片づけたくなる子ども部屋に 1番最初に必要な″愛”の話

「子ども部屋を作ったら自分で片づけるようになると思ってたのに…」そんな時必要なのは、おしゃれな家具でも細かな収納の仕組みでも、ましてや「片づけなさい!!」と叱る声でもありません。一番最初に必要なのは″愛”なのです。

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部屋を作ったからと言って片づくと思ったら大間違い!

Photo by Drawer Style

「子ども部屋が欲しい!」「個人の持ち物増えて、リビングの一角では収まらなくなった」
子どもが小学生くらいになると子ども部屋作りを検討する家も多いのではないでしょうか?

そして、子ども部屋が完成したら家はすっきり
今よりずっと快適な空間になるはずだと思っていた方も多いはず。

でも、いざ部屋が完成しても
リビングにランドセルがいつも置きっぱなしになっている
あっという間に部屋の机の上もおもちゃスペースもクローゼットもぐちゃぐちゃ
子ども部屋を作ってから忘れ物が多いみたい

そう、子ども部屋という空間を作っただけでは片づかないのです!

必要なのは、家具でも仕組みでもなく…

部屋を作るだけではだめ。だったら、何が必要なのか?

一番最初に必要なのは、
おしゃれな家具屋に売っているデスクでもベッドでもなく
売れてる収納本に書いてあるような仕組みでもありません。

それは、″愛”です。
「この部屋大好き!これが僕(私)の部屋なんだ!」と子どもが自分の部屋に″愛着”を持つことです。

愛着を持てたことで、「自分のモノは部屋に戻そう」「部屋もきれいにつかおう」と想う気持ちが芽生えます。

愛着を持てる子ども部屋つくりの5ステップ

子どもが自分の部屋に愛着を持てるようになるために大切なのは、子ども部屋つくりを子どもと一緒にすること。
「今日からここが子ども部屋だよ」と完成した部屋を与えるのではなく、考えることも手を動かすことも一緒にして作り上げていきます。

実は、我が家の子ども部屋は5STEPで作ってみました。
どんなSTEPで作っていくか子どもたちとミーティングするのも楽しそうですね。

1・名前を付ける

「子ども部屋を作ろう!」と決めた時、子ども部屋の名前を一緒に考えました。
名前が付くだけでもかなりの愛着が沸きます。

ちなみに、我が家の子ども部屋の名前は《こどもきち》です。
「こどもきちで何したい?」「どんなものを置きたい?」「これはどっちが好き?」
夕食時にそんな質問をするととても楽しそうにたくさんのことを話してくれました。

2.《こどもびじゅつかん》を開く

子ども部屋を作る過程で以前の家具を出し一面でも壁全体が空くのならぜひおすすめ!

子どもが今まで幼稚園などで書いた絵を一面に貼り、《こどもびじゅつかん》を開きました。
ずっとしまったままの絵が飾られて、子どもたちはとてもうれしそうでしたし、しばらくはそのままにして、お手製の招待状を作って祖父母に見に来てもらうのもいいですよ。
「びじゅつかんが終わったら、子ども部屋になるんだよ!」と説明しながらワクワクの気持ちも募ります。

3.《こどもえいがかん》も開館!

仕事柄、プロジェクターを持っているので、壁一面が空いている家具を購入するまでの間に借りてきたDVDを投影して《こどもえいがかん》を開館しました。
ポップコーンも用意して、大迫力の画面で子どもたちが大好きな恐竜映画を大人も満喫です!

4.壁にペイントする

思い切って壁に色を塗りました。

子ども部屋となる部屋は、以前は物置だったり寝室だったりと違う役割を持っていたいうのがほとんどです。そのイメージは大きなものですが、壁のペイントでがらりと印象も変わります。一緒にペイントしたことも家族の大事な思い出です。

5.《こどもとしょかん》でお気に入りスペースを。

ここでようやく家具を入れる時の話です(笑)

子ども部屋は、遊んだり勉強したり寝たりとその役割をいくつか持つことになりますが、役割に囚われず好きなことをするお気に入りのスペースを作ってあげてください。大きい必要はありません。座布団1つほどでも十分です。

我が家の子供たちは本を読むのが好きです。絵本や図鑑あれば漫画もありますし、自分が観た映画のパンフレットも大好きです。
なので、《こどもきち》には《こどもとしょかん》を作りました。場所はベットの横に余っていた小さなスペース。家具で区切って部屋っぽくしました。子どもは狭い場所ほど好きなこともあり、よくここでちょこんと本を読んでいます。

子ども部屋を作るとなると、家具や配置、収納グッズにフォーカスしがちですが、完成した部屋で子どもが愛着を持って過ごせるように一緒に作り上げてみるのも楽しいですよ。
そして、愛着のある部屋こそ『子どもが自分で片づけたくなる子ども部屋』となるのです。

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