ミニチュア小物の基礎「材料、用具、テクニックガイド」を徹底ガイド!

本物そっくりに作られたミニチュアフードは、指先に乗せるほど小さいのに細部までこだわって作られていて、思わずじっと見てしまうほど魅力的!ここでは作るにあたって必要な主な材料や用具、テクニックをご紹介します!

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本物そっくりに作られたミニチュアフードは、指先に乗せるほど小さいのに細部までこだわって作られていて、思わずじっと見てしまうほど魅力的!ここでは作るにあたって必要な主な材料や用具、テクニックをご紹介します!

材料と用具

*樹脂粘土
透明感がある滑らかな質感の樹脂粘土です。乾くと耐水性になり、薄くしたり、細長くしたりすることができ、ミニチュア作りに向いています。

*軽量粘土
軽くて伸びが良い軽量粘土。乾くと発泡スチロールのような質感になります。

*モデナペースト
ペースト状の樹脂粘土。クリーム状のものや薄いものを作るときに便利です。

*クリーミィホイップ
生クリームのように絞ることができるゆるめの粘土です。マットな質感です。

*すけるくん
乾燥すると透明になる粘土です。乾燥前は白ですが、1週間ほどで乾燥し、透明感が出ます。

*アクリル絵の具
粘土の着色に使います。伸びが良く発色性に優れています。混色や重ね塗りが可能です。

*水彩絵の具
アクリル絵の具と同様、粘土の着色に使います。アクリル絵の具より透明感が出ます。

*タミヤカラー
透明のアクリル塗料。レジンやすけるくんなど透明感を出したい時の着色に。

*エポキシ造形パテ
造形用のパテ。型取りの原型を作るときに使います。

*ブルーミックス
型取りをするときに使うシリコン製ゴム。2種類のゴムを合わせて使います。

*シリコーンモールドメーカー
型取りをするときに使用します。

*UVレジン
1液性で簡単に素早く硬化できるコート液。透明の汁やソースなどに使います。UV照射器、もしくは太陽の紫外線で固まります。

*UVレジン用着色剤(宝石の雫)
UVレジンに混ぜて使います。液状タイプで混ぜやすい着色剤です。

*溶剤系絵の具(ヴィトラーユ)
UVレジンに混ぜて使います。透明感がある絵の具です。

*クリスタルレジンneo
常温で固まるレジン剤です。絵の具を混ぜてスープなどに使っています。

*おゆまる
お湯で柔らかくなり、冷めると固まるプラスチック粘土です。この本では氷として使用しています。

*モデリングペースト
画材の一種で、盛り上げ用の白色の下地材。粘りの強いパテ状で乾くと固くなります。

*スーパーXクリア
幅広い素材に使える超多用途接着剤。この本では、ソースなどのとろみに使用。

*木工用ボンド
各パーツを貼り合わせたり、絵の具に混ぜて使用します。

*ネイル用トップコート
作品の仕上げに塗ります。

*トップコート
スプレータイプのニスです。作品の仕上げに吹きかけます。

*粒状ペップ
アートフラワーの材料。1つ1つの形状がランダムなので、米粒や種の表現に使います。

*サンドロップビーズ
穴の空いていない透明なビーズ。サイズと形状にさまざまな種類があり、ソースなどに使います。

*ガラスビーズ
穴の空いていないガラスの粒。着色して透明な粒に使います。

*石こう
とろみのある料理などに使います。

*グリーンモス
模型やジオラマ用の材料。細かくカットしてパセリなどの表現に使います。

*カラーサンド
色つきの砂。ゴマや絵の具などと混ぜてザラついた表現に使います。

*粘土板
粘土を形成するときに敷くマットです。

*クッキングペーパー
粘土板を使って薄く伸ばすときに敷いておくと付着しないので作業がしやすくなります。

*牛乳パック
内側が撥水加工されていて粘土が付着しないため、形成時の粘土板の代わりになります。また絵の具のパレットとしても使えます。手に入りやすく、好きな大きさにカットできるので便利です。切り開いて、折り目でカットしておくと使いやすいです。

