ネズミのフンの見分け方は?見つけたときの対処法も

自宅でネズミのフンのようなものを見つけて不安に思う方も多いのではないでしょうか。ネズミのフンは健康被害の原因となる可能性があります。今回は、その見分け方や対処法についてご紹介します。

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【ネズミの種類別】ネズミのフンの特徴

ネズミのフンと言っても、ネズミは世界中で約1,300種類存在すると言われています。当然ながらフンにもそれぞれ特徴があります。今回は自宅に出没する代表的な3種類のネズミのフンをご紹介します。

ネズミの種類

フンの大きさ

フンの色

フンの形

ドブネズミ

10〜20mm

こげ茶色、灰色

太く、整った形の楕円形

クマネズミ

4〜7mm

茶色、灰色

不揃いな楕円形、散らばって見つかる傾向

ハツカネズミ

6〜10mm

茶色

米粒程度の大きさ、先が尖っている

大型で肉食を好む傾向にあるドブネズミはフンのサイズも大きめ水回りに潜むことが多いため、キッチンやトイレ、排水溝などでネズミのフンを見つけた場合はドブネズミのフンである可能性があります。

次いで、フンのサイズが大きい傾向にあるクマネズミは高い場所を好む傾向があります。そのため屋根裏や換気扇の周辺などでネズミのフンを見つけた場合はクマネズミのフンである可能性があります。

最後のハツカネズミは暗い場所を好むネズミです。そのため倉庫や物置などの暗い場所でネズミのフンを見つけた場合はハツカネズミの生息を疑いましょう。また、ハツカネズミのフンは独特な臭いがすることがあります。

ネズミのフンがもたらす被害

  • サルモネラ菌
  • チフス菌
  • ストレプトバチリス菌
  • レプトスピラ菌
  • ハンタウイルス
  • E型肝炎ウイルス
  • ツツガムシリケッチア

ネズミがもたらす被害にはさまざまありますが、その1つとしてネズミが病気を媒介する動物であることに注意が必要です。

上記のようにネズミを媒介してさまざまな病気に感染する恐れがあります。そのためネズミを見つけたとしても不用意に触らないようにしましょう。

ネズミのフンの清掃方法

ネズミのフンを見つけた場合の清掃方法について紹介します。上述の通り、準備をせずにネズミのフンを取り除くことは危険が伴います。次に記載するポイントを押さえて対応しましょう。

【1】マスクとゴム手袋を着用

まず、病原体への感染を予防するためにマスクとゴム手袋を着用しましょう。そして作業終了後は、使用したマスクやゴム手袋を使い回さずに捨てるようにしてください。

掃除機の使用は避けることをおすすめします。掃除機が汚染されるだけでなく、吸引時にフンが舞い上がったり、フンが砕かれてより小さい粒子なること口や鼻で吸い込みやすくなるためです。

また、ネズミのフンは除去する前に念のため写真を撮影すると良いしょう。今後、専門業者に依頼することとなった場合、スムーズに状況を伝えられます。

【2】除菌しながらネズミのフンを取り除く

ネズミのフンを取り除く身支度が完了したら、実際にフンを取り除く作業に移ります。フンの周辺にアルコール除菌剤を散布し、使い捨てのほうきやちりとり、または重ねたキッチンペーパーやティッシュでフンを取り除きます。

除菌用として次亜塩素酸ナトリウムやエタノールがあります。これらが用意できなかった場合は、洗剤やキッチン用漂白剤などで代用します。

【3】侵入経路を塞ぐ

ネズミのフンが除去できたら、最後に再発防止のためネズミの侵入経路がわかる場合は塞ぎましょう。

柔らかい素材だと、ネズミがかじって穴をあける可能性もあります。セメントや金属板、補修用パテ、モルタルなどの頑丈な素材の使用をおすすめします。

【4】もし素手でネズミのフンに触れてしまったら?

気をつけていても素手でネズミのフンに触ってしまうこともあるでしょう。

万が一、素手でネズミのフンに触ってしまった場合、水と石鹸で手を洗いましょう。念のためアルコール除菌もしておくのがおすすめです。

ネズミのフンの発生を防ぐには?

ネズミのフンの発生を防ぐには、そもそもネズミを寄せ付けないようにすることが大切です。ネズミ対策として3つの例を紹介します。

【1】害獣対策グッズを使用する

ネズミ対策として市販の害獣グッズを活用するのもおすすめです。例えば、ネズミが苦手な臭いを放つ忌避剤や殺鼠剤などがあります。

※人体に使用しないこと。
※子供やペットが触れないように注意して使用してください。

【2】ネズミのエサになるものを排除する

次にネズミのエサとなるものをなくすことも大切です。ネズミは雑食性の動物のため食材の他、生ゴミや食べカスなどもエサとします。

生ゴミは放置せず、可能な限り早めに捨てるなど住宅を清潔に保つこともネズミ予防の1つです。

【3】侵入経路を遮断する

先ほどネズミのフンの対処法で記載したように侵入経路を遮断することも大切です。ネズミが発生する前に侵入経路となりそうな場所は塞ぐ対応をしておきましょう。

水回りや屋根裏、床下、物置などは特にネズミが発生しやすい場所のため要注意です。

ネズミを自分で駆除する際の注意点

平成14年の改正によってネズミ類は鳥獣保護管理法の対象に含まれることになりました。しかしながら、今回ご紹介したいえねずみ類3種に関しては「環境衛生の維持に重大な支障を及ぼす鳥獣又は又は他の法令により捕獲等について適切な保護管理がなされている鳥獣」として鳥獣保護管理法の対象外とされています。(鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律第80条、施行規則第78条)

そのため今回ご紹介した3種類のネズミの駆除に関しては、特に許可の取得無しに駆除が可能です。

※参照: 環境省ホームページ

ネズミの駆除はプロに任せるのが安心!

ネズミのフンを見つけた際の対応方法についてご紹介してきましたが、病原菌への不安や侵入経路を隈なく確認しなければならないなど、素人では対応が難しいことがあります。

安心してネズミを駆除したいという方は「ねずみ駆除110番」の利用がおすすめです。

個人の場合は14,320円(税込)〜、店舗オーナーの場合は21,800円(税込)〜依頼が可能です。電話でのご相談は24時間365日受付中のため、ねずみ駆除にお困りの人はまずは気軽に事前見積もりの相談をしてみてはいかがでしょうか。

※対応エリア・加盟店により記載価格で対応できない場合があります。

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※画像は全てイメージです。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。

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