【簡単】落ちない水垢のおすすめ掃除方法!浴槽や加湿器、ステンレス製品まで
通常の掃除方法ではなかなか落ちないキッチンやお風呂場の水垢。厄介なイメージがあり後回しになっていませんか。今回は、水垢掃除の方法を場所別に紹介! ステンレス製シンクや細かな加湿器、風呂場の壁&浴槽など、各場所におすすめの掃除方法をチェックします。クエン酸や重曹を使った簡単な水垢掃除の仕方で、きれいな水回りを保ちましょう♪
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なぜ水垢ができるのか
キッチンやお風呂場の水回りにできやすい水垢。そもそも水垢とは、水道水の中に含まれるミネラル成分(カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウムなど)が固まったものを言います。水分は時間が経てば蒸発するため、ミネラル成分だけが残ってカサカサした頑固な汚れになってしまうのです。
つまり水を使う場所での水垢汚れは避けられないのが事実。そこで定期的に掃除をすることがきれいな水回りを保つカギになります。今回は、定期的にできる簡単な水垢掃除を紹介します!
水垢の落とし方は主に2種類
水を使うたびに蓄積された水垢は、タオルやスポンジでこする程度ではなかなか落ちません。そこで効果的なのが、水垢の性質を利用した溶かして落とす方法または物理的に磨いてはがす方法の2種類。それぞれの落とし方によって、使用するアイテムも変わるため溶かす方法と磨く方法に分けて詳しく見てみましょう。
【溶かす】水垢掃除に使えるアイテム
固くこびりついたミネラル成分はアルカリ性。そこで酸性のクエン酸や酢、レモン汁を使うことでミネラル成分を分解し、さっと取れるほどにやわらかくすることができます。主に10分~数時間付け置きし、スポンジでなでることで水垢を取り除けますよ。
クエン酸
クエン酸は無臭の酸性成分で掃除中も嫌なニオイがしないのがポイント。ドラッグストアやホームセンターなど身近な場所で買うことができ、粉末タイプと液体タイプがあります。液体タイプにはすでにスプレーボトルに詰められているアイテムもあり、手軽に使えますよ。ただし揮発性がないため、掃除箇所に残留してあとが付かないように2度拭きする必要があります。
【用意するもの】
水、クエン酸(粉)、キッチンペーパー、スポンジ、スプレーボトル
(液体のクエン酸の場合は手順3から)
【手順】
1. 水100mlに対して、クエン酸を小さじ2分の1を混ぜて溶かす
2. 溶かしたものをスプレーボトルに入れる
3. 水垢が気になる箇所にスプレーを吹きかけ、上からキッチンペーパーで覆って30分放置する
4. 30分経ったらスポンジで拭き取る
5. もう1度スポンジやタオルでしっかり拭き取る
酢やレモン汁
家庭にある酢やレモン汁も水垢掃除で大活躍する便利なアイテム。ただし、ツンとした匂いがするため窓を開けて掃除することをおすすめします。米酢やリンゴ酢なども使用できますが、拭き残しが虫を寄せ付ける可能性があるため掃除には穀物酢がベター。
【用意するもの】
水、酢またはレモン汁、キッチンペーパー、スプレーボトル
【手順】
1. 水100mlに対して、酢またはレモン汁50mlを混ぜる
2. 混ぜたものをスプレーボトルに詰める
3. 水垢が気になる箇所に吹きかけ、上からキッチンペーパーで覆って30分~2時間放置する
4. 時間が経ったらスポンジで拭き取る
食器用の中性洗剤
食器用の中性洗剤は、軽い水垢掃除におすすめ。水垢だけでなく手垢にもアプローチしてくれるため、マルチに使えますよ。
【用意するもの】
水、食器用中性洗剤、繊維の細かい拭き取り用クロス
【手順】
1. 水100mlに対して食器用中性洗剤を20ml混ぜる
2. 水垢が気になる箇所に垂らし、拭き取り用クロスで軽くこする
市販の水垢掃除グッズを活用するのも◎
水垢だけでなく油汚れなども落とせる中性クリーナーを使っても◎。部屋のあらゆる箇所で使えるため汎用性が高いアイテムが多いです。また、水で薄める手間も省けて手軽であることも魅力。頑固な水垢の場合は、アイテムに合わせて放置する時間を決めましょう。
【磨く】水垢掃除に使えるアイテム
付着してからさほど時間の経っていない水垢であれば、削り取ることも可能。粒子が研磨剤として働く重曹や研磨素材のついたスポンジなどを使って落とせます。
重曹
油汚れや鍋の焦げ付き落としなど、キッチン掃除では大活躍の重曹。粒子の細かい重曹は、水垢汚れにも使えます。今回は重曹をそのまま使う掃除方法ですが、そのほかにも水と混ぜてペースト状にしたり液体にして使うこともできますよ。
【用意するもの】
水、重曹、ラップまたはスポンジ
【手順】
1. 水垢が気になる箇所に重曹をまく
2. 上からラップを丸めたものまたはスポンジでやさしくこする
3. 水で流す
4. 水分を拭き取る
クレンザー
クレンザーは界面活性剤に粒子を混ぜたもの。重曹よりも粒子が硬いため、より手ごわい水垢の掃除におすすめです。クレンザーには、粉末タイプやペーストタイプ、クリームタイプなどさまざまな種類がありますよ。今回はやわらかなペーストタイプの使い方を紹介します!
