エアコンクリーニングの頻度は何年おきがベスト?依頼目安と上手に利用する方法を解説

【エアコンクリーニングの頻度は?】稼働力の向上や衛生面を考えると、エアコンの使用にはプロによる定期的なクリーニングが必要です。そこで今回は、エアコンクリーニングを依頼する適切な頻度を解説。また、頻度を下げるコツや優良業者を見極める方法もご紹介します。「エアコンを掃除しないまま何年も経つ......。」という方は、チェック必須です!

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エアコンクリーニングの適切な頻度は?

エアコンクリーニングに依頼する頻度は、使用頻度や室内環境、生活スタイルによって異なります

使用環境

頻度(目安)

・1日に冷暖房、除湿を8時間以上使用する ・キッチン付近にエアコンを設置している ・加湿器を常に使用している ・室内で喫煙する ・ペットを飼っている ・赤ちゃん、お年寄り、アレルギー持ちの家族がいる

1年に1回

・1日に冷暖房、除湿を4~7時間程使用する ・リビング、ダイニングにエアコンを設置している

1~2年に1回

・上記のいずれも当てはまらず、目立つ汚れや異臭などがない

3年に1回

一般的に、エアコンクリーニングの頻度は1~2年に1回が理想的とされていますが、状況に応じて見極めることが大切

例えば、キッチン付近にエアコンを設置している場合、調理時に飛び散った油などを吸い込んで汚れを溜め込みやすいため、短いスパンでのクリーニングが必要。また、エアコンの稼働時間が長い方やペット・赤ちゃん・お年寄り・アレルギー持ち・出産予定が近いご家族がいる場合にも頻度を上げたほうがよいでしょう。

エアコン内部の汚れは素人では取り除けません。心地よい風を浴びるためにも、定期的にプロにお願いしましょう。

エアコンクリーニングが必要なサイン

  • 手の届かない範囲の汚れが気になる
  • 送風ファンに汚れやホコリが蓄積している
  • 吹き出し口やルーバーに目視できるカビが発生している
  • エアコンをつけた際にカビ臭さのような異臭がする
  • 水漏れしている

上記のような傾向がみられたら危険信号! エアコンクリーニングが必要なサインです。とくに、吹き出し口やルーバーまでカビが見えた場合、エアコン内部で既にカビが繁殖している可能性大。お掃除のプロ集団にお任せするのが賢明です。

エアコンクリーニングをしないとどうなる?

「エアコンクリーニングをしたことがない」「何年もお手入れせずに使用している」そんな方も少なくないはず。汚れを長年放置していたらどうなるのでしょうか?

故障の原因になる

エアコン内部の汚れを溜めたまま使用を続けると、必要以上に稼働して劣化を早めるほか、結露が多く発生することで排水が追いつかなくなり、水漏れや故障の原因を招きやすくなります。修理費用がかさんだり買い換えるとまでなると家計的にも大きな負担に。長く使い続けるためにも、定期的なお手入れが必要です。

電気代が高くなる

エアコンのフィルターに汚れが溜まると目詰まりし、運転効率が悪くなって冷暖房が効きにくくなります。同時に余計な電力を消費するため、結果的に電気代が高くなってしまうことに。エアコンクリーニングで清潔性を保つことは、電気代の節約にも繋がるのです。

健康被害のリスクが高まる

エアコンクリーニングを怠っていると、内部でカビが繁殖して異臭の原因になるほか、風と一緒にカビの胞子が拡散されてこれを体内に吸い込むことで、咳・くしゃみ・アレルギー症状を引き起こすことも。健康面を考慮しても、プロによる徹底されたお手入れが望まれます。

お掃除機能付きでもエアコンクリーニングは必要

「お掃除機能付きエアコンだからプロに任せなくても平気」実はこれ、大きな間違い。エアコンのお掃除機能とは、フィルターに付着した汚れやホコリなどを自動でお掃除してくれる機能であり、内部の洗浄まではできません。それでは不十分のため、一般的なエアコンと同様に定期的なクリーニングが必要となります。

賃貸のエアコンクリーニング事情は?

提供:LIMIA編集部

賃貸のアパートやマンションにお住まいの方でも、エアコンクリーニングは利用可能です。エアコンの汚れが気になる・目視できるカビが発生している・嫌なニオイがするこのような場合は、プロの技術に頼りましょう。ただ、万が一のトラブル回避のためにも、依頼前に一度大家さんや管理会社に相談しておくことをおすすめします

自分でするエアコン掃除は週1回を目安に

自分で行うエアコン掃除は、週1回か2週間に1回が理想的。ただし、稼働時間が長いようであれば、お掃除頻度も上げる必要があります。また、免疫力の低い赤ちゃんやお年寄り、アレルギー持ちあるいは出産予定が近いご家族がいる場合も、健康を考慮してこまめなお手入れが必要です。

