プロのシロアリ調査方法や費用を解説!かかる時間や調査時期も紹介

シロアリ調査の費用は、多くの業者では無料で行ってくれます。ただし、点検口がない家や遠方の場合は、有料のケースもあります。調査にかかる時間や必要な準備、自分でできる簡単な点検方法なども紹介します。

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シロアリ調査は無料で相談できる?費用が発生するケースとは

提供:LIMIA編集部
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シロアリ業者にとってシロアリ調査は、会社やサービスを知ってもらうきっかけとなり、駆除や予防に興味を持ってもらいたいため、多くの業者では基本的に調査は無料です。

シロアリ調査ではシロアリが家に住み着いているか点検を行います。シロアリの被害状況や今後のリスクなどを理解した上で、駆除や予防の施工を検討しましょう。

LIMIA編集部
スタッフF
駆除や予防の依頼は複数社で検討するのがおすすめ
調査日当日に駆除や予防をそのまま依頼することも可能ですが、まとまった費用がかかるため慎重に選びたいもの。施工の依頼は他社からも相見積もりを取って、費用やサービス、保証内容を比較検討してみましょう。逆にその場で契約を急かすような業者には要注意です。

調査時に費用が発生するケースもある

床下の点検口がない家では調査時に特殊な機械を使ったり、点検口を設置したりすると別途費用が必要となる場合もあります。

業者によって、使用する機械や確認工程が異なるため金額が変動しますが、床下の点検口を新設する場合は、約15,000〜30,000円が調査以外にかかる費用の目安となります。

また、業者の拠点から遠く離れていると、出張費がかかるケースもあるので、問い合わせ時に確認しておくとよいでしょう。

シロアリ調査の流れとかかる時間

プロが行ってくれるシロアリ調査の流れと、調査にかかるおおよの時間について解説します。

シロアリ調査の流れ

  1. 1.電話やメールにて問い合わせる
  2. 2.調査日を予約する
  3. 3.当日に家の間取りや気になることを確認
  4. 4.家の外周や床下などを調べる
  5. 5.調査日に結果報告

プロが行ってくれるシロアリ調査は、一般的に上記のような流れになっています。調査日にヒアリングを行ってくれるので、気になったことや不安に思うことがあれば伝えておくのがおすすめです。

シロアリの調査手順

  1. 1.家の間取り図を確認
  2. 2.床下の点検口周りを養生する
  3. 3.点検口から床下へ入る
  4. 4.基礎や配管の状態や湿気、水漏れ、ひび割れなどないか確認する
  5. 5.天井裏や家の外周、壁や床の状態を確認する
  6. 6.後片付けを行う

プロのシロアリ調査では、まず全体的な家の構造と築年数を確認して、被害にあっていそうな場所に目星をつけてから順に調査を行います。ほとんどは、シロアリの被害にあいやすい床下から調査を行います。

床下の調査は点検口から床下へ入り、基礎部分の蟻道(蟻道)や水漏れ、ひび割れの有無を確認し、湿気の程度や配管の状態などをチェックします。

次に、床下同様に天井裏や外壁にシロアリの被害がないか、水漏れやひび割れなどがないかを点検し、最後に屋内の壁や床などの軋みや強度、叩いたときに空洞音がしないかなどを調査します。

シロアリ調査にかかる時間

プロが行うシロアリ調査は、家の広さや巣の多さによって異なり、短くて30分、長くて半日かかることがあります。また、調査日には家で待機する必要があるため、調査日には予定を入れないでおくのがおすすめです。

▼シロアリ駆除でかかる時間はこちらの記事もチェック!

シロアリ調査ではどんなことが分かる?

  • シロアリ被害の程度
  • 床下の木材の状態
  • 床下の湿気の程度
  • 修繕できるかどうか

シロアリ調査を依頼することで、シロアリ被害の程度や水漏れなどで床下の木材が腐朽してないかなどが分かります。また、被害や水漏れなどを確認できた場合は、修繕が可能であるかもチェックしてくれます。

調査の結果は調査報告書にまとめて、駆除をする場合の見積もり料金も一緒に出してくれるケースもあります。

シロアリ調査はいつする?初期症状とタイミング

  • シロアリを見かけたら調査する
  • シロアリの初期症状があったら調査する
  • 新築でも定期的に調査する

庭や室内でシロアリを見つけたときには、すでに家に巣があったり、これから巣を作る可能性があります。

また、玄関や床下、壁、水回りなどの場所から少しずつ表面に被害が出てくるので注意しておきましょう。例えば、床が柔らかくなりギシギシと軋んだりするとシロアリが食害している可能性があります。

そして新築の場合、シロアリ調査は必要ないと言われますが、新築時に行った防蟻処理の効果の持続期間は約5年と言われており、5年を過ぎると効き目が低下します。定期的に調査をしてシロアリを予防するのがおすすめです。

▼羽アリの見分け方はこちらもチェック!

