観葉植物のコバエの予防・対策方法!すでに湧いてしまっている場合の駆除方法も紹介
室内やベランダの観葉植物にわいたコバエの駆除方法をご紹介します。ハッカ油など、家にあるもので簡単に対策する方法も解説します。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 27475
- 44
- 0
-
いいね
-
クリップ
観葉植物にコバエがわくのはなぜ?
コバエが発生する原因は室外の飛来と、室内での繁殖の2つです。
窓の隙間や網戸から侵入したコバエが卵を産み付けてそのまま繁殖したか、元々土に卵が混ざっていた卵が繁殖したかという可能性が考えられます。
観葉植物にわくコバエの正体とは
エサ | ・観葉植物の養分 ・観葉植物の土の菌 ・生ゴミ ・人の垢 ・髪の毛 ・水 |
発生時期 | 4月~11月 |
発生場所 | ・高温多湿の場所 ・観葉植物の有機用土 ・生ゴミや腐っているもの ・キッチン・風呂場・トイレなどの水まわり |
繁殖方法 | ・寿命である1ヶ月の間に約500個の卵を産む ・卵は3日ほどで孵化し10日ほどで成虫になる |
人への被害 | ・家に大量発生する ・コバエを媒介して家の中にゴミなどの雑菌が拡がる |
コバエの特徴
- 湿度70パーセント前後 気温28前後の高温多湿環境を好む
- 観葉植物の土にある養分や雑菌をエサにする
コバエにとって、湿気やエサの豊富な観葉植物やその周辺は格好の繁殖場所。繁殖スピードのとても速い虫なので、少しでも見かけるようになったら大量発生する前に早めの対策・駆除をするのがおすすめです。
観葉植物にわくコバエの種類は主に2種類
- キノコバエ類
- チョウバエ類
観葉植物にわくコバエは主に「キノコバエ類」「チョウバエ類」とされています。
「キノコバエ類」は足が長く黒っぽい見た目が特徴。体長は約1~2mmほどと非常に小さく、腐葉土や有機培養土、有機肥料などを餌にして繁殖します。キノコバエ類は土の中に卵を産む性質があり、観葉植物の周囲にこのハエが発生していると土の中に産卵されている、そもそも観葉植物を購入した時点で土の中に卵が潜んでいた、というケースが考えられます。
「チョウバエ類」は羽が調のような形をした丸みのある体型が特徴。キノコバエ類よりもやや大きめの体長で、水のある場所に産卵する性質があります。観葉植物に上げた水が溜まっている受け皿や、水垢から発生することが多いハエです。
観葉植物にコバエを発生させない対策・予防方法
ここでは、観葉植物にコバエが発生しないための対策・予防方法を紹介していきます。
「いろいろな対策をしてみたけど、思うような成果を得られない」「より効果的な対策方法を知りたい」という方は、ぜひ参考にして試してみてください!
表面の土を無機用土に入れ替える
有機用土は植物にだけではなく、虫に取っても栄養となる成分が含まれているため、コバエが発生しやすくなるといえます。
そのため、表面の土のみ「無機用土」に変えることで、コバエが卵を産み付けにくい環境に変えることができます。コバエは3cmほどの深さに卵を産み付けるため、表面4cmほどの土を無機用土に切り替えるのがおすすめです。
表面に人工石を敷く
また、表面に「人工石」を敷くのもおすすめです。
人工石は無機用土と違い、洗って繰り返し使うことができるため、使い捨ての土よりもコスパが良いというところがメリットです。
コバエがわかない土を使う
市販で売られている「観葉植物用の土」は、植物に必要な栄養分を残しつつも、虫の養分にまではならない仕様になっています。
植木鉢の中のすべての土を、ホームセンターなどで売られている虫がわきにくい土に総とっかえするのも有効な対策のひとつとなります。
土を使わないハイドロカルチャーでの栽培方法に変える
無菌で、かつ洗って繰り返し使える「ハイドロカルチャー」を使えば、虫が寄り付かず衛生的に観葉植物を楽しむことができます。
ハイドロカルチャーは、水がなくなってきたら表面が乾燥するため、水やりのサインが見た目でわかりやすいところもメリットとなっています。
木酢液やハッカ油を吹きかける
「木酢液」や「ハッカ油」は、希釈してスプレーにすることでコバエ対策に活用できます。その特徴的な強い臭いを、コバエは嫌う傾向があるからです。
木酢液を使う場合は約200~1,000倍に希釈し、ハッカ油をかける場合は水約90mlに無水エタノール約10mlとハッカ油3〜4的程度を入れて使うようにしましょう。植物の様子を見ながら、3日に1回程度散布してみてください。
食虫植物を置く
小さい虫を食べてくれる「食虫(しょくちゅう)植物」を取り入れるのもコバエ対策としておすすめです。
モウセンゴケやムシトリスミレ・ハエトリソウはコバエを食べてくれる食虫植物なので、自宅の観葉植物に仲間入りさせてみてはいかがでしょうか。
受け皿の水はこまめに変える
