クエン酸でおうち丸ごとピカピカに♪場所ごとに掃除方法を紹介!
ナチュラルクリーニングで人気のクエン酸。今回はクエン酸を使った場所ごとのお掃除方法を、お風呂・リビング・キッチン・トイレに分けて紹介します♪ また、お掃除用クエン酸スプレーの使い方やガンコな汚れを落とす技、重曹との合わせ技も必見ですよ!
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クエン酸はアルカリ性の汚れにぴったり
クエン酸は、「レモン」「オレンジ」などの柑橘類や「梅干し」などに多く含まれている成分です。酸性の性質をもつ成分であることから、反対の性質をもつアルカリ性の汚れを落とすのに効果的!
クエン酸で落とせる汚れには、以下のような種類があります。
●水垢
●便器の黄ばみ、アンモニア臭
●石鹸カス
●タバコのヤニと臭い
このように、落としにくいとされている汚れや臭いに効果を発揮。また、酸性の汚れを落とすには、反対のアルカリ性の性質をもつ「重曹」が効果的です。汚れに合わせて上手に取り入れることで、面倒な掃除も快適でスムーズに済ませられますよ。
▼重曹を使ったお掃除方法はこちら▼
お掃除の前に!万能「クエン酸スプレー」を作っておこう
お掃除の度にクエン酸と水を混ぜる作業は億劫ですよね。そんなときにおすすめなのが「クエン酸スプレー」。 お掃除する前に、クエン酸スプレーを作っておくと効率よくお掃除ができますよ!
長く置いておくと水が腐ってしまうので、作り置きはせずに1週間程度で使いきれる分だけ作りましょう。
【作り方】
1. 空のスプレーボトルを用意します
2. ボトルの中に水200mlと、クエン酸小さじ1杯を入れます
3. キャップをしめてよく混ざるように振ります
クエン酸の濃度はきちんと守りましょう。濃度を高めれば掃除効果も高まりますが、その分手肌や素材へのダメージも強まってしまいます。
▼掃除用におすすのクエン酸購入はこちら▼
クエン酸でできるお掃除方法を場所別に紹介♪
ここからは、クエン酸を使ったお掃除方法を場所別に紹介します。汚れの場所に合わせたお掃除で、気になるところをピカピカにしちゃいましょう♪
【お風呂周り】クエン酸を使ったお掃除方法
お風呂周りのアイテムごとに、クエン酸を使ったお掃除方法を紹介します。
床やドア
お風呂場の床は黒ずみやすく、放っておくと取りにくくなってしまいますよね。しかしこの黒ずみのほとんどは、水道水に含まれるカルシウムとお風呂場でたまった汚れがくっついてできた水垢なので、クエン酸で落とせますよ。
手順は以下の通りです。
1. クエン酸スプレーを汚れが気になる箇所に吹きかけ、ラップをして1時間ほど放置します
2. スポンジを使い、こすって洗い流します
鏡
お風呂場の鏡は水垢による白い汚れがたまりやすく、汚れが目に見えてわかりやすいところ。「常に鏡をキレイに保っておきたい!」という方は、週に1回を目安にお掃除するのがおすすめです!