なお、以下の記事で自分でできるエアコン掃除の方法を詳しく掲載しています。こちらも合わせてチェックしてみてください。

エアコンクリーニングの頻度を抑えるコツ

とはいえ、ある程度出費がかさむエアコンクリーニング。なるべく頻度を減らすためには、カビの発生を抑制させることが大切です。以下に具体的な対策方法をまとめたので、ひとつの指標にしてみてください。

定期的にお手入れする

ホコリが溜まりやすい場所はカビが発生しやすいので、こまめに取り除いてあげることが大切。とくにフィルターのお掃除は必須! 2週間に1回は、掃除機でホコリを吸い取り水洗いをするのがベストです。

送風運転を利用する

クーラーを使用するとエアコン内部に結露が発生して湿度が上昇します。そのままではカビが発生しやすくなるため、冷房運転後は1時間程送風運転を行いましょう。また、オフシーズンも月に1回は送風運転しておくことでカビが増殖しにくい状態を保つことができます

部屋を換気する

室内の湿度が高いとエアコン内部にも湿気が溜まってカビが発生しやすい状況に。このようなときは、窓を開けたり換気扇を回すなどこまめに部屋を換気して、新鮮な空気を取り込むと◎。お家全体の快適空間を維持するためにも意識しておくことが大事です。

防カビスプレーを使用する

ホームセンターやドラッグストアなどで購入できる、エアコン用の防カビスプレーも有効。ただ、既に発生したカビの除去は難しい点をご留意ください。

エアコンクリーニングのベストシーズンは春と秋

4~5月・9~10月の春と秋は、エアコンクリーニング業界の閑散期にあたるため予約が取りやすくなります。また、この時期は割引キャンペーンを実施しているところも多いので、料金がお得になる傾向に。「即日対応してもらいたい」「なるべく費用を抑えたい」このような場合は、春か秋に依頼するのがおすすめです。

優良業者を見極めるポイント

大手から個人経営まで数多く存在するエアコンクリーニング業者。依頼前に以下のポイントを確認して、優良な1社を見極めましょう。

  • 事前見積もりに対応しているか
  • 料金体系や作業内容は明確か
  • 賠償責任保険に加入済みか
  • 会社情報を掲示しているか
  • 利用者の口コミ

極端に安すぎる・高すぎる業者は注意が必要。料金目安の範囲内か確認しておく必要があります。

また、作業内容の明確さや利用者の口コミも事前に把握しておきたいところ。加えて、賠償責任保険に加入しているところであれば、万が一トラブルが発生した際も事業側が損害額を補償してくれるので安心です。

お家まるごとキレイ「ハウスクリーニング110番」

エアコンクリーニングを賢く利用したい方には、「ハウスクリーニング110番」のお得なプランがおすすめです。

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エアコンクリーニングの頻度に関するQ&A

Q1. エアコンクリーニングはどのくらいの頻度で依頼すべき?

A. 基本的には1~2年に1回の頻度で依頼するのがおすすめです

エアコンクリーニングに依頼する頻度は基本的に1~2年に1回がベストですが、使用状況によっても異なります。例えば、キッチン付近に設置している場合やペット・赤ちゃんがいるご家庭ならよりスパンを早めたほうが◎。反対に、全然使用しておらず汚れも目立たないのであれば、3年に1回程に頻度を下げてもよいでしょう。

Q2. エアコンクリーニングの料金目安は?

A. 依頼するエアコンの種類によって異なりますが、最低でも10,000円前後はかかるとみてよさそうです

業者ごとに差はありますが、「一般的な壁掛けタイプのエアコン:1台あたり8,000~14,000円(税込)」・「お掃除機能付き壁掛けタイプのエアコン:1台あたり15,000~25,000円(税込)」・「天井埋込タイプのエアコン:1台あたり20,000~40,000円(税込)」程度が目安。少々高額に感じますが、自分では落としきれない汚れも除去してくれることを思うと◎。また、定期的にクリーニングに出すことで、エアコンの効きがよくなったり電気代が抑えられたりとメリットもあります。総合的にみて、利用価値はあるといえるでしょう。

Q3. 室外機もエアコンクリーニングは必要?

A. 基本的には必要ありません

室外機のクリーニングは基本的に不要。室外機が汚れていても、室内の空気に影響はないものと考えられます。ただし、室外機のなかや周辺にゴミが溜まっている場合や異音が止まらないときは、お掃除の必要性あり。ときとしてエアコンの故障に繋がる恐れもあるので、プロの技術にお任せしましょう。

Q4. エアコンクリーニングは自分でもできる?

A. エアコン本体やフィルターの汚れ程度であれば自分でも清掃が可能です

吹き出し口やフィルターなど手の届く範囲に溜まった汚れ・ホコリなどは自分でも簡単にお掃除できます。2週間に1回を目安にお手入れしておくとよいでしょう。ただし、部品を外すなど下手に手を出すと故障を招く危険性も。決して無理はせず、エアコン内部など難しい箇所の洗浄はプロに依頼するのがおすすめです。

エアコンクリーニングに関するその他の記事はこちら

※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。

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