一人暮らしの食費はいくら?1か月の平均食費や節約術、おすすめ自炊レシピを紹介
一人暮らしをしていると、意外と出費がかさみがちなのが”食費”。今回は、そんな一人暮らしの食費の節約方法や1か月の平均食費について紹介します。LIMIA編集部内の一人暮らしスタッフに聞いたリアルな食費や、自炊と外食どちらが食費を抑えられるかについても解説しています。また、節約におすすめの自炊レシピもまとめました。
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一人暮らしの平均食費代は“39,300円”
一人暮らしの平均食費金額は、月39,300円です。(出典:2020年10~12月期総務省家計調査結果)
さらに食費以外に、光熱費や交際費などが毎月かかります。さまざまなことを考えてある程度、今後の生活に余裕を保つためにも、食費を少しでも抑えてほかの生活費にあてたいという方は多いのではないでしょうか?
そんな今回は一人暮らしの食費についてまとめました。以下では、女性・男性・大学生といったジャンル別の平均食費を紹介します。
女性の場合
女性の平均食費金額は約36,066円。(出典:2020年10~12月期総務省家計調査結果)
自炊を毎日行えば20,000円代に抑えるのは可能な金額ですが、付き合いやプライベートの急な誘いなどを含むと30,000円代になってしまうのは無理もない数字です。
男性の場合
男性の食費は約43,024円。(出典:2020年10~12月期総務省家計調査結果)
女性よりも食べる量が多いということもあり、1か月の食費は女性よりも多くなる傾向にあります。さらに、会社付き合いやプライベートなどさまざまな場面で外食をする機会が多く、自炊が少ないということから出費が増える結果になっています。
大学生の場合
大学生の1か月の食費は約23,716円。(出典:平成30年度学生生活調査結果)
親から食材の仕送りがあることも多く、社会人よりも少ない傾向になっています。ほとんど自炊をしないと想定した場合、30,000円を超えることもあるので、アルバイト代や仕送りのほとんどが食費になってしまうことも。
1か月の食費目安は“手取り給料の15%”
一人暮らしの1か月の食費金額の目安は、家賃や光熱費など食費以外の出費を考えて、毎月の給料の15%以内に食費を収めておくのが理想的です。
食費は毎月必ず発生する出費に加え、月によって多少変動があるため金額を毎月計算しておけば、貯金や急な雑費などにも対応しやすくなります。
LIMIA編集部が調査!一人暮らしスタッフの食費事情
今回の記事では、一人暮らしのLIMIAスタッフにアンケートを取ってリアルな食費事情を調査。月にかかる食費金額や自炊と自炊以外の頻度などについて答えてもらいました。
今回はコロナ禍ということもあり外食が制限されているため、中食(調理済の食品を自宅に持って帰り食べること)に当たるコンビニ・スーパーでの買い食い、宅配サービスなどの項目も含まれています。
「自炊をするにあたって工夫していること」といったリアルな意見も必見です!
自炊と自炊以外(外食・中食)の頻度
15人中大半を占めていたのは、自炊の方が多いと答えた人。次に多いのは、自炊と自炊以外の半々と答えた人でした。
月にかかる食費
食費にかかる金額は、3万円未満の人がもっとも多く、次に多いのが2万円未満といった結果になりました。中には6万円以上かかると回答した人も。
女性|2万円未満
女性|3万円未満
自炊の頻度
自炊はほぼ毎日するという人が多い結果になりました。次に多いのは、週に3〜4回自炊をする人。
ほとんどしないと回答した人でも、下記のような意見がありました。
男性|2万円未満
よく行くスーパーでは、安くなる時間帯を狙って購入するとのこと。ほぼ毎日自炊以外のもので食事を済ますと回答してくれましたが、月の食費は2万円未満に抑えているようです。
自炊以外(外食・中食)の頻度
自炊以外の外食や中食は、月に1〜2回にしているという人が一番多い結果となりました。次に多かったのは週に3〜4回。週の約半分は外食や中食で済ますという人が多い回答に。
女性|2万円未満
<自炊or外食>どっちが食費を抑えられる?