【用意するもの】
クレンザー(ペーストタイプ)、水、ラップまたはスポンジ
【手順】
1. ラップまたはスポンジにクレンザーをつける
2. 水垢が気になる箇所をやさしくこする
3. 水で流す
4. 水分を拭き取る
ダイヤモンドパッド
ダイヤモンドパッドとは、研磨剤として人工ダイヤモンドが施されたスポンジのこと。使い方はとても簡単で、少し水で濡らしてから汚れた部分をこするだけで水垢を落とせます。広い範囲を一気にこするのではなく、ダイヤモンドパッドとキッチンペーパーを両手に持ち、こする・拭くを交互に行うと◎。
【用意するもの】
ダイヤモンドパッド、キッチンペーパー、水
【手順】
1. 水垢が気になる箇所に水を吹きかけ、ダイヤモンドパッドでやさしくこする
2. キッチンペーパーで拭き取る
場所別!おすすめ水垢掃除方法
水垢は大きな浴槽や細かな蛇口・水栓などさまざまな箇所にできるもの。同じ方法で掃除しても、形や素材の違いによって仕上がりも異なります。そこで今回は、場所別に適した水垢掃除の仕方を伝授! とくに水垢ができやすいキッチン、風呂場、洗面台、トイレに分けて掃除方法をチェックします。家の中の水垢が気になる場所を想像しながら見てくださいね。
1. キッチンはクエン酸で水垢を落とす!
キッチンでとくに水垢ができやすいシンクや蛇口、水栓。広範囲かつ複雑な形をしたキッチン周りは、クエン酸で溶かして落とすのが◎。
【用意するもの】
水、クエン酸(粉)、キッチンペーパー、スポンジまたはタオル、スプレーボトル
(液体のクエン酸の場合は手順3から)
【手順】
1. 水100mlに対して、クエン酸を小さじ2分の1を混ぜて溶かす
2. 溶かしたものをスプレーボトルに入れる
3. 水垢が気になる箇所にスプレーを吹きかけ、上からキッチンペーパーで覆って30分放置する
4. 30分経ったらスポンジで拭き取る
5. もう1度スポンジやタオルでしっかり拭き取る
クエン酸をスプレーしてからキッチンペーパーでしっかり覆うと、丸みのある蛇口や水栓もきれいな仕上がりになりますよ。またシンクの壁面などはクエン酸水が流れてしまいやすいため、キッチンペーパーの上からクエン酸水を吹きかけ、シンクの壁面に貼り付けるのがおすすめ。
2. お風呂場は気になる箇所に合わせて
家の中でとくに水垢が気になるお風呂場。シャワーやバスタブなど多くの水を出すお風呂場では広範囲で水垢ができてしまいます。また蒸気がこもりやすいこともあり、水垢が目立つ箇所です。そんなお風呂場は、シャワーヘッド、壁や床、浴槽、椅子などいくつかに分けて水垢掃除をすると◎。
鏡
お風呂場にある大きな鏡。鏡についた水分は表面張力によって球状の水滴となるため、残った水垢が光を乱反射させくもって見えるように。そんな鏡は表面に曇り止めなどのコーティングがなされていることが多いため、削って落とす方法はNG。傷をつけずに落とせる、クエン酸や酢、レモン汁を使いましょう。
【用意するもの】
水、クエン酸(粉)、キッチンペーパー、ラップ、スポンジ、スプレーボトル
(液体のクエン酸の場合は手順3から)
【手順】
1. 水100mlに対して、クエン酸を小さじ2分の1を混ぜて溶かす
2. 溶かしたものをスプレーボトルに入れる
3. 水垢が気になる箇所にキッチンペーパーをつけ、上からクエン酸水を吹きかける
4. 半日程度経ったらスポンジで拭き取る
5. もう1度スポンジやタオルでしっかり拭き取る
また、汚れを落としたあとに鏡の表面をコーティングすれば、きれいな状態を保つことができます。界面活性剤を成分としたコーティング剤、家庭にある石けんや洗剤、シャンプー、シェービングクリームを鏡の表面に薄く塗って5~10分ほどしてから乾拭きするだけでOK。浴室の使用頻度によりますが4、5日程度はきれいな鏡を保てますよ。
壁&床
壁や床はクエン酸スプレーで汚れを溶かしたあと、スポンジやブラシで洗い流すと◎。垂直な壁面は泡で出てくるクエン酸スプレーを使用するなど、クエン酸が垂れない工夫が必要です。
【用意するもの】
水、クエン酸(粉)、スプレーボトル、スポンジまたはブラシ
(液体のクエン酸の場合は手順2から)
【手順】
1. 水100mlに対して、クエン酸を小さじ2分の1を混ぜて溶かす
2. 溶かしたものをスプレーボトルに入れて吹きかけ、壁はスポンジ・床はブラシでこする
3. 水で洗い流す
浴槽&椅子など