コバエは、水が溜っているところに卵を産み付けます。
しかも、産み付けられた卵はたった3日で孵化し、10日後には成虫になってしまうため、受け皿の水は最低でも2日に一度は取り替えるようにしましょう。
風通しがいいところにおく
コバエは、熱気や湿気がこもっている生暖かい環境を好みます。
そのため、観葉植物は風通しがよいところに置くようにしてください。また、部屋をこまめに換気をするのも大切なポイントとなります。
観葉植物にわいたコバエの駆除方法
- 殺虫剤・アルコールスプレーを使う
- 表面の土を入れ替える
- 虫取り器を置く
- 鉢ごと水につける
- 大量発生している場合は駆除業者に依頼
お次は、観葉植物にすでにコバエがわいてしまっている場合の駆除方法をご紹介。コバエの再繁殖や、観葉植物への負担を防ぎながら行える、正しい駆除方法を解説していきます。
殺虫剤・アルコールスプレーを使う
「観葉植物に使えるコバエ用殺虫剤」や、「アルコールスプレー」を土に直接噴きかけることで、観葉植物へ負担をかけずにコバエを駆除することができます。
また、「ダントツ」を3,000倍ほどに希釈して土に噴きかけると、1ヶ月ほど再発を防ぐこともできるのでおすすめです。
表面の土を入れ替える
コバエの繁殖が気になる場合は、観葉植物の土に卵を産みつけられている可能性が高いです。
コバエは、約3cmほどの深さに卵を産むため、家にあるすべての観葉植物の表面5cmの土を取り替えてみるのがおすすめです。
虫取り器を置く
薬剤を使ったり、土を入れ替えたりする作業が面倒な方や、忙しくて今すぐできないという方は、取り急ぎ虫取り器を観葉植物の近くに設置しましょう。
薬剤や土の入れ替えよりは効果が薄いかもしれませんが、100均などで手軽に購入できるので、しっかり駆除作業するまでの間のつなぎとして、ひとまず置いておくようにしてください。
鉢ごと水につける
観葉植物の鉢ごと水に沈めて、コバエを溺死させるのも既に発生したコバエ対策の1つ。ただし1回ではすべての成虫を駆除するのが難しいため、複数回行う必要があります。
水に浮いてきた成虫や卵は、網などですくいとり直ちに処分しましょう。
大量発生・駆除しにくい場合は早めに駆除業者に依頼する
一刻も早くコバエを退治したいという人は、「害虫駆除110番」の利用がおすすめです。
8,800円(税込)〜依頼でき、最短30分の無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、コバエの駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。
※1 弊社運営サイト全体のお問い合わせ件数になります。
※2 対応エリア・加盟店により異なります。
観葉植物にわいたコバエにおすすめの殺虫剤8選
スプレータイプ
置き型・テープタイプ
土壌に混ぜるタイプ
観葉植物にわいたコバエを駆除する際の注意点
- 掃除機で吸い取ると中で繁殖する可能性がある
- 殺虫剤を使いすぎると観葉植物が枯れてしまう
- 水に沈めて卵を浮かせるときは一度で駆除しにくい
- 外に出すとさまざまな虫が寄ってきやすくなる
最後に、コバエを駆除する際の注意点を紹介していきます。ついやりがちだけれどNGな駆除方法も含まれているため、この機会にぜひチェックしておいてください。
掃除機で吸い取ると中で繁殖する可能性がある
コバエが大量に発生していると、つい掃除機で一気に吸い取りたくなってしまう方もいるかもしれません。
しかし、掃除機で卵まで吸い取ってしまった場合、中で孵化して繁殖する可能性が高くなるため最初から行わないようにしましょう。もし行ってしまった場合は、すみやかにゴミパックやフィルターを付け替えてください。
殺虫剤を使いすぎると観葉植物が枯れてしまう
殺虫剤は、希釈量や、使用量をしっかり守って使うようにしましょう。
用法・用量を守って使用しないと、コバエは駆除できても、肝心の観葉植物が枯れることになってしまうため注意が必要です。
水に沈めて卵を浮かせるときは一度で駆除しにくい
植木鉢ごと水に沈める駆除方法は、表面の土に産み付けられた卵が浮き上がるため、卵の駆除におすすめな方法です。
しかし、一度ですべての卵を駆除しきれるわけではないうえ、観葉植物の根腐れを起こしやすくなるため、やりすぎには注意が必要となります。
外に出すとさまざまな虫が寄ってきやすくなる
コバエがわいている観葉植物を、一度外に出して放置しておくことで、コバエが外に逃げていくという駆除方法もあります。
しかし、土に産み付けられている卵はそのままであることと、外に出している間にほかの虫が寄ってくる可能性があることから、卵までしっかり駆除したい場合にはおすすめできない方法となります。
観葉植物のコバエに関するQ&A
Q1. コバエはどこから入ってくるの?
