
家に出るネズミは3種類!特徴とネズミの痕跡の見つけ方も解説!
家に出る3種類のネズミについて詳しく解説。その生態や特徴、ネズミが家に出た時の被害、存在を示す痕跡のラットサインについてもご紹介します。
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家に出るネズミは3種類
家に出るネズミは以下の3種類です。
- ドブネズミ
- クマネズミ
- ハツカネズミ
それぞれ好む環境が違っており、都市部や自然の多い場所など地域によって現れるネズミの傾向が変わります。それぞれのネズミの特徴について詳しく解説していくので、ひとつずつ見ていきましょう。
「ドブネズミ」の特徴
都市部に多く見られるのがドブネズミです。体長22〜26mmで耳が小さくお腹が灰色、しっぽが短いのが特徴です。獰猛で肉や魚などを好み、なんでも食べます。
運動能力に関しては泳ぎが得意ですが、綱渡りや立体的な動きは苦手なため高いところに現れることはありません。活動場所は床下や下水道、川が近い場所などを好み、外から家屋に侵入することが多いです。
フンの形は先がとがっていて太いのが特徴です。
「クマネズミ」の特徴
天井裏や高いところで多く見られるのがクマネズミです。体長17〜26cmで耳が大きく体はスリムで、しっぽが長いのが特徴です。何でも食べますが非常に警戒心が強いネズミです。
運動能力に関しては泳ぎが苦手ですが、綱渡りや立体的な動きが得意なため天井など高い所を好みます。活動場所は天井や壁の中など高い場所などを好み、家屋に巣を作って住み着くことが多いです。
フンの形は細長く、動きながら排泄するためバラバラの場所に落ちているのが特徴です。
「ハツカネズミ」の特徴
自然の多い郊外や農村で見られるのがハツカネズミです。体長6〜9cmで耳が大きく小柄で、しっぽが短いのが特徴です。好奇心旺盛で、何でも食べます。
運動能力に関しては泳ぎが苦手ですが、綱渡りや立体的な動きが得意です。活動場所は狭い場所を好み、家具の隙間に巣を作ることがあります。繁殖能力が非常に高いため、家に住み着くとすぐに増えてしまうため早めの駆除が必要です。
フンの形は米粒のように小さく、両端がとがっているのが特徴です。
家でネズミが出た時の被害について
ネズミが家屋に発生した場合、人体と家屋への被害が懸念されます。それぞれについて解説していきます。
「人体」への被害
ネズミが発生した場合、人体への被害が起こる可能性があります。ネズミはさまざまな菌や寄生虫を保有しており、病気を媒介する動物です。懸念される被害について以下にまとめました。
- 感染症
- 糞尿による食中毒や赤痢など
- 寄生虫によるペスト、ツツガムシ病など
ネズミのフンにはサルモネラ菌やレプトスピラ菌が存在する可能性があります。
またダニを持っていることが多く、ダニが人間を刺すことで起きるペストやツツガムシ病の被害も考えられます。
ネズミは菌や害虫を屋内に持ち込んで、病気をもたらす有害な生物です。
「家屋」への被害
ネズミの歯は生きている間、伸び続けるためさまざまな物を噛んで削る習性があります。ネズミによって起きる家屋の被害について以下にまとめました。
- 柱や家具をかじって破損させる
- 配管をかじってガス漏れや漏電を起こす
恐ろしいのは家に通っているガスや電気の配管をかじってガス漏れや漏電が発生し、火災を引き起こすという被害です。配管は人間の目の届かないところにあるため、知らない間に被害が広がります。
家屋の被害を受けないためにネズミを屋内に侵入させないことが、非常に重要です。
ネズミの痕跡である「ラットサイン」とは
ネズミの存在を確認するには、痕跡であるラットサインについて理解することが重要です。ラットサインについて以下にまとめました。
- 柱や壁に黒い汚れ
- 物がかじられた跡
- 落ちている糞
ネズミが通った後は、糞尿があったり体の汚れが黒く残ることがあります。またネズミの種類を見分けるために、ラットサインがあった場所も重要です。
高所で痕跡があった場合は、立体的な動きが得意なクマネズミの可能性が高いです。ドブネズミとハツカネズミは高いところにはあまり登りません。
ラットサインを理解して、ネズミの種類を判別し侵入経路を特定することが重要です。ネズミの痕跡を見つけて素早く駆除しましょう。
家のネズミを自分で駆除する方法
ネズミの駆除を自分で行う場合は、捕獲か駆除の2つの方法があります。それぞれについて解説していくので、ひとつずつ見ていきましょう。
捕獲する方法
ネズミは部屋の隅や物影を移動するので、通り道に罠を設置して捕まえましょう。
罠と一緒に殺鼠剤をあわせて使うと、ネズミが弱って判断力が低下し、罠にかかりやすくなります。
仲間がいなくなった場所にはネズミは近寄らなくなるため、1匹捕獲したら違う場所へ罠をしかけるのが重要です。
駆除する方法
ネズミの駆除方法は以下の方法があります。
- 忌避剤(スプレー、くん煙剤等)を使う
- ネズミが嫌いな音を使う
- 毒エサを使う
薬剤や毒エサを使うのが一般的な方法で、家から追い出すか毒エサで死なせる方法の二通りに分かれます。
毒エサの場合は死骸が家の中に残ってしまうため、見つけた後に処理が必要になります。死骸を見たくない場合は薬剤や嫌いな音を出してネズミが住みにくい環境をつくり、追い出しましょう。
ネズミの駆除は業者に依頼しよう
自分でネズミを駆除するのが難しい場合は、「ねずみ駆除110番」の利用がおすすめです。
個人の場合は14,320円(税込)〜、店舗オーナーの場合は21,800円(税込)〜依頼が可能です。電話でのご相談は24時間365日受付中のため、ねずみ駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があります。
家にネズミが出るとさまざまな被害がある
ネズミはさまざまな菌を保有しており、人体への健康被害を引き起こす可能性があります。
また人体だけではなく家屋への被害も多く、ガス管や電線をかじられることによる漏電や火災のおそれがあり非常に危険です。
ネズミの習性上、物をかじり続けてしまうため家に発生した場合は迅速に駆除することが必要です。
家でネズミを見つけた場合は早めに対策を行いましょう。
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※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年2月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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