ヒョウヒダニの駆除方法!特徴や繁殖を防ぐ予防方法も解説

ヒョウヒダニの駆除方法は燻煙剤・乾燥機・粘着シートが効果的です。人の髪の毛やフケ、汗などをエサとしているヒョウヒダニの駆除方法や、掃除と換気などダニを繁殖させない予防対策についても解説しています。

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ヒョウダニの特徴

体長

0.2~0.4mm

発生時期

通年(6月の梅雨時期が特に多い)

生息場所

布団、カーペットなど

ヒョウヒダニはチリダニとも呼ばれるダニの一種です。

日本の室内で見られるダニのほとんどはこのヒョウヒダニで、私たちの生活にとってもなじみのあるダニといえます。

体長は0.2~0.4mm

大きくなった成虫の体長は約0.2〜0.4mmほどと小さいのが特徴。

肉眼で見ることは難しいため、ダニがいるかどうかを目視チェックできないのがやっかいなポイントです。

発生時期は1年中

ヒョウヒダニの発生時期はあまり関係なく、1年を通して見られます。

命のサイクルはとても短く、生涯は約60日〜100日ほど。高温多湿の梅雨の時期から繁殖が盛んになり、2ヶ月で約3,000匹、4ヶ月で約450万匹にもなります。

卵からふ化すると約1週間ほどで幼虫になり、脱皮を繰り返して約10日ほどで若虫になります。さらに脱皮を重ねて成虫になり、約2ヶ月間で何度も産卵をし命を終えます。

室内の生息場所は布団やカーペットなど

ヒョウヒダニははじめから室内にいるわけではなく、外出した人間やペット、洗濯物や配送物などにくっ付いて室内に侵入します。

室内に潜んだヒョウヒダニはカーペットや布団、枕、カーテン、ソファ、埃やチリが溜まる場所などに好んで生息します。主なエサは人間のフケやアカ、汗、食べかす、埃やチリなどで、人が長い時間を過ごす布団やソファなどは特にヒョウヒダニのたまり場となりやすいです。

ヒョウヒダニによる被害

  • アレルギー性疾患の原因になる
  • 人を刺すツメダニを引き寄せる

アレルギー性疾患の原因になる

繁殖したヒョウヒダニの死骸やフンは、秋になって湿度が下がると乾燥して細かくなります。

それが小さなチリになって空気中に漂いアレルゲンとなり、吸い込むとくしゃみやかゆみなどが生じるという仕組みです。

人を刺すツメダニを引き寄せる

ツメダニは体長約0.3〜1mmほどのダニで、ヒョウヒダニをエサとしてカーペットやソファ、布団などヒョウヒダニが生息する場所に現れます。

そのため、ヒョウヒダニが多くなるとツメダニも比例して増えます。人を刺して体液を吸うため、刺咬症の原因になることも考えられるでしょう。ツメダニに刺されると、かゆみや赤い腫れが発症し、約1週間ほど続くのが特徴です。

ヒョウヒダニがいるか確認する方法

ヒョウヒダニはとても小さく、目視での確認がほぼ不可能です。

そのため、市販のダニ検査キットを用いたり、自治体が実施しているダニ検査を利用したりするのがよいでしょう。

世田谷区では、検査費用が無料で郵送式もしくは訪問式の2種類から検査方法を選び、ダニアレルゲンがいるかどうかを調べてくれます。

自治体によって検査の有無が異なるため、住んでいる自治体のホームページを調べてみてください。

参考:室内のダニアレルゲン検査をしませんか | 世田谷区ホームページ

ヒョウヒダニの駆除方法

  • 部屋全体を燻煙剤でまとめて駆除
  • 布団は乾燥機で熱を加えて駆除
  • ソファやカーペットは粘着シートで駆除

部屋全体を燻煙剤でまとめて駆除

  • ダニ退治に特化した成分で徹底的に駆除
  • 家具の裏や押し入れの隅まで一掃できる
  • 部屋を閉め切ったり使用後に換気したりとやや手間がかかる

部屋中にヒョウヒダニが繁殖している可能性がある場合は、燻煙剤を使った一斉駆除がおすすめです。

燻煙剤は部屋の隅々まで駆除成分を届けるため、布団やソファなどのダニがよくいる場所以外のダニもまとめて駆除できるのがポイント。使用後はしっかりとダニの死骸やフンを取り除くために、部屋中を掃除しましょう。