A. 外から飛来してきたり、最初から土に混ざっていたりすることで室内に入っていきます。
また、コバエは腐っている生ゴミや観葉植物に好んで寄ってきたり、繁殖したりするため、腐っているものははやめに処分するようにしましょう。
Q2. 観葉植物にコバエがわくのはなぜ?
A. 観葉植物や土に含まれている養分をエサとしているからです。
観葉植物そのものの養分や、有機用土の中の養分は、コバエにとってエサや水分が豊富で望ましい環境になるため、繁殖しやすくなっています。
Q3. 観葉植物にわいてしまったコバエはどうすべき?
A.専用の殺虫剤や、アルコールスプレー・希釈したダントツを使って駆除することができます 。
観葉植物への悪影響が出ないように使用の際は、各アイテムの用法・用量を守って使うようにしてください。
Q4. 観葉植物にコバエを発生させない方法は?
A. 下記の8つの対策がおすすめです。
- 1.表面の土を無機用土に入れ替える
- 2.表面に人工石を敷く
- 3.コバエがわかない土を使う
- 4.土を使わないハイドロカルチャーでの栽培方法に変える
- 5.木酢液やハッカ油を吹きかける
- 6.食虫植物を置く
- 7.受け皿の水はこまめに変える
- 8.風通しがいいところにおく
観葉植物のコバエに関する記事をチェック
※ 記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年7月)に基づいたものです。
※ 一部の画像はイメージです。
※ 一般的な使用方法をご紹介しています。製品の効能・使用法は、各社製品によって異なる場合もございます。各製品の表示・使用方法に従ってご利用ください。
※ 製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
- 27475
- 44
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
カイガラムシの駆除方法!発生時期やおすすめの薬剤・予防方法・注意点も解説LIMIA編集部
-
【害虫対策】家に虫を寄せ付けない予防方法から駆除方法まで解説LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
クワガタのダニを落とすには?駆除方法や対策を紹介LIMIA編集部
-
一人暮らしのゴキブリ対策はどうする?駆除や予防方法まとめLIMIA編集部
-
ハエは卵をどこで産む?発生源となる産む場所や駆除・予防方法を解説LIMIA編集部
-
コバエの卵の駆除方法!どこに産むかや見た目も解説LIMIA編集部
-
チャタテムシの駆除方法を場所別に解説!予防対策やおすすめ商品も紹介LIMIA編集部
-
アブラムシのおすすめ駆除方法6選!身近なアイテムを使った対策も紹介LIMIA編集部
-
お風呂場でコバエが発生!特徴や対処法、対策まで詳しく解説LIMIA編集部
-
コバエの種類や特徴を徹底解説!見分け方や対策方法もLIMIA編集部
-
ムカデの卵はどう駆除する?おすすめの駆除方法をご紹介LIMIA編集部
-
コバエはどこから出てくる?発生源の見つけ方や駆除方法、予防方法を紹介LIMIA編集部
-
ツメダニの駆除方法!予防対策やおすすめアイテムも紹介LIMIA編集部