暮らし方を考える【整理・手放すヒント・その6・お金編】

習慣編、数量編、教育編、感情編に引き続き【お金編】です。

お金編のキーワードは、『失う』『損』『得』

整理をするにあたり、必ず対面するお金との折り合いの付け方。
『捨てる、失う、損する』などマイナスイメージを持ってしまいがちです。

しかし、本当にマイナス面だけなのでしょうか?失った分だけ、受け取るものも多いはずです。

今回は、整理とお金に関するイメージを、マイナスからプラスに変えるヒントをご紹介します。

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(-)整理に関するお金のマイナスな考え方

元がとれていない

高かったけれどあまり着ていない服やフェードアウトしてしまった教材の類、痩せなかったダイエット器具など、消化不良に終わったものたちを手放せない気持ちはよくわかります。
しかし消化不良とは、そもそも自分の心身が受け付けなかったということです。食べたものが全て身になるわけではないのと同じで、ものも全てが十分に役立ってくれるわけではないのです。

使い切れない、勿体無い

イラスト/タカノユキ

ボールペンやメモ帳、食器やラップや食品ストックなど、使おうと思っても数が多過ぎて使いきれない、、、。
こちらも『元が取れない』と同様に役目を果たしていないことにモヤモヤが残ります。
まだ使えるものを手放す事は、お金を捨てるようなネガティブな感情が伴いますが、
今、『ない』ことより、『ある』ことに不便を感じているなら、お金を支払ってでも不便を手放す方が良いのではないでしょうか?

捨てるときお金がかかる

捨てるということは、誰かに処理を頼むということ。
お金を払うのは当然と考えましょう。

現在、日本で1番お金がかかるのは住居費です。
例えば、3LDKで家賃10万円の1部屋(面積の1/4)に不要品を詰め込んでいるとすると、月々2.5万円、年間30万円を要らないもののために支払っていることになります。

捨てる出費より維持費の方がよほど負担が大きいのです。

イラスト/タカノユキ

(+)整理に関するお金のプラス面な考え方

空間が手に入る

処分費と引き換えに広々とした空間が手に入ります。

『いつか使おう』のもの達を待機させておくよりも、『今使える』空間を確保していることで、心の余裕も広がっていきます。

無駄買いが減らせる

空間に1番の価値をおくことで、無駄な買い物が避けられます。
ものが多過ぎることで、
『どこに』
『何が』
『どれだけ』
あるのかが分からず、その結果同じものを重複買いしてしまいます。

取り急ぎお財布の整理を!
空間をスッキリさせることで、お金の流れが分かり散財が減っていきます。
詳しくは、⬇︎のお財布の整理方法を参照。

優先順位が分かる

当たり前のことですが、時間もお金も『有限』です。
ですから、大事なことに使わなければなりません。
人生における優先順位を知るために、整理は絶対に必要てす。

ものの整理にしっかり取り組み、
自分や家族を軸とした『必要、不要』が分かることで、何にお金をかけるべきか?という答えが出るはずです。
それが自分にとって幸せな人生の選択となるのだと思います。

損得・・・お金のマジックに騙されない

人間は誰でも欲深いもの。
欲が出ると騙されやすくなります。
普段の生活にもたくさんのお金のマジックが潜んでいます。気をつけましょう!

割引率

AとBの同じ価格の品物があって、本当はAが欲しいのに10%引いてあるBを買ってしまう。

割引率と満足度、どちらを選ぶかは自分の考え方次第です。

お買い得

10円20円安く買うと、得したことに気が大きくなって、いつもより無駄遣いしてしまいます。結果、得した分以上に損してしまいます。

2つ買うと10%off
3つ買うと20%off
ほんの少しだけ欲しかったものが、割引率という魔法で欲しいに変わるのは不思議ですね、、、。本当に欲しいものをひとつだけ買う方がお財布に優しいし、後悔も少なくなります!

安いから、今買っておかないと損!
と、今まで何度思ったことがありますか?
セールは定期的にやってきますから、慌てなくても大丈夫です。

おまけ、景品

イラスト/タカノユキ

おまけや景品につられて、本当は必要でないものをカゴに入れてしまうこと、ありますよね。

◯◯を5個買うと保冷バッグをプレゼント!!
など、まとめ買いを促す商戦に参加する必要はありません。
本当に必要なら、おまけそのものを自分で選んで購入する方が、長い目で見てお得です。

まとめ お金は使うべきところに使う

自分らしい暮らしがしたい!
お金がたくさんあれば叶うのに、、、。

みんなそう思っています。
でも、同じくらいの年収でも、
自分らしい暮らしを手に入れている人と、
そうでない人がいます。

その違いは、身の回りの整理ができているかどうか、だと思うのです。
整理ができているということは、自分に何が必要か?何がいちばんやりたいことなのかが分かるということです。
そういう人は、お金に振り回されず、きちんと『お金を遣う』ことができるはずです。

本当に欲しいのはラッキーな自分

みんな得したい!損したくない!と思っていますが、その奥底にあるのは、
『自分はいつも損している。』というセルフイメージ。
本当に欲しいのは、ちょっと安くて良いものではなくて、『ラッキーな自分』なのです。

『幸福』とは、
誰と比べるか?
何と比べるか?
で変わってくるようです。
買うときも、手放すときも、お金に振り回されないためには、客観的に自分を見て、損得ではなく、自分軸をしっかり持つことが大切なのだと思います。


次回からは『収納』の基本をお伝えいたします。

▼お金の管理が楽になる家計簿アプリを使ってみる♪

▼FPの相談が無料!お金の悩みをプロに聞いてみよう

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