ヤスデ・ムカデ・ゲジゲジの見分け方!それぞれの特徴や対策も解説
今回は、ヤスデ、ムカデ、ゲジゲジの見分け方や特徴を紹介します。パッと見ただけでは見分けはつかず、似ているように思う虫ですが、それぞれ生態ははっきり異なります。人やペット、自宅に影響を及ぼす前に正しい対策と駆除をしましょう。
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ヤスデの見分け方
ヤスデの見た目はダンゴムシを長くしたような感じで、刺激するとダンゴムシのように体を丸めます。体長は約10〜25mm程で、ムカデに比べると小さいです。
ヤスデは1つの節から左右に2本ずつ足が出ているのが特徴。体色はベージュや黒、焼けたような茶色など種類によりさまざまです。
ヤスデの特徴・生態
ヤスデは世界に約1万種類以上、日本国内で約250種類以上が生息していると言われています。湿気が多い場所を好み、湿度が高くなる梅雨時期に多く発生します。落ち葉や枯葉をエサとし、昼間は日射を避けて日陰に潜み、夜間に活動する夜行性です。
ヤスデの人への影響
ヤスデは毒は持っていませんが、触れたり刺激を与えたりすると悪臭の体液を出すことがあります。体液に触れるとかぶれたりする可能性もあるので、むやみに触れたり踏みつけたりしないようにしましょう。
ムカデの見分け方
ムカデは世界で約3,000種類、日本では約140種類が生息していると言われています。日本国内でよくみられるムカデの体長は約7〜13cm程度です。
1つの体節に1対の脚があり、15、30、170対など種類により異なります。体の色も黒や赤、青、緑など種類によりさまざまです。
ムカデの特徴・生態
ムカデは森林や草むら、田畑、家の周囲など自然の多い場所に生息し、カマドウマやゴキブリ類、コオロギや蜘蛛などの昆虫をエサとしています。夜行性で、暖かくなる春頃〜秋口にかけて繁殖・活動します。
ムカデの人への影響
ムカデは目がよく見えないため、ほとんど触覚に頼って生息しています。何らかの刺激を与えると噛みつくことがあります。ムカデは毒を持っており、噛まれると赤く腫れ、強い痛みに襲われることがあります。
ゲジゲジの見分け方
ゲジゲジは、ヤスデとムカデに比べて足が長く、体より長い触覚を持っています。また、動きが速いのも特徴です。体はだ円形をしている褐色で、手足は黒色や薄褐色のしま模様になっています。
日本国内では、「ゲジ」「オオゲジ」の主に2種類のゲジゲジが生息しており、ゲジの体長は約3cm、オオゲジの体長は約6〜7cmと体長に違いがあります。
ゲジゲジの特徴・生態
ゲジゲジは、湿度が高く暗い場所を好み、大きな石や落ち葉の下、草むらや家の床下、洞窟などに生息しています。室内ではキッチンや浴室といった水場に侵入することが多いです。
ゲジゲジは肉食で、クモやダンゴムシ、ゴキブリ、ダニ、シロアリなど小さい虫をエサとしています。暖かくなる春頃〜秋口にかけて繁殖・活動します。
トカゲが天敵の鳥などに襲われたとき尻尾を切るように、ゲジゲジも自分で足を切り落とします。 切れた足はしばらく動いているため、それに気を取られている隙に逃げ、脱皮をする際に足は再生します。
ゲジゲジの人への影響
ゲジゲジは毒を持っていなく、人を噛むことはほとんどありません。人にとっては無害な虫と言えます。
ヤスデ・ムカデ・ゲジゲジの対策
- 換気をして湿気を逃す
- ベランダや玄関に忌避剤をまく
- 窓の冊子や網戸の隙間にテープを貼る
- 換気口や通気口にフィルターを付ける
換気をして湿気を逃す
ヤスデ、ムカデ、ゲジゲジともに、高温多湿の場所を好むため、春〜秋口にかけて居心地の良い室内に侵入しやすくなります。室内の湿度が高くなるとダニやノミなどの害虫が増殖し、それをエサとして狙うという悪循環になり得ます。こまめに換気や掃除を行い、清潔な空間を保つことをおすすめします。
ベランダや玄関に忌避剤をまく
自宅の庭やベランダ、玄関に緑が多い場合、ヤスデ、ムカデ、ゲジゲジの生息場所になりやすいので忌避剤をまいて対策するのも良いでしょう。専用の忌避剤や、エサとなるゴキブリや害虫の忌避剤もおすすめです。
窓の冊子や網戸の隙間にテープを貼る
ヤスデ、ムカデ、ゲジゲジともに頭や胴体は薄いので、小さな隙間があればすり抜けてしまいます。
窓のサッシや網戸など隙間がうまれやすい箇所には、隙間を防ぐテープを貼りましょう。侵入を防ぐ対策だけでなく、防音効果や防寒効果が期待できます。
換気口や通気口にフィルターを付ける
換気口や通気口、換気扇も侵入経路となることがあるので、フィルターを付けましょう。フィルターは侵入を防ぐ対策だけでなく、埃やチリ、花粉、油などを防ぐ役割もあるので、普段の掃除も楽になり、清潔な空間を保ちやすくなります。
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ヤスデ・ムカデ・ゲジゲジに関する記事をチェック
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年3月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。
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