イタチのフン被害とは?対策や見分け方
イタチのフンを発見した際の対策方法を紹介します。庭や家屋がイタチのフン被害にあう前に、フンの特徴や見分け方を知っておきましょう。
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イタチのフンの特徴とは?見分け方をチェック
イタチのフンは、黒っぽく細長いのが特徴です。約1cmほどの大きさであるため、肉眼でもしっかり確認できます。さらに水っぽさがあるので、うっかり踏んでしまった場合はびっしり付着してしまうことでしょう。
臭いも強烈で、近寄るだけでも不快感を感じてしまいます。
臭いが強い
イタチは雑食で、フンは強烈な臭いを放ちます。野菜や果物などはもちろんのこと、ネズミや鳥、カエル、昆虫なども食べてしまいます。場合によってはニワトリや小型犬も襲ってしまうので、注意が必要です。
さらにイタチは危険を感じたり、追い詰められると、肛門腺から悪臭を放つ分泌液を出します。
縄張りのマーキングとしてフンをする
イタチは、同じ場所にフンをする習性があるのが特徴です。これは「溜めフン」と呼ばれる行為の1つで、自分の縄張りを仲間に知らせます。
そのまま放置すると徐々にフンの量が積み重なっていくので、発見した際は早めの除去が得策です。
イタチのフンによる被害
自宅周辺でフンをされてしまっただけで済めば良いですが、イタチのフンは生活に悪影響を及ぼします。状況によっては、重大な二次被害が起こるため早めに対処しなければなりません。
悪臭被害
イタチのフン被害でよくあるのが、悪臭被害です。特に屋根裏や天井裏などにフンをされてしまうと強烈な臭いが居住空間まで広がってしまうことも。
さらに住みついて繁殖すればフンの量も倍以上増えるので、日を追うごとに臭いの強烈さが増すでしょう。
衛生環境の悪化
イタチのフンは臭いだけではなく、病原菌や寄生虫などがいる可能性があります。不用意に接触しないよう注意しなければなりません。
ダニやノミなどの発生リスクもあるので衛生環境を保つためには早めの除去作業が必要です。
家財の腐食
イタチは溜めフンの習性があるため、同じ場所に何度もフンをするのが特徴です。天井裏や屋根裏などに溜めフンをされてしまうと、木材の劣化を速めてしまうリスクがあります。
さらに同時に尿もフンの場所にするため、水分によって木材が腐りやすくなることも。深刻なダメージによっては天井裏が抜け落ちる可能性もあるため、発見した際は早めの除去が望ましいです。
イタチがよくフンをする場所
イタチは、屋根裏や天井裏、玄関先、庭の隅っこなどにフンをすることが多いです。特に天井裏はイタチによっては居心地の良いスペースとなっているので、注意しなければなりません。
場合によっては断熱材を巣材代わりにすることも。天井裏から足音や鳴き声などが聞こえてきた場合はイタチが住みついている可能性があるので、一度業者に調査依頼をしてみましょう。
イタチのフンを見つけた際の対処法
イタチのフンは不衛生なので、不用意に触ることはおすすめできません。ここからはイタチのフンを見つけた際の対処法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
用意するもの
- 肌が露出しない長袖長ズボン
- マスク
- 水分を通しにくい手袋
- 防護メガネ
- ほうき
- ちりとり
- ゴミ袋
- 消毒液
- 忌避剤
イタチのフンを除去する前に、まずは掃除に必要なものを揃えましょう。ホームセンターやスーパーなどでも売っているグッズばかりなので、足りないものは購入してみてください。
ほうきや塵取りなどでフンを全て集める
掃除用具が揃ったら、ほうきとちりとりを使ってフンを全て集めます。マスクと防護メガネを装着した状態で行いましょう。
集めたフンは全てゴミ袋に集め、臭いが外に漏れないようしっかりゴミ袋の口を締めます。
掃除が済んだら消毒液と忌避剤を散布する
ある程度綺麗になってきたら、消毒液と忌避剤を散布しましょう。きれいにフンを片付けたとしても、再び戻ってきて溜めフンをする可能性があります。そのため、少しでも寄せ付けないよう、消毒液と忌避剤をしっかり撒いてください。
徹底的に対策を行いたい場合は、侵入口の封鎖が効果的でしょう。
掃除で出たごみは全て袋にまとめる
イタチのフン処理で使った用具は、念の為廃棄するのが望ましいです。マスクや手袋、ほうき、ちりとりなどはゴミ袋にまとめて処分しましょう。
自宅周辺でイタチにフンをさせない対策方法
徹底した掃除用具でイタチのフンを綺麗に除去できますが、最初から自宅に近づけたくないと考えている方もいるはずです。ここからは、自宅周辺でフンをさせない対策法をご紹介します。
自宅周辺にイタチが嫌うにおいを散布する
イタチは嗅覚が優れているため、どのようなにおいにも反応します。そのため、イタチを寄せ付けないためには、嫌いなにおいを散布するのがおすすめです。
忌避剤はもちろんのこと、クレゾール石鹸液や木酢液などでも役立ちます。自宅周辺や侵入経路などににおいを散布し、イタチを追い出しましょう。
侵入経路を塞ぐ
家の中にイタチを入れないためには、侵入経路を塞ぐのが有効です。約3cm四方の隙間でも侵入できると言われているので、わずかな穴でも見過ごせません。
金属の板や網、ガムテープなどさまざまなアイテムを活用して徹底的に侵入口を塞ぎましょう。
餌になるようなものを置かない
イタチは、果物や野菜、生ごみなどのえさに近づいてきます。畑はもちろんのこと、ベランダの家庭菜園やキッチンの食べ物も狙ってくるため、注意が必要です。
イタチを近づけないようにするためにも、えさになるようなものはしっかり片づけるようにしましょう。
畑を持っている方は、電気柵の設置を検討してみるのも有効です。設置する際は、法令に基づき、安全管理を徹底するようにしましょう(※)。
自宅周辺を綺麗にしておく
イタチを近づけさせないためにも、自宅周辺を綺麗に掃除するのがおすすめです。特に自宅周辺にゴミ置き場を設けている場合は、ちょっとしたゴミの散乱でイタチが近寄ってくることも。こまめに自宅周辺を掃除し、イタチ対策を徹底しましょう。
イタチを許可なく捕獲するのは法律違反
イタチのフン被害に悩まされたら捕まえればいいと考えるかもしれませんが、許可なく捕獲することは法律で禁止されています。
許可を取らずに勝手に捕獲してしまうと、鳥獣保護管理法違反で罰則または罰則を科せられるリスクが高いです。
もし自分の手で捕獲したい場合は、自治体に許可申請をもらうようにしましょう。駆除が手間に感じる場合は、直接業者に依頼するのがおすすめです。
イタチのフン被害で困ったら害獣駆除110番に相談してみよう!
イタチのフン対策に苦戦されている方は、「害獣駆除110番」の利用がおすすめです。
14,300円(税込)から依頼でき、害獣駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、イタチの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。
※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります
フン被害を受けないためにもイタチ対策を徹底しよう!
イタチのフンは臭いだけではなく、不衛生さや家財腐食などさまざまな影響をもたらすので自宅に入れないのが得策です。イタチのフン被害で困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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