
観葉植物のコバエを駆除しよう!ハッカ油を使った対策も
室内やベランダの観葉植物にわいたコバエの駆除方法をご紹介します。ハッカ油など、家にあるもので簡単に対策する方法も解説します。
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観葉植物にわきやすいコバエは2種類!発生の原因とは?
家の中に置くと癒やされる観葉植物ですが、コバエの発生原因の1つにもなってしまいます。観葉植物の周りに発生しやすいとされるコバエは、キノコバエとチョウバエの2種類です。
基本的にはキノコバエが多く、チョウバエは水回りの排水口でよく見かけます。種類が違っても駆除方法は大体同じですが、発生場所によってエサにするものや好む匂いも違うので、よりそのコバエに適した駆除方法をとるのがおすすめです。
コバエが多い時期は梅雨から夏
コバエは春から秋にかけてよく見かけますが、特に活発になるのは梅雨の時期です。観葉植物の周りに発生しやすいキノコバエは土の中に卵を産み、約2~4週間程度で孵化してしまいます。
ハエの卵は数が多く成虫になってしまうと駆除が大変になるので、卵を見つけたら直ちに駆除するようにしましょう。
室外からと室内の2つの発生原因がある
コバエが発生する原因は室内と室外からの2つが考えられます。観葉植物関連だと、窓の隙間や網戸から侵入したコバエが卵を産み付けたり、元々土に卵が混ざっていたりという可能性もあります。
またコバエが好む土や肥料もあるので、それらを使わないようにすることも大切です。
観葉植物にコバエを発生させない!対策方法をご紹介
- 土の水はけを良くし表面を適度に乾燥させる
- 受け皿の水をこまめに捨てる
- 有機肥料ではなく化学肥料に切り替える
- 木酢液やお酢を吹きかける
- 風通しの良い場所に置く
- 防虫ネットを使う
土の水はけを良くし表面を適度に乾燥させる
最初に紹介するおすすめの対策は、土の水はけを良くしてその表面を適度に乾燥させることです。湿った土はコバエが卵を産み繁殖しやすい環境なので、土を乾燥気味の状態に保つことがポイント!
その観葉植物が乾燥に弱くないか生育環境を確認しながら、鉢底石や水はけのよい土などを使って試してみてください。
受け皿の水をこまめに捨てる
続いて紹介するおすすめの対策は、植木鉢の受け皿に溜まった水をこまめに捨てることです。水回りが好きなチョウバエは、受け皿のぬめりや汚れがたまった部分に卵を産みやすいので、それを防ぐために乾燥させた状態にしておくのが大切。
受け皿を清潔に保つためにも、タオルやスポンジを使いながら定期的に掃除してみてください。
有機肥料ではなく化学肥料に切り替える
続いて紹介するおすすめの対策は、有機肥料から化学肥料に切り替えることです。有機物を発酵させて作る有機肥料はコバエのエサになるので、無機物を原料とする化学肥料を使うのがおすすめ。
また肥料と同様に培養土も有機物が含まれているので、無機質の土に変えるとより効果を期待できます。
木酢液やハッカ油を吹きかける
続いて紹介するおすすめの対策は、木酢液やハッカ油でコバエの発生を予防することです。木酢液とは、石炭や竹炭を作る過程で発生する煙の成分を液体にしたもの。その特徴的な強い臭いを、コバエは嫌う傾向があります。
木酢液を使う場合は約200~1,000倍に希釈し、ハッカ油をかける場合は水約90mlに無水エタノール約10mlとハッカ油3〜4的程度を入れて使うようにしましょう。植物の様子を見ながら、3日に1回程度散布してみてください。
風通しの良い場所に置く
続いて紹介するおすすめの対策は、風通しの良い場所に観葉植物を置くことです。薄暗く風通しの悪い場所はコバエを引き寄せやすくなるので、日当たりの良い窓のそばに置くのがおすすめ!
また、植木鉢だけでなくその土の通気性もよくするとさらに効果的です。鉢底石を底に置きながら通気性を良くしてみてください。
防虫ネットを使う
最後に紹介するおすすめの対策は、防虫ネットをかぶせることです。コバエの大きさは約1mm程度なので、1mm以下の細かい防虫ネットを使えば発生を抑えられます。
ただし、土の中に産み付けられた卵には効果がないので注意が必要です。観葉植物の見た目を損なうことが気にならない人は、ぜひ他の方法と併用しながら試してみてください。
観葉植物にわいたコバエの駆除方法
- 殺虫スプレーで退治する
- トラップを仕掛ける
- 表面を無機質な土に入れ替える
殺虫スプレーで退治する
最初に紹介するおすすめの方法は、殺虫スプレーで駆除することです。幼虫や成虫になってしまった場合や、コバエが1匹ではなく複数匹おり、素早く手軽に駆除したいという方におすすめです。スプレータイプなら、離れた場所からでも広範囲に噴射できます。
ペットや小さい子供のいる家庭では、天然の除虫菊成分を使った製品を使うのもいいでしょう。
トラップを仕掛ける
続いて紹介するおすすめの方法は、自宅にあるものでトラップを作ることです。例えばコバエはめんつゆや酢のにおいを好むので、それを利用してコバエをおびき寄せます。
他に観葉植物の土に刺したり置いたりして使える薬もあるので、ぜひ使用を検討してみてください。
めんつゆ・酢トラップの作り方
- 1.空のペットボトルの下から1/5程度のところでカットする
- 2.切ったペットボトルに水を約1cmほど入れる
- 3.水と同量のめんつゆ、または酢・酒・砂糖を混ぜたものをペットボトルに入れる
- 4.食器用洗剤を数滴たらす
表面を無機質な土に入れ替える
続いて紹介するおすすめの方法は、表面を無機質な土に入れ替えることです。コバエの卵は表面から約3cmほどの場所に産み付けられることが多いので、その部分を無機質な土に入れ替えることで卵を駆除できます。
有機物が幼虫のエサになることからその場所が好まれるので、あらかじめ取り除いてしまいましょう。
しばらく室外に置いておく
最後に紹介するおすすめの方法は、環境を変えるためにしばらくベランダや庭などの室外に置いておくことです。コバエは暖かさと湿度の高さ、養分の多さを好むので、室内はその環境に当てはまってしまいます。
それに加えて、観葉植物がずっと同じ場所に置かれていると周りの空気も湿気を帯びてしまうので、よりコバエにとって理想的な環境になる可能性があります。ただし、頻繁に場所を変えると植物にとってはストレスになってしまうため、様子をみて行いましょう。
駆除しにくい場合は早めに駆除業者に依頼する
※2 対応エリア・加盟店により異なります。
一刻も早くコバエを退治したいという人は、「害虫駆除110番」の利用がおすすめです。
8,800円(税込)〜依頼でき、最短30分の無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、コバエの駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前に了承を得た上で、調査費用等が発生する場合があります。
観葉植物にわくコバエを正しく退治しよう
観葉植物に発生する厄介なコバエを駆除する、おすすめの方法を詳しく解説しました。ハッカ油を使った仕掛けやコバエがわきにくい土など、事前にできる対策もたくさん!ぜひこの記事を参考にして、観葉植物を快適に楽しんでみてください。
観葉植物のコバエに関する記事をチェック

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※一部の画像はイメージです。
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