▼シロアリの初期症状はこちらもチェック!

シロアリ調査で準備しておくこと

  • 羽アリを写真などで残す
  • 床下の点検口を開閉できるようにする
  • 間取り図を用意する
  • あれば以前の作業報告書を用意する

シロアリ調査をスムーズに行なってもらうために、上記のようなものを準備しておきましょう。

シロアリや羽アリを発見したときには写真や動画で撮ったり、粘着テープで捕獲したりすると、業者の人がどの種類のシロアリか判別しやすくなります。

また、過去にシロアリ駆除を依頼している場合には以前の作業報告書も準備しておくと、被害が拡大しているのか、どのような対策を行ったのか業者の人が分かりやすくなります。

シロアリ調査後に駆除を依頼したい!業者選びの注意点

  • 調査や説明がずさん
  • 費用が相場より安すぎる
  • 拠点から遠すぎる

シロアリ調査や駆除などをプロに依頼する場合、上記のようなポイントに注意しましょう。

調査や調査報告の説明がずさんだと、結果がどうなっているのかが分かりづらいため、どのような結果で、いくら費用が必要なのかも不明確です。また、駆除が必要な場合、駆除費用が相場からかけ離れている業者も要注意。シロアリや被害に合わせた駆除方法できちんとシロアリ駆除を行っている可能性が低いことがあります。

また、業者の拠点が家から遠すぎると、出張費用が発生する場合もあるため、なるべく家から近い業者に依頼するのがおすすめです。

▼シロアリ駆除業者の選び方はこちらもチェック!

シロアリ調査後の駆除費用は一軒家で約20〜30万

シロアリ調査の結果、駆除が必要となった場合は、別途費用が発生します。シロアリの駆除費用は、1㎡あたり3,000円(1坪あたり9,900円)前後が目安です。一軒家は20〜30坪であることが多いので、おおよそ198,000〜297,000円ほどを基準に検討しましょう。

また、費用は工法によっても異なります。見積もり内容をよくチェックし、気になることは詳しく説明してもらうようにするのがおすすめです。

※駆除費用は、2023年5月現在のLIMIA編集部の調査によるおおよその金額です

▼シロアリ駆除の相場をチェック!

シロアリ調査はシロアリ110番に相談してみよう

シロアリの被害があるのが気になったら、調査から駆除・予防まで行ってくれる「シロアリ110番」が頼りになります。

シロアリ110番では24時間365日、全国のシロアリに関連する悩みごとを電話やメールにて無料で相談ができます。また、駆除は1㎡あたり1,320円〜行い、保証も5年ついているので、しっかりとしたアフターフォローも魅力的です。

※66㎡以下の場合一律88,000円(税込)
※対応エリアや加盟店により記載価格と異なる事あり

シロアリ調査を自分でする方法

  1. 1.壁や柱を軽く叩いてみる
  2. 2.家の周りに羽アリがいるか確認する
  3. 3.家の外周や基礎に蟻道があるか確認する

シロアリの被害を自分で簡単に点検する場合、どこを見ると分かるのか解説します。

まずは、壁や柱を軽くノックするように叩いて、中から軽い空洞音がする場合、シロアリの被害にあっている可能性があります。

また、家の周りに羽アリがいないか確認し、家の外周や基礎部分に蟻道(ぎどう)がないか確認してみましょう。

▼シロアリの作る蟻道はこちらもチェック!

シロアリ調査に関するQ&A

Q1. シロアリ調査の費用はかかる?

A. ほとんどの業者は調査費用が無料

ほとんどの業者ではシロアリ調査を無料で行っています。ただし、床下の点検口がないときや遠方の場合は、有料となる場合もあるので、一度確認しておきましょう。

Q2. シロアリ調査の流れは?

A. 予約、ヒアリング、間取り確認、調査、報告が一般的な流れ

シロアリ調査日にはまず予約が必要です。当日はヒアリング、間取りの確認、調査をして、報告をしてくれます。調査をもとに見積もりを当日出してくれる業者もありますが、焦らずに納得した業者に依頼するようにしましょう。

Q3. シロアリ調査でかかる時間はどれぐらい?

A. 短くて30分、長くて半日かかるケースもある

シロアリ調査にかかる時間は、広さや被害状況などによって異なります。調査日にはなるべく予定を入れないで、待機できるようにしておきましょう。

Q4. シロアリ調査は自分でもできる?

A. プロにしてもらうのがおすすめ

簡単な点検は自分でもできますが、素人では床下や天井などの被害を確認することは困難なので、プロに徹底的に調査してもらうのがおすすめです。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年5月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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