カーテンに継ぎ目(縫い目)があるのって…どうして?

カーテンを新しく注文し、出来上がってきた時に、
カーテンの生地に「継ぎ目(縫い目)」があるのを見たことありますか?

あれってなんで継ぎ目が入っているの?というのが今回のお話し♪

不良品とか出来が悪いってわけじゃないんですよ!(笑)
サイズによっては継ぎ目が入るのは普通のことなんですね~。

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どうもこんにちは!

あなたの暮らし応援アドバイザー。
北海道の標茶(しべちゃ)にある平田家具店、

店長の平田敬(たかし・弟)です!



さて。
今回はカーテンのお話しをしますね~。

カーテンをお店などで注文して、出来上がったカーテンを窓にかけたら
「カーテンに継ぎ目があった」という経験ありませんか?


あの「カーテンの継ぎ目(縫い目)」って何であるの?というのが今回のお話し♪


ひらた店長
例えばこちらのカーテン。カーテンの真ん中辺りに継ぎ目があるんですね。
ひらた店長
先ほどの写真よりもちょっとカーテンに寄ってみた図。
さっきよりも継ぎ目がわかりやすいですよね?
ひらた店長
こちらが継ぎ目のアップ。
こんな風に厚地カーテンやレースカーテンに継ぎ目があったりするわけです。


決して不良品ってわけじゃありません(笑)

カーテンってそんなに頻繁に買ったり、交換したりするものではないので、
こういうカーテンの継ぎ目を初めてみると、ビックリしちゃう方もいらっしゃるかと思うんですね。

でも、ご安心ください!
継ぎ目があるのって、生地やカーテンのサイズなどによっては普通のことなのです。


っていうか、どうしても入っちゃうものなのです(笑)


ちょっとこちらの写真をご覧くださいな♪


ひらた店長
こちら、カーテンの値段表。赤い線を引いたところにご注目。


赤い線を引いたところに「生地幅150センチ」と書かれていますよね?
これが「カーテンの継ぎ目」と関係しているんですね。

まずは、この「生地幅(きじはば)」について、ちょっとご説明します♪


「カーテンの生地」って、もともとは大きなロールになっている。

カーテンを注文したりして、サイズに合わせて新たに作る時って
カーテンを工場で「縫製(ほうせい)」するんですね。

つまり、生地をサイズに合わせて切ったり、縫ったり、ヒダをつけたりするわけです。


その時の「カーテンになる生地」って、大きなロール状になっているんですね。
そのロール状に巻いてある生地を切り取ってカーテンにするわけなのです。

これはカーテンに限らず、お洋服などの生地なんかもそうなんですね~。


ひらた店長
写真で店長が持っているのはテーブルクロスですが、
これを「生地がロール状になっているもの」だと思ってください(笑)


こういう風に生地がロールになっているものを「原反(げんたん)」っていうんですね~。

その生地の原反を切り取ってカーテンにしていくわけですが…


このロールの横幅が、最初に言った「生地幅」ってことなのです。


ひらた店長
テーブルクロスを使って原反のイメージを書き込んでみたもの。


この「ロールの幅=生地幅」ってのが重要でして。


カーテンってヒダを寄せてドレープを作っているので
一般的なカーテンだと、生地幅150センチってことは、

実際のカーテンを作ると、幅は約100センチが限界になるんですね。
(生地って「カーテンの幅の1.5倍」を使うのが一般的なのです)


つまり…


カーテンの幅100センチの両開き(全体で200センチ)だと継ぎ目はどこにも入らないんですが、

幅150センチの両開き(全体で300センチ)を作ろうとすると、
どうしても継ぎ足さないとカーテンを作ることができないんですね~。


ひらた店長
最初のカーテンの写真に書き込んだもの。
生地にヒダをつけたりしてカーテンの状態にした幅を「製品幅」って言います♪


最初にお見せしたカーテンの写真は
「カーテンの片側が200センチ」ある大きなものだったんですね。
(両開きで全体で400センチの幅になる)

上の写真に書き込んだオレンジ色の線が「継ぎ目」なんですけど、
それがほぼ真ん中にあって、100センチずつを縫い合わせて「幅200センチのカーテン」にしているわけなのです。


カーテンの片側が200センチってかなり大きな方で特殊な感じがするかもしれませんが、
両開きで幅200センチを、片開きで作るとこうやって継ぎ目が入るってことなんですね。

両開きで全体の幅が300センチだと、片側が150センチなので、
それだけでも「生地幅150センチ」だとカーテンにするには50センチ継ぎ足さないとできないわけなのです♪


なんとなく伝わったでしょうか?(笑)

色々と説明して、数字もたくさん出てきたのでややこしかったかもしれませんが…

つまりは
「カーテンの継ぎ目って不良品じゃないよ!」
ってことが言いたいわけです(笑)


生地の原反の幅は色々なので、大きなサイズでも継ぎ目が入らないこともあるんですけど、
生地によってはどうしても継ぎ目が入っちゃうわけなのです。

これは厚地のカーテンでもレースのカーテンでも同じですし、
カーテンのお値段が安い高いも関係ないんですね。


原反の幅で決まっちゃっているので仕方がないことなのです。


なので、継ぎ目が入る場合は、カーテンのヒダの奥側になるように縫ってあったり、
カーテンの柄が縫い目でズレないように柄を合わせてあったり、
工場さんやメーカーさんで工夫されているものなんですね~。


そんなわけで、カーテンの継ぎ目をみてもビックリしないでね♪


さてさて。
それでは今回はこの辺で。

店長でした~!

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