布団は乾燥機で熱を加えて駆除

  • 熱に弱いダニを高温で駆除
  • 乾燥機やコインランドリーで熱乾燥する
  • マットレスは素材の劣化に注意

寝ている間に湿気が溜まったり、髪の毛やフケが落ちたりという理由でダニが発生しやすい布団のダニ駆除は、乾燥機による加熱がおすすめです。

ダニは50℃以上の熱で死滅しやすいため、乾燥機でも効果的な駆除が期待できます。

ウレタン素材やファイバー素材など、マットレスは熱に弱い素材を使っている場合があります。乾燥機にかけると劣化してしまうおそれがあるため、事前に取り扱い説明書を確認しましょう。

※参考:ダニの高温抵抗性の検証 - 日革研究所

ソファやカーペットは粘着シートで駆除

  • ダニを誘引する粘着シートで吸着して駆除
  • 定期的な掃除機やコロコロでの清掃も効果的
  • 駆除スプレーを使う際は素材を傷めないか注意

リビングで長い時間を過ごすソファやカーペットも、ヒョウヒダニが溜まりやすい場所です。燻煙剤を使用しない場合はダニ誘引剤が入った粘着シートを敷くとよいでしょう。

罠にかかったヒョウヒダニをそのまま捨てるだけなので、手間もかかりません。

ダニ駆除スプレーを使った駆除方法もありますが、革製のソファや毛皮のカーペットなど、素材によっては適切ではない可能性があるため注意が必要です。

ヒョウヒダニの駆除は害虫駆除110番におまかせ

※1 事業者の運営サイト全体のお問い合わせ件数です
※2 対応エリア・加盟店により異なります

目に見えないヒョウヒダニは、存在するのか、駆除できたのかを確認するのが大変です。そのため、駆除業者へ依頼するのが手っ取り早いでしょう。

害虫駆除110番」では、8,800円(税込)〜で依頼ができ、無料診断も可能。害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。

電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、ヒョウヒダニの駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

ヒョウヒダニを大量発生させない予防対策

  • 定期的に掃除する
  • 換気して部屋の湿度を下げる

定期的に掃除する

ヒョウヒダニのエサをなるべく除去して住みにくい空間にすることがポイントです。

家の中で増殖するヒョウヒダニの主なエサは、人の髪の毛やフケ、アカ、食べかす、埃やチリなどです。

枕カバーやシーツなど洗えるものはこまめに洗濯をしたり、ソファーの隙間やベッドの下など埃がたまりやすい部分もこまめに掃除機をかけたり、念入りに部屋を掃除しましょう。

換気して部屋の湿度を下げる

ヒョウヒダニは高温多湿の場所を好むため、室内の湿度は約50〜60%以下になるように意識しましょう。

ヒョウヒダニが外から侵入しても増殖させないために、天気のいい日は換気をして湿度を下げることをおすすめします。

ヒョウヒダニの駆除に関するQ&A

ここでは、ヒョウヒダニの駆除に関する疑問をQ&A形式で答えます。ヒョウヒダニの駆除で疑問があればチェックしてみてください。

Q. ヒョウヒダニの駆除方法は?

A. 燻煙剤・乾燥機・粘着シートなどがあります

室内全体や布団だけなど、場所によって適した駆除方法が異なります。

Q. ヒョウヒダニがいるかわかる方法は?

A. 検査キットを用いた検査です

検査キットは市販で買えるほか、自治体で提供している場合もあります。住んでいる自治体のホームページを確認してみてください。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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