日頃から隙間のチェックやキッチンを清潔に保つなどして対策をしておきましょう。

ネズミの侵入口がわからない場合にネズミがいるか確かめる方法

ネズミの侵入口がわからない場合に手掛かりとなるのが「ラットサイン」。ラットサインとはネズミが残していった痕跡のことで、ラットサインの場所によって、どこに潜んでいるのか、どこから侵入したのかの目安になります。

【ラットサインの具体例】

  1. 1.なにかをかじったような跡
  2. 2.徐々に黒くなっていく汚れ
  3. 3.糞尿の跡

【1】なにかをかじったような跡

ネズミは雑食で、基本的にはなんでも食べます。食べる行為以外にも、ネズミの歯は伸び続けるという特性から、歯を削る必要もあり、硬いものをかじります。


配線コード・柱・石鹸などに小さなかじり跡が残っている場合、ネズミがいる可能性が高いでしょう。

【2】徐々に黒くなっていく汚れ

ネズミは視力が弱く、体の一部分を壁や床などにつけながら移動する習性があります。そのときに汚れが付着することでできる黒っぽい油汚れのようなものもラットサインの可能性があります。


ネズミは警戒心が強く、同じところを通ることが多いので、次第に汚れが濃くなっていくのも特徴です。

【3】糞尿の跡

約1cm程度のぽつぽつとした黒いフンや、画像のような尿の跡がある場合にも、ネズミがいる可能性が高いです。フンである程度のネズミの種類が特定できるので、大きさを把握しておくとよいでしょう。

LIMIA編集部
スタッフA
ネズミは人間にとって危険な病原菌を保有している場合も
ラットサインを見つけたら、まずはどこでラットサインを見つけたのか、量や規模はどれくらいなのかを写真やメモに残すようにしておきましょう。
フンの大きさからネズミの種類を推定できるだけでなく、駆除業者に頼んだときに状況をより詳細に伝えられます。

※参考:厚生労働省|動物由来感染症ハンドブック2022

ネズミを家から追い出す方法は?

【1】忌避剤を使用する

ネズミを家から追い出すためには、ネズミの侵入口になりそうな場所に忌避剤を設置しておくのが最も効果的。

忌避剤がなかったときの代用として、蚊取り線香・わさび・唐辛子・ハッカ油などは100均でも買えるのでおすすめです。ただし、これらは長時間使用しているとだんだん効果が弱くなっていくので、再度塗りこむ必要があるため注意しましょう。

【2】食品や水の管理を徹底する

ネズミの食料となるものを出しっぱなしにしておいたり、食べカスを残したりしておくと、ネズミが侵入してくる原因となります。また、ネズミは水がなければ生きていけないため、水の管理にはとくに注意していきましょう

かじっても封があかないタッパーに保存したり、食器はすぐに洗うことがネズミ対策に効果的です。

【3】ネズミが苦手な音を出す

ネズミは周波数24kHz~45kHzくらいの音が苦手だといわれています。人間は一般的に20kHz未満の音までしか聞こえないのに対して、聴覚がすぐれているネズミはかなりの高音域まで聞こえます。その性質を利用して、人間では聞こえず、ネズミには聞こえる音を出し続けることが効果的。

また、ネズミは天敵の鳴き声に反応して危機感を感じることもあるため、フクロウ・タカ・ワシなどの鳴き声を流すのも有効です。

アプリやYouTubeなどの動画を使って流しましょう。

LIMIA編集部
スタッフA
ペットを飼っている方は対策方法にも十分注意が必要!
忌避剤の設置や音を出しての退治方法は、ペットによっては体調に影響する可能性があるため、犬・猫・ハムスターなどのペットを飼っている家庭は注意が必要です。

ネズミの侵入が疑われたら専門家に依頼するのがおすすめ!

ハツカネズミのような小さい個体のネズミは約1.5cmほどの隙間からでも侵入できます。そのため、家の小さな隙間でも極力ふさぐのが大切。

害虫対策にもなるため、プロの業者に依頼して、隙間がないか確認・塞いでもらうのもよいでしょう。

ネズミの侵入口を全て塞ぐのはなかなか難しいもの。対策したはずなのに、住み着いてしまう可能性もあります。

確実に駆除したいという人は、 「ねずみ駆除110番」の利用がおすすめです。

個人の場合は14,320円(税込)から、店舗オーナーの場合は21,800円(税込)から依頼が可能です。電話での相談は24時間365日受付中のため、ねずみが侵入してきたかも……と感じたら、気軽に事前見積もりの相談をしてみてましょう。

※対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があります。

【Q&A】ネズミの侵入口に関するよくある疑問

Q1. ネズミの侵入口がわからない場合にネズミがいるか確かめる方法は?

LIMIA編集部
スタッフA
A. ラットサインが手掛かりとなります。
ネズミの侵入口がわからない場合に、ネズミがいるかの手掛かりとなるのが「ラットサイン」。以下のようなものがある場所によって、どこに潜んでいるのか・どこから侵入したかの目安になります

・なにかをかじったような跡
・徐々に黒くなっていく汚れ
・糞尿の跡

Q2. 100均でも買えるネズミの侵入を防止するグッズは?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 蚊取り線香・わさび・唐辛子・ハッカ油などがおすすめ。
ネズミの忌避剤の代用として、100均でも買えるグッズは「蚊取り線香」「わさび」「唐辛子」「ハッカ油」などです。これらをネズミの侵入口になりそうな場所に塗りこんで予防します。

ただし、これらは長時間使用していると効果が薄れてくるため、こまめに塗りなおすようにしましょう。

Q3. ネズミがいなくなる方法は?

LIMIA編集部
スタッフA
A. ネズミの住みにくい環境をつくりましょう。
ネズミの食料や巣材がない環境をつくると効果的。以下の方法を試してみてください。

・生ごみは蓋付きのゴミ箱に捨てる
・巣材のもと(新聞紙・段ボール・ティッシュ・布・割り箸など)は処分する
・使った食器はすぐに洗い、食べカスはすぐに掃除する

Q4. 隙間が何センチの大きさがあればネズミは侵入できる?

LIMIA編集部
スタッフA
A. 小さい個体であれば約1.5cmの隙間から侵入できます。
ハツカネズミなどの小さいネズミであれば、約1.5cmの隙間さえあれば侵入できます。そのため、家の小さな隙間でも埋めておくのがネズミ予防の鍵となります。

ネズミの侵入口に関する記事をチェック

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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