暮らし方を考える【整理・手放すヒント・その5・感情編】

分け方編で、分ける方法をお伝え致しましたが、
いざ、手放そうと思ってもお気持ちにブレーキがかかってしまうものです。
そのブレーキ作動の原因について考えていきます。

  • 4807
  • 71
  • いいね
  • クリップ

感情編

本当に手放せないのは、もの自体ではなく、
ものと自分の間にある見えない『何か』です。

ものを溜め込む、もしくは持ち続けることで、不安を解消しようとしていますが、根本原因がものではないため、いつまでも安心することができません。

不安

安心できる量は人によって異なります。

日用品、なくなったらどうしよう。

洗剤やトイレットペーパーなどの日用品、今家にどのくらいあるかを把握していますか?

「特売になっているとつい買ってため込んでしまう。」

「たくさん持っていないと不安。」

これらには、漠然とした未来への不安(妄想)が関係しています。

不安を埋めるようにものを買い、それでも足りないのではないか?と、
更なる不安を自分自身が作り上げているのです。

二度と手に入らないかも

本やCDなどを手放す場合に多く起こる感情です。
まず、自分に必要なものである場合、
「手放そうか?どうしようか?」などは考えません。即座に残すと判断できます。
必要ないと分かっているから悩むのです。

本やCDは物質的ではありますが、本当に必要なのは中身です。
本は文字であり、CDは音です。
中身だけを残したいのであれば、デジタル保存をしてから手放します。

その他のもの(例えば、服、靴、食器、etc)も、どうしても手放したくないものは、
思い出としてきちんと保管し、日常使いのものとは分けて管理します。

本や音楽は、それを読んだり聞いたりした頃を一瞬で思い出させます。

捨ててしまったら後で困るかも、、、。

例えば、新しい電動のコーヒーメーカーを購入したとします。
けれど、古いものもまだ使えなくなはありません。
「新しく買った方が壊れるかもしれないから、残しておこう。」
結局1年、2年、3年経って古くなり、また新しいものを買いました。
そうして押し出し方式でやっと、初代の機械を手放すことになります。

この場合、3つのことが無駄になります。
1.まだ使えるのに新しいものを買うお金。
2.使わないものを置いておくスペース(収納)。
3.(2)のため他のものが取り出しにくくなる(時間)。

この場合は、過去の自分を思い出します。
同じようなことがあったとき、自分の傾向はどうだったのか?
本当に捨ててしまって困ったものは何だったのか?
もし、思い出せないのだとしたら、捨ててしまって困ったことは、一度もなかったのだと思います。

贈り物の人間関係

いただきものの大抵は、自分の趣味嗜好とかけ離れたものが多いですよね。
要らないと分かっていても、くださった方の顔が浮かぶと手放しにくいものです。
いただきものの残す、手放すは、人間関係をよく考慮して決めましょう。
よく家に遊びに来る人と、数年に1度来るか来ないかの人、全く来ない人、さまざまです。

その方との関係性をよく考え、またその方の記憶力の良し悪しや、贈り物への思い入れなど複雑な要素が絡んできます。


迷信

人形やお札などをすんなりゴミ袋に入れられる人は少ないと思います。
気持ちよく手放すためには、神社などで供養していただきましょう。
お焚き上げの日に合わせて持ち込むのもよいかと思います。

日本人形などは外国の方に人気だそうで、リサイクルショップでも引き取ってくれるようですので、
お近くのお店に電話で確認してみるのも良いかもしれません。

逃避

見て見ぬふり

忙しいから片付かないのか?
それとも家にいたくないから、忙しくしてしまうのか?

家にいる時間が少ないと、どうしても部屋は散らかったり汚れたりします。
なぜなら、片付けの第一条件は家にいることだからです。
忙しいから家が片付かないと思いがちですが、逆に考えると居心地の悪い家にいたくないから、
気持ちが外に向いてしまうようです。

全てを一気にすることはできません。
【どこか1箇所だけきれいにする。そしてキープする。】をお勧めします。
・いちばん長く時間を過ごす場所がベター
・リビング周りだけ
・食卓の上だけ
・寝室だけ
・水周りだけ  など

壁の落書きは1箇所から広がっていきます。
反対もしかりで、
部屋のキレイも1箇所から派生していきます。

大切な思い出

思い出の保存方法を変える

自分にとって大切なかけがえのない思い出は、無理に減らそうとせず、
気が済むまで持っていることが良いと思っています。

変えるなら、保存方法を!
・飾る
・手元に置く
・データで保存
など

思い出だからといって保管しておく必要はありません。
もっと身近に置いて楽しむのも一つの整理の方法です。

まとめ

感情は整理する度に変わっていく

整理を始めたばかりの時は、
『あれもこれも大切、大切かもしれない、大切ではないけれど必要、必要でもないけど捨てられない!』
と、頭の中がぐるぐるしてうまく進まないはずです。

そこでめげずに繰り返しものと向き合うことによって、だんだんと自分にとっての必要が分かってきます。
必要が分かると不要なものも分かります。

特に、感情が姿を変えて『もの』に化けているものは時間が必要です。
定期的に何度も何度も整理をしましょう。
徐々に心の整理がついてきます。

整理(必要を残し不要を手放すこと)は、生きている間ずっと続きます。
ずっと続き、逃れられないことならば、いっそ楽しもう!
そんな気持ちになっていただけたら幸いです。


  • 4807
  • 71
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

このアイデアを投稿したユーザー

整理収納コンサルタント 鷹野由紀 シンプルで豊かな暮らしを

おすすめのアイデア

話題のキーワード