ダニは洗濯だけで駆除できる?対策や洗濯機で繁殖させない方法も
洗濯だけではダニを駆除することはできませんが、ダニの繁殖を予防する効果があります。ダニを駆除するには、洗濯と合わせて50℃以上の熱を加えるのがポイント。ダニを死滅させる方法や洗濯機にダニがうつる可能性などを解説します。
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ダニは洗濯だけでは死滅しない
衣類のダニは洗濯をしたり、つけおき洗いをするだけでは死滅しないと考えられます。
ただ、アレルギーを引き起こすダニのフンや死骸を洗い流したり、ダニのえさとなる人の垢やフケなど落とせるため洗濯はダニの繁殖を防ぐのに有効です。
ダニは熱に弱いため、高温で駆除してから洗濯で洗い流すのが効果的なダニ対策だと言えます。
ダニを洗濯との合わせ技で駆除する方法
- 1.高温のお湯でつけおき洗いをする
- 2.アイロンのスチームをあてる
- 3.乾燥機を使う
- 4.天日干しで乾燥させる
- 5.布団や絨毯は掃除機も活用する
衣類からダニを落とすには、洗濯と合わせて熱を加えるのがおすすめ。ここでは、ダニを駆除する方法や繁殖を抑える方法を紹介します。
高温のお湯でつけおき洗いをする
ダニは熱に弱く、50℃の熱で2〜6時間で死滅し、60℃で15分以内に死滅するという実験データ(※)があります。
そのため、60℃以上の高温のお湯に15分以上つけおきすることで、ダニを駆除できます。洗濯機によっては、高温のお湯で洗濯できる製品もあるため、取扱説明書などを確認してみましょう。
ただし、高温のお湯につけると衣類の生地が痛む可能性もあるので、熱に強い生地のみで行ってください。
アイロンのスチームをあてる
アイロンのスチームを当てるのもダニ駆除に効果的な方法です。50℃以上の熱であれば30分以上、60℃なら一瞬で死滅します。スチームを当てたあとは、死骸やフンが残るため洗濯をするようにしましょう。
乾燥機を使う
ダニを駆除するために洗濯を行う場合には、自然乾燥よりも乾燥機を使って乾かすのがおすすめです。乾燥機は高温で衣類を乾かすため、熱に弱いダニを駆除することができます。
また、布団やラグなどはクリーニングに出すか、コインランドリーで洗濯するのがおすすめです。
天日干しで乾燥させる
ダニは湿度の高い場所を好んで繁殖します。ダニを増やさないためにも、洗濯と合わせて天日干しをして乾燥させることが大切です。天日干しだけではダニを死滅させるのは難しいですが、風通しのいい場所で乾燥させることで湿度を取り除くことができます。
布団や絨毯は掃除機も活用する
布団や絨毯を洗濯したり、乾燥させたあとは、掃除機でダニの死骸やフンを取り除くことも大切です。掃除機を使用する際には、窓を2ヶ所以上開けて換気をしながら使うのがおすすめ。
また、1㎡あたり20秒以上の時間をかけて掃除機をかけると効果的。掃除機に布団用や絨毯用などのノズルが付属しているケースもあるので、使用することで効率よくダニの死骸やフンを取り除けます。
ダニを洗濯以外で予防する方法
- 1.部屋の湿度を下げる
- 2.部屋を清潔にする
- 3.防ダニ商品を活用する
ダニを増やさないポイントは湿度とホコリ、汚れを取り除くことです。具体的に洗濯以外でダニを予防する方法を紹介します。
部屋の湿度を下げる
ダニは温度が20〜30℃、湿度が60%以上の環境を好みます。部屋の湿度を下げて、ダニの活動を鈍くさせましょう。
部屋の湿度を下げるには、適度に窓を開けて換気をしたり、エアコンの除湿機能を使ったり、除湿機を使う方法があります。
窓を開けて換気を行うときには、空気の入口と出口が必要なため、窓や扉を対になるように2ヶ所以上開けるようにしましょう。
部屋を清潔にする
ダニは人の垢や汗、フケ以外にもホコリをエサとします。部屋を清潔にしてダニを増やさないようにしましょう。
掃除機を使うときには、まずドライタイプのフローリングワイパーで拭き掃除をしてから掃除機を使うとホコリが空中に舞うのを抑えてくれます。
防ダニ商品を活用する
ダニを洗濯以外で予防するには、防ダニ商品を活用するのもおすすめです。防ダニ商品には、ダニを寄せ付けない忌避(きひ)効果のあるものと、ダニを増やさない増殖抑制効果のものがあるので、目的に合わせて選んでみましょう。
寝具やインテリアの場合は「インテリアファブリックス性能評価協議会」によって厳しくチェックされ、合格した商品のみ統一の防ダニマークがつけられます。
寝具やインテリア製品を選ぶときには、防ダニマークがついているかも参考にしてみてください。
ダニが洗濯機にうつる可能性はある?
ダニは洗濯しても死滅しない生き物です。そのため、ダニが洗濯機にうつる可能性もあるでしょう。また、洗濯時に生き残ったダニが洗濯機の中で繁殖することも考えられます。
洗濯機のダニ対策方法
- こまめに洗濯機を掃除する
- 使用後はフタを開けて乾燥させる
洗濯機内のダニ対策方法として、こまめに洗濯機を掃除するのがおすすめです。ダストボックスなどにゴミが溜まっているとダニが増える可能性があります。こまめにチェックして捨てるようにしましょう。
また、洗濯機の使用後は内部の湿度が高くなり、ダニにとって好ましい環境になります。洗濯機を使ったあとはフタを開けたままにして、内部を乾燥させるようにしましょう。
ダニの駆除は専門業者に相談
※1 弊社運営サイト全体のお問い合わせ件数になります。
※2 対応エリア・加盟店により異なります。
ダニを徹底的に駆除したいという人は、専門業者に相談してみましょう。
「害虫駆除110番」では、8,800円(税込)から害虫の駆除が依頼できます。見積もり後のキャンセルもできるので、気になったらまず調査を依頼するのもおすすめです。
相談は、24時間365日電話やメールにて受け付けているため、ダニで困っているときにも気軽に相談してみましょう。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。
ダニと洗濯に関するQ&A
Q1. 洗濯だけでダニを駆除できる?
A. 洗濯だけでダニは駆除できない
ダニは洗濯をするだけでは駆除するのは困難です。ただし、洗濯することでアレルギーを引き起こす原因ともなるダニの死骸やフン、ダニのエサともなる人のフケや垢などを落として、ダニの繁殖を減らすことができます。
Q2. ダニは洗濯機にうつる?
A. 洗濯機にダニがうつる可能性もある
ダニが洗濯機にうつる可能性もあります。洗濯機のダニを増やさないためにも、洗濯機をこまめに掃除して、使用後はフタを開けて内部を乾燥させましょう。
Q3. 洗濯以外のダニ対策方法は?
A. 部屋を清潔にして湿度を下げ、防ダニ商品を活用する
ダニはホコリもエサにするので、部屋を清潔にしましょう。また、湿度の高い環境を好むため、窓を開けたり、除湿機を使ったりして湿度を下げるのも効果的です。寝具やカーペットは防ダニ商品を使うのもおすすめ。
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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
※製品によって、お手入れのしかたは異なるため、必ず製品の取り扱い説明書に従って作業を行ってください。
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