服のダニ対策|洗濯機やドライヤーは有効?刺されたときの対処法まで徹底解説

服につくダニの対策や駆除方法を紹介します。簡単に自分でできる対策から駆除方法、ダニがつく原因、ダニがつくとどんな問題が発生するのかまで解説。洗濯機やドライヤーでダニが除去できるか、天日干しは効果的なのかなどの疑問にも答えます。

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自分でできる服のダニ対策!高温で退治

ダニは温度が高めの場所を好みますが極度の高温には耐えられません。そのため、ダニの対策には50℃以上の熱に20分以上あてるのが効果的です。60℃以上であればもっと短時間で死滅させることができるといわれています。


以下の方法で、ダニの駆除をおこないましょう。

  • 服にアイロンの熱をあてる
  • 服をお湯に漬ける
  • 服を乾燥機にかける

熱をあてただけでは、ダニの死骸やフンが服に残ってしまいます。そのため、高温でダニを駆除したあとは、洗濯をして洗い流す必要があります。

ただし、熱に弱い素材の服だと縮んだり、痛んだりすることがあるので、必ず熱に強い素材であるか洗濯表示などを確認してから行いましょう。

▼洗濯表示の意味はこちらからチェック!

これはNG!間違ったダニ対策

天日干しではダニ対策ができない!

ダニ対策に効果的と言われている天日干しは、ダニを駆除するという点では残念ながら効果が低いと考えられます。夏場でもダニを死滅させるのに効果的な50℃以上の熱を服にあてることはできず、約80%のダニが生存しているというデータ(※)もあります。

しかし、天日干しで服をしっかり乾燥させて、ダニの好む湿度の高い状態にしないようにすることはダニ対策では大切です。

※参考:布団のダニ退治「天日干し」の効果を検証(日革研究所)

表面だけに高温をあてても駆除しきれない

ドライヤーなどで表面だけ高温をあてても、ダニは駆除しきれません。薄いものであればある程度駆除は可能ですが、厚いものになってしまうと奥まで熱が届かず、ダニを完全に駆除することは難しいです。お湯や乾燥機などで駆除することをおすすめします。

洗濯機ではダニが他の衣類に移ってしまうことも

ダニは、水中の酸素がない状態でも生きられるため、洗濯では駆除することができません。それどころか、他の衣類にダニが移ってしまったり、そのまま洗濯機の中にダニが住み着いてしまったりしてしまいます。洗濯機に入れる前に、高温でしっかりとダニの駆除をしましょう。

クローゼットにある服のダニ対策

  • クローゼットの湿気を取り除く
  • 定期的にクローゼットの掃除と換気をする
  • しっかり服を乾かしてから収納する
  • 服をクローゼットに詰め込みすぎない
  • ダニよけスプレーやシートなどを活用する

クローゼットやタンスにしまった服にもダニが付着していることがあります。クローゼットのダニ駆除や対策は、乾燥がキーポイントとなります。

ダニは高温多湿の環境を好むため、クローゼット内の湿気を取り除いたり、風通しをよくするのがおすすめです。

また、ダニよけスプレーをクローゼットに収納する前にかけておいたり、ダニよけシートをタンスに敷いておくのも効果的なので、ダニ対策グッズを活用してみましょう。

服にダニがつく原因

LIMIA編集部
提供:LIMIA編集部
  • 服が出荷されるときに付着していた
  • 外出先で付着した
  • 高温多湿な場所に収納していた
  • 汚れたまま収納していた

服にダニがつく原因は、主に服が工場から出荷されるときに付着していたり、外出先でダニが付着することなどがあります。新品の服であっても、一度熱を当てておくのがおすすめです。

また、ダニは人間のフケやアカ、ホコリなどを食べて増殖します。汚れたままの服をクローゼットに収納すると、ダニが増える原因にもなります。必ず洗濯してから収納するようにしましょう。

服にダニがつくとどんな問題がある?

刺されると湿疹ができる

ネズミなどに寄生するイエダニや鳥に寄生するトリサシダニ、スズメサシダニなどダニの種類によっては、人を刺すことがあり、刺されると湿疹ができることがあります。湿疹による痒みなどの症状に悩む人もいるため、被害にあったら駆除をおこなうことをおすすめします。

死骸やふんがアレルギーの原因に

ダニの死骸やふんがアレルギーの原因になってしまうこともあります。ダニを放っておいたら、どんどん数が増えてしまい、気づけばアレルギーに! といった可能性もあるため、しっかりダニの駆除をおこないましょう。

※参考:アース製薬「Danny」

服についたダニに刺されたときの対処法

ダニに刺されてしまった、と感じたら医療機関を受診することをおすすめします。市販の薬も販売されていますが、知識のない人が、ダニに刺されたかどうかは判断できませんし、感染症のリスクもあります。症状が長引くなど、少しでも不安に感じたら、医師の適切な指示のもとで、治療をおこなうようにしましょう。

自分で駆除しきれないダニは専門業者に相談しよう!

しっかりダニ対策をしたい人は専門業者に駆除を依頼するのもおすすめです。

害虫駆除110番では、24時間365日フリーダイヤルと公式ホームページから無料で問い合わせができるので、気軽に相談ができます。ダニ以外にもノミなどの駆除を行ってくれます。

※ 対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認した上で調査・見積りに費用を頂く場合がございます。
※ 対応エリア・加盟店により記載価格や条件では対応できない場合がございます。

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服のダニ対策に関するQ&A

提供:LIMIA編集部

Q1. 服にダニがつく原因は?

A. 工場から出荷されるときや外出先などで付着する

主に服にダニがつく原因は、工場出荷時や外出先で付着することなどが考えられます。また、汚れたまま収納したり、高温多湿の環境で収納していると、ダニが増殖する原因にもなります。

Q2. 服に付着するダニを死滅させる方法は?

A. 約50℃以上の熱に20分以上あてる

ダニは熱と乾燥に弱いため、約50度以上の熱を20分以上あてると駆除できます。例えば、アイロンや乾燥機にかけたり、服をお湯につけるのもよいでしょう。

Q3. 服に付着したダニは洗濯だけで落ちる?

A. 洗濯だけでは落ちにくい

服についたダニは洗濯だけでは除去がしにくいです。しかし、50℃以上の熱に20分以上あてた後に、洗濯をするとダニの除去がしやすくなります。

Q4. 服についたダニは天日干しで除去できる?

A. 天日干しでは効果は期待できない

天日干しをしてもダニの除去や対策には、あまり期待できません。気温の高い夏場でも、ダニが死滅する温度に達することがないためです。しかし、天日干しで服をしっかり乾燥させることは、ダニが好む湿度の高い状態を防げます。

Q5. 服につくダニの予防対策は?

A. クローゼットなどを乾燥させて、清潔に保つ

服につくダニの予防対策には、収納場所の乾燥と清潔さがポイントとなります。クローゼットなどの湿度が高い場合には、除湿剤などを使って湿気を取り除き、風通しもよくしましょう。

また、定期的にクローゼットなどの収納場所を掃除するのも大切です。ダニよけスプレーやシートを活用するのもおすすめ。

Q6. 服についたダニは目で見える?

A. 見えないことがほとんどです。

ダニのサイズは非常に小さいため、肉眼で見ることは非常に難しいです。ダニの被害にあったら、服全体を高温にあて、駆除をおこないましょう。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2024年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なるため、必ず製品の取り扱い説明書に従って作業を行ってください。

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