*割りばし
色を塗るときや表面を装飾するときに使います。先に両面テープを貼り、作品をつけて使います。

*つまようじ
絵の具を混ぜたり、表面の装飾などいろいろな場面で使用します。

*ピンセット
細かいものを挟んだり、粘土をつまんで質感をつけたりするときに使用します。

*筆
色を塗ったり、粘土を柔らかくするために水を塗るときに使用します。

*両面テープ
色を塗ったり、表面を装飾するときに粘土が動かないように固定するときに使います。

*カッター
粘土をカットしたり、筋をつけるときに使います。

*定規
寸法を測ったり、細長くカットするときに粘土を押さえたりします。

*スポンジ
お化粧用のスポンジ。小さくちぎって、絵の具をつけて叩くように色をつけます。

*ハブラシ
粘土の表面に細かい凹凸をつけます。極細ハブラシを使うと繊細な凹凸ができます。

*シリンジ
化粧品などを別容器に移すときに使う注射器型スポイト。麺や米粒など粘土を絞り出すときに使います。

*ポリ袋
麺や米粒を絞り出すときに使います。

*ひげノズル
ポリ袋につけて、粘土を絞り出すときに使います。

*アルミ板
クリームの絞り袋の口金を作ったり、カトラリーを作るときに使います。

*モンブランメーカー
粘土を詰めて、麺のように細く押し出すことができます。

*ヤスリ
粘土を削り粉末状にしたり、表面の加工に使います。

*細工棒
粘土に質感をつけるときに使います。

*カーラースケール
半円球を作るときに便利です。

*おろし金
乾いた粘土を削り、粉末状にします。

*UV照射器
UVレジンに紫外線をあてて硬化させる装置です。

*ラップ
固まらないように残った粘土をくるんで保存します。

*塩化ビニール板
食器を作るときに使います。

テクニック①「粘土の着色の仕方」

1.つまようじの先に絵の具をつけて粘土につけます。

2.粘土をよくもみ込んで色が均一になるようにします。

3.色がつきました。絵の具は少量ずつ様子を見ながらたしましょう。

▲Point
左がアクリル絵の具、右が水彩絵の具。水彩絵の具の方が少し透明感が出ます。★着色アドバイス
樹脂粘土は最初は白いですが、乾くと少し透明がかります。不透明な白にする場合は、白の絵の具を加えます。粘土は乾燥すると水分が抜けた分だけ若干色が濃くなります。出したい色より少し薄めにしておきましょう。

テクニック②「粘土の形成の仕方」

*丸める

1.必要な粘土をとり、指先で転がし丸めます。

2.丸めました。

* 薄く伸ばす

1.丸めた粘土を指で押さえて平らにします。

2.つまようじをあて上下に転がし伸ばします。

3.タテ長に伸ばします。

4.粘土を回転させ、つまようじを転がし均一に伸ばします。

5.薄く伸ばせました。

*伸ばす

1.丸めた粘土をクッキングペーパーではさみます。

2.のし棒などで厚さが均一になるように伸ばします。

*棒状に伸ばす

1.手の平に粘土を置き、指先の腹で転がしながら、均一の太さになるように伸ばします。

2.棒状になりました。

*細長く伸ばす

1.棒状に伸ばし、粘土を半分にして、手の平の小指側で転がします。

2.より細くするため人差し指側で転がし伸ばします。

3.細長く伸ばせました。

テクニック③「粘土の固定の仕方」

表面を加工するときや絵の具の着色に粘土を固定して行うと作業しやすいです。牛乳パックの内側に両面テープを貼り、粘土を固定します。

割りばしやつまようじの先に両面テープを貼り、粘土を固定します。

テクニック④「質感のつけ方」

乾燥させてから質感をつけるときの方法を紹介します。乾燥させる前に質感をつける場合は、水をつけて柔らかくする必要はありません。

*ハブラシで叩く

1.質感を出したいところに、筆で水を塗り柔らかくします。

2.ハブラシで叩きます。

3.凹凸のついたざらついた感じになります。

*つまようじでつつく

質感を出したいとこに筆で水を塗り柔らかくして、つまようじでつつき凹凸をつけます。

*モデリングペーストを使う

画材の一種で、盛り上げ用の下地剤。クリーム状のものや衣などに使います。

1.粘土、モデリングペースト、絵の具を用意します。

2.絵の具を取り、モデリングペーストと混ぜます。

3.2に粘土を混ぜます。

4.2に水を加え柔らかくして、スポンジにつけます。

5.4をポンポンと叩くように粘土につけます。

6.衣がついたような感じになりました。

*筋をつける

1.質感を出したいところに筆で水を塗り柔らかくします。

2.カッターで筋をつけます。

テクニック⑤「粘土の保管方法」

粘土はそのままにしておくと固まってしまうので、ラップにくるんで保存します。1.ラップを用意し、粘土をおきます。

2.ラップで包みます。空気が入らないようにしっかり口を絞ります。

3.クリップでとめておきます。長時間使わないときはテープでしっかりとめます。

4.数種類保存する場合は、ポリ袋に入れておきましょう。

【乾燥目安】
紙のように薄く、針のように細い場合は数時間。厚さ1mm以上の場合は半日~1日以上。厚さ10mm以上の場合は1~2日。
20mm以上の場合は、表面が乾燥していても中が固まっていないので、4日以上置いた方が良いでしょう。【固くなった粘土は】
少し固くなってしまった程度であれば、少しの水を混ぜて練ると使えるようになります。完全に固まってしまうと使えなくなるので、必要な分を取り出して使いましょう。

テクニック⑥「着色の仕方」

1.必要な絵の具を牛乳パックに出します。

2.それぞれの絵の具を少量取り、別の場所で混ぜます。

3.2の絵の具と水を別の場所で混ぜて、塗りたい色に調整します。

4.筆で塗ります。つけすぎた場合は筆にティッシュペーパーなどをあてて、余分な絵の具を吸い取らせます。

5.混色の配分を変えて塗り重ね、食材の色に近づけます。

テクニック⑦「スポンジでの着色の仕方」

1.化粧用スポンジを小さくちぎります。

2.水で薄めた絵の具をつけます。

3.ポンポンと叩くように粘土に色をつけます。

4.つけすぎた場合は空いている場所でポンポンと叩き、余分な絵の具を落とします。

5.微妙な色合いの着色ができます。

テクニック⑧「グラデーションの塗り方」

レタスとナゲットの揚げ色でグラデーションのつけ方を紹介します。<レタス>
1.混色をした絵の具を水で薄めて、端から内側に幅広く塗ります。

2.塗った部分と粘土の境目ができないように、粘土の色になじませます。

3.混色をして2より濃いめの絵の具を用意して、2より幅を狭く塗ります。

4.2と同じく境目ができないように、内側は2の色になじませるように塗ります。

<ナゲット>
1.小さくちぎったスポンジに混色をした絵の具をつけます。

2.側面まで含めた全体に薄く塗ります。

3.混色して2より濃いめの絵の具を用意して、スポンジにつけて角などにポンポンとつけます。

4.こんがりとした揚げ色がつきました。

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