手順は以下の通りです。
1. キッチンペーパーにクエン酸スプレーをかけ、ひたひたにした状態で鏡に隙間なく貼りつけます
2. キッチンペーパーの上から、さらにラップで覆い、2~3時間放置します
3. しっかり洗い流し、乾いた布で拭きます
排水口
排水口は、とても汚れがたまりやすい場所のため、「汚れてきたかも」と思ったタイミングでこまめに掃除を行うことが大切。詰まりやぬめりが気になってきたら、次の方法を試してみてください。
手順は以下の通りです。
1. ヘアキャッチャーや排水トラップを取ります
2. 重曹を排水口を覆うくらい振りかけます
3. その上からクエン酸の粉を振りかけます
4. コップ1杯程度のぬるま湯をその上からかけ、5~6分程度放置します
5. 落ちない汚れはスポンジで擦り、お湯で流します
また、髪の毛などがよく詰まる場合は、排水口ネットを普段から利用するのも手ですよ。
風呂桶
風呂桶も水垢が目立ちますよね。その水垢もクエン酸で簡単に落とせますよ。方法は2つあるので、ひとつずつ紹介します。どちらでも汚れを落とせますが、残り湯を使うと入浴ついでにお掃除できて時短になりますよ。
残り湯に風呂桶をつけおき
手順は以下の通りです。
1. お風呂の残り湯を捨てずにとっておきます
2. 残り湯1000mlに対し、クエン酸小さじ5杯を入れます
3. 風呂桶をお風呂につけてしばらく放置します
4. 最後にお湯で洗い流します
クエン酸スプレーを使って汚れを落とす
手順は以下の通りです。
1. クエン酸スプレーを風呂桶にまんべんなくかけます
2. スポンジを使ってこすります
3. 最後にお湯で洗い流します
【リビング周り】クエン酸を使ったお掃除方法
リビング周りのアイテムごとに、クエン酸を使ったお掃除方法を紹介します。
カーテンなどの布物
カーテンやクッションなどの布類は、臭いが気になることがあるでしょう。クエン酸スプレーだけでもよいですが、エッセンシャルオイルを混ぜるとより消臭効果に期待ができ、いい香りも楽しめておすすめです。
1. カーテンの上から下に向かって、羽根ばたきを使いホコリを落とします
2. クエン酸スプレーに、お好きな香りのエッセンシャルオイルを数滴垂らします
3. カーテン全体に向かってクエン酸スプレーをかけます
フローリング
フローリングは裸足で歩くため皮脂汚れが付いていたり、食事の際に食べこぼしてしまったり、とても汚れやすい場所。
手順は以下の通りです。
1. 掃除機でフローリングのホコリや大きなゴミを吸い取ります
2. クエン酸スプレーを吹きかけます
3. 濡らして絞った雑巾で汚れを拭き掃除します
加湿器
加湿器の水アカ汚れは、水道水に含まれるカルシウムなどの成分が白く残ったものです。
水アカはクエン酸の得意分野なため、加湿器の水アカ掃除にも使えますよ。
手順は以下の通りです。
1. バケツや浴槽など、加湿器のパーツが浸かる大きさのものに水を入れ、クエン酸を加えます
2. そこにトレイやフィルターなどのパーツを入れ、1時間ほど放置します
3. 仕上げにスポンジなどで洗い流します
しっかりクエン酸水に漬けて、水アカを中和させ浮かびあがらせることがポイントですよ♪
【キッチン周り】クエン酸を使ったお掃除方法
キッチン周りのアイテムごとに、クエン酸を使ったお掃除方法を紹介します。
まな板除菌
クエン酸スプレーは、まな板の除菌にも役立ちます。タイミングは、1日の終わりがおすすめです。生肉や生魚を切ったまな板を十分に除菌できていないと食中毒を引き起こすおそれもあるため、こまめに除菌を行うことが大切です!
手順は以下の通りです。
1. まな板の上にキッチンペーパーを広げます
2. 全体が湿るようにクエン酸スプレーを吹きかけます
3. 15〜20分ほどたってから、清潔なタオルで水拭きし、乾燥させます
電気ケトル
電気ケトルの内部に斑点があらわれたことはないでしょうか? 「きちんと洗っているのにどうして?」と思ってしまいますよね。ケトル内部にできる斑点の原因はカルキです。水道水に含まれるカルシウムが、水分の蒸発とともに結晶化して斑点となってしまうのです。このようなカルキ汚れにも、クエン酸は効果的ですよ!
手順は以下の通りです。
1. 電気ケトルに満水まで水を入れます
2. 水1200mlに対し、大さじ3のクエン酸を入れ沸騰させます
3. 2時間ほどおいておき、ゆすぎながら水を流します
4. 内部に残った水分を清潔なタオルで拭き取ります
【トイレ】クエン酸を使ったお掃除方法
クエン酸は、トイレ掃除でやっかいな存在となる便器の黄ばみやアンモニア臭に効果的です。黄ばみがなかなか落ちづらかったり、においが気になる場合はトイレ掃除にクエン酸を取り入れてみましょう。
手順は以下の通りです。
1. クエン酸スプレーを、トイレの便器汚れが気になるところに吹きかけます
2. 吹きかけたところをブラシでこすり、汚れを落とします
ガンコな汚れを落としたいときの必殺技!
