布団のダニ対策10選!駆除方法や繁殖する原因について解説
ダニは私たちが寝ている布団に多く集まり、放置するとアレルギー性疾患の原因となるため対策が必要です。本記事では、布団のダニ対策を紹介します。具体的な駆除方法やダニが集まる原因について解説しているので、ダニ被害で悩んでいる方は参考にしてください。
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布団にいるダニの種類とは?
布団に潜んでいるダニのほとんどは、ヒョウヒダニやツメダニなどです。
ヒョウヒダニは直接人を刺すことはないですが、ツメダニは太腿や腕、お腹などの皮膚を刺してくるため、かなりの痒みに襲われます。
さらに、ダニの死骸も人体に影響をもたらすので注意が必要です。ダニの死骸がアレルゲンとなり、寝ている間に吸い込むとアレルギー症状を引き起こしてしまいます。
ダニがいるかどうか調べる方法
ダニは1匹が1mm以下と非常に小さく、目視で確認するのは難しいです。
そのため、ダニがいると現れるかゆみや噛み跡などの症状から、ダニがいるかどうかを判断しましょう。
また、ダニを拡大して目視できるようにするキットや、抽出液に浸して測定するキットなどの検査キットで調べる方法もあります。
布団にダニが集まる原因
- 髪の毛やフケが溜まっている
- ダニの死骸やフンがある
- 寝室が高温多湿になっている
- 部屋全体が汚れている
髪の毛やフケが溜まっている
ベッドに髪の毛やフケが溜まっている場合は要注意です。
髪の毛やフケなどはダニの餌となっているので、汚れが酷い場合には繁殖しやすくなります。
さらに、ペットの毛もダニの餌になるため、ペットと一緒に寝ている方も気を付けた方が良いでしょう。
ダニの死骸やフンがある
ダニの死骸や糞などもダニの餌となるので、注意が必要です。
特にツメダニはヒョウヒダニの死骸を捕食する傾向にあるので、ヒョウヒダニの数が多ければ自然とツメダニも集まりやすくなります。
ツメダニによる痒みはもちろん、アレルゲンとなるヒョウヒダニの死骸の影響も受けやすくなるので、早めにダニの死骸や糞を取り除くことが望ましいです。
寝室が高温多湿になっている
ダニは高温多湿の環境を好みます。
特に室内が温度約20〜30℃、湿度60%以上になると繁殖しやすくなるので、湿気の多い梅雨や夏場の季節はかなり注意が必要です。
冬場も加湿器や暖房の仕様によってダニが増殖しやすくなるので、油断はできません。
部屋全体が汚れている
布団のみダニ対策を行っても、部屋全体が汚れていてはダニが集まりやすくなります。
特に布団周辺がほこりだらけだったり、ゴミだらけだったりすると増殖しやすいです。
ダニを寄せ付けないためにも、ダニの餌となるゴミやほこりなどを片付けて定期的に掃除しましょう。
布団のダニを駆除する方法
- 水洗いと乾燥を行う
- 布団乾燥機で熱処理をする
- スチームアイロンで熱処理をする
- ダニ専用のスプレーを吹きかける
- 専用のダニ捕りシートを活用する
ここからは、布団に住み着いたダニの駆除方法を紹介します。
ポイントとして、ダニを駆除したあとは、死骸の処理までしっかりと行いましょう。ダニの死骸やフンが残っているだけでも、アレルゲンになります。
水洗いと乾燥を行う
布団のダニを落とすポイントは、洗浄と高温の環境にさらすことです。ダニは高温に弱く60℃の環境にさらせば死滅しやすく(※)なります。
そのため、布団に付着したダニをまとめて駆除するなら、洗濯がおすすめです。ただし、普通に水洗いするだけでは、ダニはなかなか落ちません。
効果的に洗浄と高温乾燥を与えるなら、コインランドリーを利用してみてください。コインランドリーには乾燥器も備わっているため、水洗いと高温乾燥をダブルでできます。
※愛知県衛生研究所 公式HP参照
布団乾燥機で熱処理をする
布団乾燥機は50℃以上の熱を放出できるため、ダニが死滅しやすくなります。
コインランドリーなどの設備を利用せずに家庭で布団のダニを駆除したい場合は、布団乾燥機による熱処理がおすすめです。
効率よく布団を乾燥させるポイントは、敷布団と掛布団の隙間をなくすこと。隙間があると熱が逃げてしまうので、布団全体に熱が伝わりやすくなるように隙間をなくしましょう。
スチームアイロンで熱処理をする
熱によるダニ駆除は、スチームアイロンでも行えます。スチームアイロンの熱は100℃以上に達するので、ダニを死滅させることが可能です。
ただし、スチームアイロンを使う前に必ず布団の素材をチェックしましょう。