浴槽には、水垢だけでなく皮脂や手垢などの汚れが一緒に付着していることも。黒い浴槽は汚れがとくに目立ちますよね。そんな皮脂や手垢は水垢とは異なり酸性の汚れであることから、水垢にも皮脂&手垢にもアプローチできる、アルカリ性と酸性のアイテムを使った掃除方法を紹介します! 椅子などの小物類は浴槽と一緒に洗うことができます。一度に複数の掃除ができるため時短になりますよ。
【用意するもの】
水(残り湯でOK)、重曹、スポンジ、クエン酸(粉)
【手順】
1. 入浴後の残り湯に重曹1カップ程度を入れる
2. 椅子や洗面器などの小物類を浴槽に入れて一晩放置する
3. 水を抜く
4. 浴槽と椅子や洗面器などの小物類をスポンジで軽くこする
5. 水垢の付きやすい浴槽のへりはクエン酸を付けたスポンジでこする
6. シャワーなど勢いのある水で洗い流す
シャワーヘッド
直接水を出すシャワーヘッドは、水垢ができやすい箇所。形状も各家庭でことなるシャワーヘッドは、クエン酸の付け置き洗いで形に関係なく掃除できます。浴室だけでなく、キッチンや洗面台の水栓にも使える便利な方法です。
【用意するもの】
深めの洗面器、ぬるま湯、クエン酸(粉)、ブラシ
【手順】
1. 洗面器にシャワーヘッドが浸かる程度のぬるま湯を入れる
2. ぬるま湯1Lに対してクエン酸を大さじ1杯入れて溶かす
3. 1~3時間放置する
4. ブラシで軽くこすり、水で流す
以下の記事では、キッチンペーパーや輪ゴムを使いパックする掃除方法も紹介しています!
アルミサッシ
ドアノブや引き手など凹凸が多いアルミサッシ。細かいところまでしっかり洗えるように歯ブラシを使った掃除方法がおすすめです。使えなくなった使用後の歯ブラシを水垢掃除に活用できて経済的にも◎。
【用意するもの】
歯ブラシ、クエン酸(粉)、水
【手順】
1. 水垢が気になる箇所にクエン酸をつける
2. 水を含ませた歯ブラシで軽くこする
3. 水でしっかり洗い流す
3. 洗面台は重曹が◎
決して多くの水を使うわけではない洗面台。しかし手洗いや洗顔による皮脂・手垢の汚れが気になる場所でもあります。そんな水垢以外の汚れも落としたい洗面台には、重曹×スポンジでやさしくこすり洗いするのがおすすめです。
【用意するもの】
重曹(粉)、メラミンスポンジ
【手順】
1. 水垢が気になる箇所に重曹をまく
2. メラミンスポンジで軽くこする
__________7hm7_____さんの以下の記事では、カビの温床となる蛇口部分の掃除方法も紹介しています。そのまま捨てられるキッチンペーパーを使ったものなど、楽に掃除ができるアイデアは必見ですよ!
4. トイレの経度な汚れは中性洗剤×歯ブラシ
手洗い器や水栓に汚れが溜まりやすいトイレタンク。しかし一度の使用で流れる水の量は限られているため、中性洗剤での掃除が◎。軽度の水垢であれば、強すぎない中性洗剤で落とすことができますよ。すでに付着しているホコリや水垢をタンク内に落とさないよう、最初に表面の汚れをスポンジ等で拭いておきましょう。
【用意するもの】
中性洗剤、スポンジ、歯ブラシ
【手順】
1. 手洗い器内に中性洗剤をつけ、スポンジで軽くこする
2. 水栓部分に中性洗剤をつけ歯ブラシで軽くこする
以下の記事では、トイレの便器などトイレ周りの掃除方法をたっぷり紹介しています!
5. クエン酸で加湿器の水垢掃除も
加湿器は、タンク内部や蒸気の噴出口など水垢が蓄積しやすい箇所が多いもの。手やブラシが届かないところまで掃除できるよう、溶かして落とす方法がおすすめです。
【用意するもの】
クエン酸(粉)、ぬるま湯、歯ブラシ、タオル、水
【手順】
1. 洗面器や洗面台のシンクにぬるま湯をはる
2. ぬるま湯1杯に対し、クエン酸20gを溶かす
3. 加湿器の部品をできるだけ細かく分解し、クエン酸を溶かしたぬるま湯に付け30分~1時間放置する
4. 付け置きで取れなかった汚れを歯ブラシで軽くこする
5. 水でしっかり洗い流す(クエン酸が十分に流し切れていないと故障の原因になります)
6. タオルで水気を拭き取る
【番外編】吸着して落とす新聞紙も
鏡の水垢には濡れた新聞紙も◎。新聞紙のインク成分が汚れを吸着し、鏡の表面に膜を作るので汚れが付きにくくなります。洗剤を使用しないので、子どもと一緒に掃除できますよ。
全面を一気に拭いていくのではなく、濡れた新聞紙で拭いたところを乾いた新聞紙でふき取るように、それぞれを両手に持って交互に拭き上げるのがポイント。
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きれいを継続!水垢を付きにくくするコツ
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