クエン酸を使った場所別のお掃除方法を紹介しましたが、それでも落ちない頑固な汚れもありますよね。そんなときにおすすめな必殺技! クエン酸でパックする方法や、重曹との合わせ技必殺技を紹介します。頑固な汚れを撃退しましょう。
クエン酸パックで汚れを浮かす
クエン酸スプレーでは落とせないしつこい汚れには、頑固な汚れを浮かせて落とす「クエン酸パック」を試してみるのがおすすめです。以下、「クエン酸パック」の詳しいステップを紹介していきます。
用意する物は、「クエン酸スプレー」「キッチンペーパー」「ラップフィルム」です。
1. 水垢が気になる部分にキッチンペーパーをあて、上からたっぷりとクエン酸スプレーを吹きかけます
2. ラップフィルムで覆ったら2時間ほど放置します
3. ラップフィルムとキッチンペーパーを剥がし、スポンジでこすります
じっくり汚れを浮かせることで、しつこい汚れも落としやすくしてくれますよ!
重曹と合わせ技で掃除しよう
酸性のクエン酸は、アルカリ性の汚れにとても高い効果を発揮します。しかし、家の汚れはアルカリ性のものばかりではありませんよね。
そこで実践したいのが、クエン酸と「重曹」を混ぜて使用するテクニック。重曹は、油汚れや手垢など、酸性の汚れに強い物質です。この重曹をクエン酸と一緒に使用することで、酸性、アルカリ性両方の汚れに対応できますよ!
使用法は簡単で、きれいにしたい場所にまんべんなく重曹を振りかけ、15分ほど放置します。その後クエン酸スプレーを吹き付け、泡がおさまったら洗い流すだけ。化学反応によって生じる泡が汚れを浮かし、落としやすくしてくれます!
重曹もクエン酸と同じ自然由来成分なので、小さな子どものいる家庭におすすめです。
クエン酸を使った掃除の注意点
掃除にクエン酸を使うにあたっては、併用できないアイテムや、使用できない素材など、覚えておきたいいくつかの注意点が存在します! 安全かつ、効果的に利用するためにも、しっかりと確認しておきましょう。
塩素系漂白剤の併用はNG
クエン酸を掃除で使う際に、まず気を付けなければならないのが「塩素系漂白剤とは併用しない」という点です。
カビ取り剤や台所用漂白剤などに多く利用される「塩素系漂白剤」は、クエン酸のような酸性の物質と混ざることで化学反応を起こし、有害な「塩素ガス」を発生させてしまいます。
万が一混ぜてしまった場合は、換気をして、すぐにその場を離れてください。また、目やのど、皮膚に刺激を感じるようであれば、すぐに医師の診察をうけてくださいね。ガスが発生した場所には、刺激臭がなくなるまで立ち入らないようにして、刺激臭を感じなくなったら、水でしっかりと洗い流してください。
使用することで傷めてしまう素材に注意
使用する場所の素材によっては、クエン酸の使用によってダメージを与えてしまうことが......。以下、注意が必要な素材を紹介していきます。
●大理石:アルカリの性質をもつ炭酸カルシウムが主成分のため、酸性のクエン酸をかけると溶けてツヤが失われてしまうことがあります。
●コンクリート:アルカリ性のため、クエン酸によって劣化が早まるおそれがあります。タイル目地などに利用されていることがあるため注意が必要です。
●鉄などの錆びやすい金属:錆びの原因になります。
クエン酸OKな素材か不明な場合は、目立たない場所で試してから使用するとよいでしょう。
皮脂汚れにクエン酸は使わない
「クエン酸を使ってお風呂をピカピカにしようと試みたのに、白くなってしまった......」というときは、たいていの場合、皮脂汚れが原因。皮脂汚れは酸性なので、同じ酸性のクエン酸では落ちず汚れが白く残ってしまうのです。
そんなときは、反対の性質をもつ重曹を使ってみましょう。皮脂汚れをしっかり落としてくれますよ。クエン酸は「皮脂汚れには使えない」と頭に入れておきましょう!
おうち丸ごと!クエン酸で簡単お掃除
酸性のクエン酸は、「水垢」「便器の黄ばみ」「石鹸カス」「タバコのヤニ」などのアルカリ性の汚れを落とすのに効果的な物質です。
水に溶かした「クエン酸水」をスプレーにして使用するのが一般的ですが、電気ポットや電気ケトルにためた水に溶かして洗浄したり、キッチンペーパーを使った「クエン酸パック」として使用したりと、さまざまな使い方がありますよ♪
一方で、クエン酸には「塩素系漂白剤の併用はNG」「素材の種類によってはダメージを与えてしまう」といったデメリットもあります。クエン酸の持つ特性をしっかりと理解して、安全に掃除をしましょう。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行なってください。
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