「丸ひも」の基本の結び方「菜の花結び」で作る！ カンタン「チャーム」と「ペンダント」

丸ひもを結んで小物を作ってみませんか？　「菜の花結び」と「四角結び」と「髪飾り結び」の3つの基本の結び方を覚えたら、あとはアレンジするだけ！　そこで、絵本作家、手芸作家、イラストレーターとして活躍する堀川 波さんに「丸ひもの菜の花結びで作る！　カンタン小物」を教えていただきました。

同じ結び方でもひもの太さが替われば別物に

▼バレッタ

▼玄関マット

結び方を覚えたら、ひもの太さを替えてみましょう。細いひもで結ぶと長径が8cm足らずのバレッタになり、太い麻ひもを使うと、長径が40cm以上のマットが結べます。また、基本の形を結んだ後、基本のひもに添わせるように何本かのひもを通すと、幅ができ、きれいな形になります。添わせるひもの色を替えると作品に表情が出ます。

ひもの種類

使うひもは丸ひも。平らなものは、裏返ってしまうので使えません。素材は、麻や木綿、レーヨン、ナイロンなどいろいろ。鍋敷きは、熱に強い素材を使いましょう。

菜の花結び

菜の花のような結び方です。

丸く仕上がるので、ペンダントなどのアクセサリーに向いています。

使うひもは、色鮮やかな組みひもがいいでしょう。

100円ショップで購入できるちりめん風ひももおすすめ。

添わせるひもの色を替えると華やかに、同じひもを使うとシックになります。

チャーム
結んだひもと同じひもを上部に通して下げひもにする。

ペンダント
結んだひもと同じひもを二つに折り、輪を上部に通してくぐらせる。

ブローチ
裏側にブローチ用の金具を貼り付ける。

基本の菜の花結び

まず、基本の菜の花結びを作り、形を整えてから基本のひもに別のひもを添わせていきます。

このとき、同じひもでも色を替えてもOK 。

添わせるひもの本数はお好みで。

材料（できあがり直径7.5cm）
綿ロープ（直径5mm）... 80cm×３本
金属も貼れる多用途ボンド
テープ

結び方
（1）ひもの両端がほつれないよう、テープを巻いておく。

（2）ひもの中心に、右のひもが上になるよう、輪を作る。

（3）左のひもは、輪の下を通す。

（4）右のひもは、左のひもの下を通し、上に出す。

（5）（4）で上に出したひもを上→下→上→下の順に、中心にできた輪に通す。

（6）ひもを引くと、三つの輪が重なったようになる。

（7）形を整える。中心を押さえて、左右のひもを順に引くと縮まる。

（8）下の両側のひもを引くと、さらに縮まる。このときに作りたい作品の大きさにしておく。

ひもを添わせて3本にする

（9）別のひもを写真のように上から上→下→上→下の順に通す。5cmほど出してここが起点となる。

（10）2番目のひもを1番目のひもに添わせていく。

（11）最後まで添わせた様子。

（12）3番目のひもも2番目のひもと同様に横に添わせる。

（13）形を整える。中心を押さえて左右のひもを1本ずつ引く。（8）と同様に、下の左右を引く。

（14）右のひもを1本ずつ写真の位置に下から出す。

（15）次に、出したひもを写真の位置に1本ずつ差し込み、下から出す。ひもが左右に分かれる。

（16）左のひもを1本ずつ写真の位置から出す。

（17）さらに左のひもを下に引き出す。

（18）裏に返す。左右にひもが交差している。

（19）余分なひもは切る。

（20）ボンドを重なっている部分と切り口に塗り、留める。また、花びらの重なり部分にも塗って固定する。

できた

細いひもで小さく仕上げても。

ブローチ（直径4.5cm）

直径4mmの金銀の丸ひも50cm×2本。ブローチ用の金具をボンドで裏に貼り付ける。

チャーム（直径４cm）

直径４mmの組みひも50cm×2本。同じひも30cmを上部に通して端を結ぶ。

ペンダント（直径６cm）

直径５mmのちりめん風ひも、または直径４mmのナイロンひも50cm×３本。同じひも90cmを上部に通してペンダントにする。

【まとめ読み】堀川 波さんの記事リスト

撮影／原 務

＜教えてくれた人＞
堀川 波（ほりかわ・なみ）さん
絵本作家、イラストレーターとして活躍。『籐で作るアクセサリーと小物』、『籐で作るかごバッグ、かご雑貨』（ともに誠文堂新光社）など著書多数。

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