★DIYでゲストハウス作ってみた★耐震補強編

ゲストハウスの建築をDIYでちょっとづつ楽しんでいる最中に先日の地震があり、場所は離れているので被害はほぼありませんが多少は揺れたので(それの影響か定かではないのですが)骨組みに歪みが出ていることに気付き、急遽耐震補強をしてみました。

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★DIYでゲストハウス作ってみた★耐震補強編

完成写真

レシピの概要

かかった費用

3000円

所用時間

半日

材料

2×4材(数本)

2×8材(数本)

1×4材(数本)

羽子板ボルト(2本)

M12ボルト(1本)

工具

マルノコ

インパクトドライバー

オービルサンダー

スパナ

作り方

STEP1

このゲストハウスは基本は小屋なので、一般住宅のような構造にはなっておらず、羽子板ボルト等で基本的な強度は確保していますが心配なので・・・

STEP2

ひとまず筋交いのような補強を追加できるところは追加していくことにしました。

STEP3

使えそうな端材の表面をバーナーで炙って消毒&殺菌して準備します。

STEP4

45度の角度でカットしてテーパーのした穴を開けて、あとはビス留めするだけの状態にします。

STEP5

使用するビスはスリムビスやコーススレッドが基本で使いますが、檜材などの硬めの材に打った時に千切れることもあるので強度が高いとは言えません。

STEP6

そのため、四角いビットで打つ用の建築用の太めで強度の高いビスも併用します。筋交い金物等にも使用するビスなので普段使っているスリムビスよりも何倍も頑丈です。

STEP7

適度な間隔でビスを打って柱に固定してひとまずここは応急処置が完了です。こんな弱そうな筋交いでも小さな小屋にとっては大きな補助になります。

STEP8

そして次に問題だったところは1Fの仮留めの天井で2階部分を資材置き場にしていたところで、資材の重さで骨組みが歪んできてしまっていました。

STEP9

天井が下に垂れ下がるように曲がっていたので脚立&車用のジャッキを組み合わせて補強材を足して下から持ち上げてみると数センチ下がってしまっていたことが分かりました。DIYの小屋なら笑い話になりますが、一般住宅ならとんでもない事態です。

STEP10

ジャッキの使い方としては危険なのでお勧めできませんが、この状態で補強を追加したいので、羽子板ボルトを2本と短いM12ボルトを組み合わせて使ってみます。(本来の使い方ではありません)

STEP11

その補強部分の2階側になるところにも補強を追加して引っ張り上げたいので、2×8材をこのように加工します。

STEP12

2階側の柱に合わせてカットしたのですが・・・

STEP13

ピッタリはまりました。これで先程の1F天井の補強材と、この2Fの補強材で歪んだ1F天井をサンドイッチ状態にします。

STEP14

そのためには下の補強材と上の補強材を繋ぐ必要があるので、1Fの天井にボアビットで穴を開けます。

STEP15

補強材にも横方向から穴を開けます。なるべく水平になるように水平器を使いながら穴開けしました。

STEP16

その穴に先程組んでいた羽子板ボルトをあてがって、ボルトを2Fに貫通させます。

STEP17

そして2F側の補強材にも開けた穴からボルトが出てきました。

STEP18

さらにこの補強材を強くしたいので、補強材の補強材を追加するため、この皿取錐というビットを使います。

STEP19

これを使うとビス穴の下穴とビスの頭が収まるスペースが綺麗に開けられます。

STEP20

そうすることで補強材を追加してもビスの頭が干渉せずにフラットな状態で施工できます。インパクトのパワーで下穴無しでビスをめり込ませても良いのですがそれだと材が割れやすくなるのでなるべく丁寧に作業しました。

STEP21

そのおかげで補強材にさらにT字の逆さま状態になるように補強の補強を追加しても引っ掛かり無く綺麗に設置できました。そしてナットを締めて(青矢印↑)その補強材と1Fの補強材を連結して締め上げます。

STEP22

ギギギ・・・と音を鳴らしながら2Fの床(1F天井)が少しずつ上がってきました。

STEP23

2F床がたわんで下がってこんなに隙間が出てしまっていました。もし人が住むところだったら冷や汗もんです。

STEP24

締める途中にボルトの溝が足らなくなったので木材でスペーサーを作って間にかませました。

STEP25

ゆっくり締め上げていくと、たわんでいた材が元の状態に戻っていき、見事に隙間ゼロになりました。ホッと一息です。

STEP26

下側からも補強材を固定し補強材のサンドイッチが完了です。

STEP27

さらに仮止めだけで弱かった骨組みに補強材やビスを追加していき、ひとまず耐震補強は完了としました。

レシピのコツ・ポイント

1本の材で支えていたところに垂直方向の補強を追加していくと倍々に強度が上がっていくのでできるうちに補強はしておいたほうが良いかと思います。折を見てまた可能な限り補強を追加していこうと思います。

やってみた感想

後から分かったことですが、天井に乗せていた資材は合わせて200kg以上にもなっていたようで、そりゃ何ヶ月も仮留めだけの弱い骨組みの上に乗せていれば歪むわけだと反省しました。落ちる前に気付けてよかったです。

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