土台の水切りにもピッタリと施工可能な「〇〇ウッドデッキ」

ウッドデッキは屋内と庭をつなげる半外・中間スペースとして、暮らしの中に外の心地よさを取り込みやすくしてくれます。
屋内の床と庭の高低差を緩和して両所の間を移動しやすくする役割や、屋内スリッパや素足のままで屋外に出ることができるなど、さまざまなシーンを増やしてくれます。

移動のスムーズさを考えると建物にピッタリとウッドデッキを付けるのが望ましい配置といえるでしょう。しかし、ウッドデッキを取り付ける開口の外側にはサッシの枠や土台の水切りなど、細々とした出っ張りが存在します。それらとの取り合いを考えて設計を進める必要があり、ウッドデッキには加工と施工のしやすさが要求されます。
そこで今回は、土台の水切りと彩木ウッドデッキをピッタリと密接させた施工の実例を紹介します。

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住まいにおける土台の水切りとは?

土台の水切りとは建屋の基礎の上に設けられる建材です。

一般的な住宅の構造を下から説明すると、まずはコンクリートの布基礎があります。
上の写真では白い外壁に隠れて見えませんが、基礎の上には土台となる角材が配されます(この間に床下換気を設けるケースもあり)。
基礎と土台だけでは、外壁を伝って落ちる雨水が基礎と土台の接する面から内側に回り込んでしまいます。水の浸透は土台の角材の腐朽や劣化などの不具合を発生させる恐れがあります。そこで、外壁からの水を基礎・土台に近づけないよう、この部分に水切りが設置されるのです。

住宅にはなくてはならない建材ですが、ウッドデッキの取り付けを考えると、気を付けないといけない出っ張りとなります。
さまざまな解決法がありますが、今回紹介するお宅では「彩木ウッドデッキを加工する」方法を採用しています。

彩木ウッドデッキの施工の様子

この事例では彩木ウッドデッキの板材が、サッシ枠と水切りの間に配置するように設計されました。この高さを出すために、先ずは束柱の高さを調整し、大引き、根太、そして板材を施工していきます。
このケースで問題となるのは、幕板と水切りのぶつかる部分です。

柔軟な加工で水切りを避ける

この事例では彩木ウッドデッキの幕板を、水切りの形に合わせて加工しました。
「柔軟な加工」は彩木ウッドデッキの特徴の一つです。また、アルミの芯材と高性能なウレタン樹脂で構成されているので、加工した部分から雨水などにより腐朽する心配もありません。

そもそも、この事例のように外壁にピッタリとウッドデッキを付けると、外壁を伝う雨水がデッキの天面に落ちてしまいます。
天然木では端からの退化が心配になりますが、彩木ウッドデッキは優れた耐水性を有しているので問題ありません。汚れも定着しにくく、耐候性にも優れているので、端まで美しいウッドデッキを長く維持します。

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