すのこ材から、折り畳み椅子をDIY。

ホームセンターで購入したすのこ材を使って、折り畳み椅子を作成する工程を紹介致します。

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材料は

スーパービバホームで購入しました。
▪板厚桧すのこ1150×360ミリ 1枚
 分解すると下記寸法でした。
 板幅81ミリ、長さ1150ミリ、厚み15ミリ、4枚
 脚断面30ミリ×23ミリ、長さ257ミリ、4本
すのこを分解してからホームセンターで下記のようにカットしてもらいました。
板2枚を幅方向2等分(4本)
板2枚を長さ方向3等分(6枚)

▪鍋頭のネジM5、長さ25ミリ 4本

▪ワッシャー
 外径15ミリ未満8枚
 外径22程度4枚

▪緩み防止ナイロン付きナットM5 4個

工具類
▪ノコギリ
▪電動ドリル
▪ドリル刃
 2ミリ(下穴)
 5.5ミリ(ネジ穴)
 6ミリ(ダボ穴)
▪トリプルカッター15ミリ
 (ネジ頭、ナット彫り込み)
▪細いビス 長さ35ミリ30本
▪コーススレッド 長さ60ミリ程度2本
▪木ダボ 直径6ミリ
▪木工用ボンド

スーパービバホームで購入しました。
ナイロンの摩擦による緩み防止機能が付いたナットです。

作成手順

椅子の背もたれ角度を決めます。
家にあった椅子を参考にして、65度に設定しました。

脚の角度65度、座面高さ45センチを条件に作図してみました。

すのこ1枚の材料で収まるようにパーツ寸法を決めました。
座面の水平位置の切り欠きなどは、位置の誤差が出やすいと思い、組み立て後に実施しました。

ネジを通す部分に2ミリの下穴を開けてから5.5ミリの穴を開けます。
穴開けは片方から半分程度の深さまで開けてから、反対側から貫通させました。

ネジ頭やナットが出っ張らないように15ミリトリプルカッターで彫り込みました。
トリプルカッターの彫り込み位置をネジ穴の中心に合わせるために、予めトリプルカッターで貫通させた板を彫り込み位置に置いて、その穴板をガイドにして彫り込み作業をしました。

トリプルカッターはその名の通り3枚の刃で出来たドリルのようなものです。
ガイド用板に穴を開けます。
彫り込み位置にガイド穴を置きます。
ガイド穴によって目的の位置に彫り込みが出来ます。
少し彫り込みがあれば、あとはガイドが無くても所定の深さまで削れます。

脚をクロスさせる部分に下記の順でネジ締めをします。
ネジ、15ミリ未満のワッシャー、脚、大きめのワッシャー、脚、15ミリ未満のワッシャー、ナット

ナット頭が脚の表面から出っ張る場合は、トリプルカッターで彫り込み深さを調整します。
ネジ頭側を彫り過ぎるとネジの先端が脚表面から出っ張るので、その時はネジ頭のワッシャーを数枚挟むと良いでしょう。

ナットが少し出てます。
トリプルカッターで彫り込み深さを調整します。

後ろ脚と座面との接続部分において
脚側の先端は半円に加工します。
円の接線方向に少しずつノコ目を入れると、円に近づきます。
仕上げはサンドペーパーで形を整えます。

長い脚と短い脚をネジ留め後、長い脚を外側に向けて寝かせ、すのこの脚を椅子の長い方の脚にビス留めします。

椅子の脚を裏返して短い脚にすのこ脚をビス留めします。
短い脚からすのこ脚が出っ張らないように、すのこ脚をカットしましたが、カットしなくても折り畳みは可能です。

座面の作成に入ります。
組み立てた椅子の短い脚間の内側寸法を測ります。
その寸法値マイナス2ミリの値が座面土台の外面寸法になるようにして、土台の上に板をビス留めしていきます。

座板4枚のうち端の1枚は、板の小口が座面土台の外側側面と同面になるように短くします。

座板と短い方の脚をネジ留めします。
ネジ、ワッシャーなどの取り付け順は、脚の組み立てと同様です。

椅子を寝かせて、脚底と座面がほぼ水平になるような形にします。
座板土台後ろ側に付ける棒(すのこ脚)の引っ掛かり位置を脚に印し、切り欠きます。

座板の後ろ側を引き上げて椅子を折り畳み、背もたれ板を付けます。
椅子をコンパクトにするなら、背もたれ板を座板に近付ければよいのですが、折り畳み時の指挟まれや持ち運びの手掛けを考慮して多少隙間を開ける方が良いでしょう。

椅子を裏返して座板土台の後ろ側にすのこ脚をビス留めします。

背もたれを付ける前の写真です。
長い脚の上端にすのこ板を2枚付けました。
座面土台の端にすのこ脚を付けます。

もう一度椅子の形に戻して、脚の切り欠きに座板に付けたすのこ脚が合うか確認をします。

座面土台に付けたすのこ脚に、図示④2枚を少しずらして重ね、椅子の脚側に長めのしっかりしたビスで付けます。

座板を正面から少し強めに「トン」と叩いて座面を後ろに動かして脚の切り欠きから外して

座面の後ろ側を持ち上げてみて

平らに折り畳めればokです。

ネジを外して塗装します。

組み直して完成です。

すのこの釘穴をパテなどで埋めると綺麗に仕上がると思います。

以上、すのこから折り畳み椅子を作る工程の紹介でした。

最後までご覧頂き、ありがとうございました

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主に戸建分譲ディベロッパーの仕事をしているサラリーマンです。色々な職種、職人さんとお付き合いしていくうちに自ら物造りに目覚めてしまいました。宜しくお願いします。

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