
ヒョウダニの駆除方法とは?特徴や被害も解説
チリダニともいわれるヒョウダニの駆除方法や特徴、被害などを詳しく紹介します。ヒョウダニはほとんど1年中見られる害虫で、人間の髪の毛やフケ、汗、埃やチリなどをエサにして室内に生息します。肉眼での確認が難しいほど小さく、アレルギーといった被害があっても気付きにくいです。ヒョウダニが増えないように早めの対策・駆除をしましょう。
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ヒョウダニの特徴
ヒョウダニとはチリダニとも呼ばれており、ほとんど1年中見られるダニの一種です。ダニは世界で約1万種類以上いますが、日本の室内でよく見られるダニはヒョウダニが室内の8割を占めていると言われています。
大きくなった成虫の体長は約0.2〜0.4mmほどと小さいため、肉眼で確認することは難しいです。
発生時期
ヒョウダニは高温多湿の梅雨の時期から繁殖が増え始め、2ヶ月で約3,000匹、4ヶ月で約450万匹にも大繁殖します。ヒョウダニの生涯は約60日〜100日ほどです。
卵からふ化すると約1週間ほどで幼虫になり、脱皮を繰り返して約10日ほどで若虫になります。さらに脱皮を重ねて成虫になり、約2ヶ月間で何度も産卵をし命を終えます。
生息場所
ヒョウダニははじめから室内にいるわけではなく、外出した人間やペット、洗濯物や配送物などにくっ付いて室内に侵入し生息します。
室内に潜んだヒョウダニはカーペットや布団、枕、カーテン、ソファ、埃やチリが溜まる場所などに好んで生息します。
ヒョウダニの主なエサは人間のフケやアカ、汗、食べかす、埃やチリなどです。
ヒョウダニの弱み
ヒョウダニの生命力は強く、室内を少し掃除をしたり水に沈めたりしても死滅しません。明るい場所が苦手なヒョウダニですが、洗濯物を日光に当てても裏側に逃げてしまい、紫外線だけでも死滅しないのです。
ヒョウダニが苦手なものは高温と低湿度で、約60度以上の高温環境では生きていけないという特徴があります。
ヒョウダニによる被害
続いて、ヒョウダニによる被害を紹介します。ヒョウダニは人を刺すことはありませんが、下記の被害をもたらすケースもあります。
アレルギー
ヒョウダニは暖かく湿度が高くなる梅雨時期から繁殖し、真夏を過ぎると命を終えます。
繁殖したヒョウダニの死骸やフンは、秋になって湿度が下がると乾燥して細かくなります。 それが小さなチリになって空気中に漂いアレルゲンとなり、それを吸い込むとくしゃみやかゆみなどが生じるという仕組みです。
人を刺すツメダニを引き寄せる
ツメダニは体長約0.3〜1.0mmほどのダニで、ヒョウダニをエサとしカーペットやソファ、布団などヒョウダニが生息する場所に存在します。そのため、ヒョウダニが多くなるとツメダニも比例して増えます。人を刺すことは少ないですが、間違えて人を刺し体液を吸うため、刺咬症の原因になります。
ツメダニに刺されると、翌日かそれ以降に痒みや赤い腫れが発症し、約1週間ほど続くのが特徴です。
ヒョウダニがいるか確認する方法
- ソファやベッドに掃除機をかけない
- 室内を換気する習慣がない
- ベッドシーツやピローカバーを洗濯・日干ししない
- ベッドやソファにぬいぐるみやクッションが置いてある
- ベッドやソファの下、テレビ裏などに埃やチリが溜まっている
- ベッドやソファの下、テレビ裏などに埃やチリが溜まっている
- 掃除機をかけるのは週に1度くらい
- 髪の毛やフケが落ちている
ヒョウダニは肉眼で確認することが難しいため、室内に生息しているのか気付きにくいです。そのため、ヒョウダニがいるか確認するには、ダニ専用の検査キットを利用するのがおすすめ。また、上記のチェックリストに多く当てはまる場合は、ヒョウダニが生息しやすい環境なので注意しましょう。
ヒョウダニの駆除方法
ヒョウダニは自分で完全に死滅させるのは難しいです。専門業者に依頼すれば駆除だけでなく、予防も行ってくれます。また、自分で駆除してもヒョウダニによる被害が再び見られるという方も業者に依頼しましょう。
ヒョウダニの対策
続いて、ヒョウダニの繁殖を抑えたり被害が大きくならないようにしたりする対策を解説します。肉眼では見えない分、早めの対策が必要です。
部屋を掃除する
ヒョウダニのエサをなるべく除去して住みにくい空間にすることがポイントです。家の中で増殖するヒョウダニの主なエサは、人の髪の毛やフケ、アカ、食べかす、埃やチリなどです。
枕カバーやシーツなど洗えるものはこまめに洗濯をしたり、ソファーの隙間やベッドの下など埃がたまりやすい部分もこまめに掃除機をかけたり、念入りに部屋を掃除しましょう。
布団用の掃除機を利用してヒョウダニを除去したり、ダニモードのある乾燥機を利用してヒョウダニを死滅させたりするのもおすすめです。
換気をする
ヒョウダニは高温多湿の場所を好むため、室内の湿度は約50〜60%以下になるように意識しましょう。ヒョウダニが外から侵入しても増殖させないために、天気のいい日は換気をして湿度を下げることをおすすめします。
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ヒョウダニの駆除に関する記事をチェック

※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年1月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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