布団の素材には熱に弱いものがあるため、誤ってスチームアイロンをかけてしまうと素材が劣化したり変色したりしてしまいます。こうした失敗を防ぐためにも、熱で変色しない素材かどうか事前に確認してみてください。
ダニ専用のスプレーを吹きかける
ダニの駆除を目的に開発されたスプレーは、ダニを効率よく駆除できます。
布団表面はもちろん布団の周辺にもスプレーをかけ、可能な限りダニが入り込まないようにまんべんなくかけましょう。
商品によりますが月1回程度を目安に定期的にスプレーしておけば、駆除だけでなくダニを寄せ付けない予防としても活躍してくれます。
専用のダニ捕りシートを活用する
ダニのような害虫は、エサでおびき寄せる駆除方法が有効です。誘引剤などでダニをおびき寄せ、捕獲したり死滅させたりしてくれるダニ取りシートがおすすめ。
布団の下などに敷くだけで手軽にダニ対策ができるアイテムです。
布団のダニ駆除で苦戦したら業者に依頼する
※1 事業者が運営するサイト全体のお問い合わせ件数です
※2 対応エリア・加盟店により異なります
布団のダニ駆除に苦戦している人は、「害虫駆除110番」の利用もおすすめです。
8,800円(税込)〜で依頼でき、無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、布団のダニの駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前に了承得た上で調査費用等が発生する場合があります。
布団のダニ発生を予防する対策
- 黒の不織布をかけた天日干し
- 布団をこまめに掃除する
- 防ダニ機能の布団を使う
- エアコンや除湿器で湿気を抑える
黒の不織布をかけた天日干し
ダニは高温多湿な環境を好みます。布団は人が寝ている際に発した汗が溜まり、湿度が高い状態になりやすいため、しっかりと乾燥させることが大切です。
天日干しは乾燥させて布団の湿度を下げてくれるため、ダニ予防におすすめ。特に黒の不織布をカバーをつけて干すと、太陽の熱を布団に伝えやすくしてくれます。裏と表をひっくり返して、両面をしっかり干しましょう。
布団をこまめに掃除する
布団をこまめに掃除することもダニ対策では重要です。ダニのエサとなる髪の毛やフケ、ホコリなどを除去すれば、ダニが集まってくるのを予防できます。
掃除機を使って髪の毛やフケなどをしっかり吸い取りましょう。片手で簡単に掃除したい場合は、ハンディクリーナーを使うのがおすすめです。
また、ペットの毛が取れない場合は、粘着クリーナーを使うと綺麗になるので使ってみてください。
日頃の手入れはもちろん、布団を熱処理した後に掃除機をかけてダニの死骸を残さないようにすることも大切です。
防ダニ機能の布団を使う
初めから布団にダニを寄せ付けたくない場合は、防ダニ機能が備わった布団に変えるのがおすすめです。
防ダニ機能のある布団には薬剤加工や高密度織り、防水加工などさまざまなタイプがあり、ダニの侵入を防止できます。
特別に何かをする必要はなく、寝具を購入する際に防ダニの表記があるかをチェックするだけです。
エアコンや除湿機で湿気を抑える
寝室の湿度を抑えることも布団のダニ対策に有効です。エアコンや除湿器で湿気をコントロールすれば、ダニが住みにくい環境になります。
もし除湿器がない場合は、除湿剤を設置するのもいいでしょう。布団用の除湿剤もおすすめです。
布団のダニに関するQ&A
ここからは、布団のダニに関する疑問をQ&A形式で答えます。布団のダニについて気になる点があればチェックしてみてください。
Q. 布団にダニがいるかわかる方法は?
A. ダニによるかゆみや噛み跡でチェックしましょう
ダニは1mm以下と小さく、目で見て確認するのが難しいです。そのため、布団で寝るとかゆみが出るといった症状で確認をしましょう。お金がかかってもいい場合は、簡易検査キットの使用がおすすめです。
Q. 布団のダニを駆除する方法は?
A. 以下の方法で布団のダニを駆除できます
- 水洗いと乾燥を行う
- 布団乾燥機で熱処理をする
- スチームアイロンで熱処理をする
- ダニ専用のスプレーを吹きかける
- 専用のダニ捕りシートを活用する
ダニを駆除したあとは、死骸やフンを清掃するところまで行いましょう。ダニの死骸やフンはアレルゲンとなります。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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