一人暮らしで悩みがちなのが、食費。外食と自炊、どちらの方が食費が抑えられるかは、生活リズムによります。
食材を余すことなく使えるのであれば、自炊をする方が節約に。
しかし、一人暮らしで自炊をするとなると、食材を最後まで使いきれず食費期限が切れてしまったり、腐らせてしまったりなど、食材をムダにしてしまうことも。時間に余裕があるときは、食材を上手に使い切ることを心がけて作り置きしておくといった工夫をすることが大切です。
スケジュール的に、自炊をする時間がない、自炊をする体力がないといったときは、無理に自炊をしなくても外食や中食で食事を済ませた方が、結果的に食材のロスを防ぎ節約に繋がることも考えられます。
一人暮らしの食費を抑える節約方法
ここからは、食費を抑える節約方法を紹介します。一番の節約方法は自炊ですが、自炊の中でもさまざまな方法を使って食費を抑えていくのが節約の近道。肉類を買うときのポイントや、食材の購入場所など知っておくべきポイントをまとめました。
安いスーパーで買いものをする
自炊をするならまずは、食材を安く買えるスーパーを見つけましょう。スーパー独自のセール日にまとめ買いをしたり、安い値段で食材を購入できるスーパーのプライベートブランド商品を狙えば、通常の値段よりも比較的安価に食材を得ることができます。
コンビニでも野菜を販売している場所がありますが、スーパーよりも価格が割高になっていることがあるので、できるだけスーパーで買うのがおすすめです。
肉類はとり肉がおトク
自炊で肉類を使いたいときは、とり肉がおすすめ。とり肉は、豚や牛よりも出荷されるまでのコストがかからないため比較的安い金額で買えます。
とり肉の中でもおすすめなのは、もも肉とむね肉。シンプルな味わいで、どんな味付けでもおいしく食べられます。焼くのはもちろん、蒸し料理や揚げものにもピッタリ。
価格はスーパーや品質にもよりますが100g約120円程度。100gほどあれば、しっかりとしたおかずを1品作ることができますよ。
野菜はもやしや豆苗がおすすめ
スーパーではさまざまな野菜が売っています。その中でもとくにおすすめな野菜は、もやしと豆苗。
もやしは、一袋20円ほどで購入できる節約にはピッタリな野菜のひとつです。スーパーによっては、一袋10円以下で買えることも。野菜炒めにしたり、スープの中に入れてかさ増ししたりとさまざま料理に使えます。
豆苗は、野菜炒め具にはもちろん、洗ってそのままサラダとして食べることもできます。さらに、豆苗の一番の魅力は再度栽培できること。食べられるところを切り取って、苗を捨てずに水の入った容器に入れておけば、家庭で簡単に豆苗を育てることができます。
使いきれる量を買うようにする
一人暮らしで自炊をしようとしても、食材が余ってしまう方は食材の買い方を見直してみましょう。節約のために自炊をしようとしても、食材を余らせてしまうとムダな出費に繋がってしまいます。
お米は5kgを買うようにする
一人暮らしでお米を買うときは、5kgの商品を買うようにしましょう。
お米の賞味期限は約1か月。賞味期限のため、1か月を過ぎても食べられないことはありませんが、期限が過ぎてしまうと鮮度が落ちてお米本来の味を楽しめなくなってしまいます。さらに、夏といった時期によっては虫が発生することもあるので、なるべく1か月以内に消費できる量を買うようにしましょう。
茶碗一杯のご飯を約150gだとして、毎日2食(一合分)食べることを考えると、5kgのお米を買うと33日分炊けます。また、炊いたお米が余ったときは、あら熱を取って冷凍ご飯にしておきましょう。
使い切りパックを購入する
スーパーでは、使い切りパックや一人前用などといった一人暮らしの自炊にピッタリな少量の食材が売っています。一人暮らしの自炊では食材があまりがちなので、量の多いものよりも少量のものを購入してしっかり使い切る方が節約に繋がりやすいです。
使い切りパックや一人前用などは、肉類やカレーの材料が一ひとつになったものなどがあります。
野菜は1/2や1/4など使い切れる量を
野菜は、1/2カットや1/4カットなど使い切れる量を買いましょう。キャベツやレタスなどの葉もの野菜は、一玉買うと使い切れず傷んでしまい、最終的には捨ててしまうことも。
また、葉もの野菜はカットキャベツやカットレタスなどといったように、一食分ほどの野菜があらかじめカットしてある商品を購入するのもおすすめです。
作り置きをする
作りおきがあれば、疲れて帰ってきた日でも電子レンジでチンするだけで簡単に食事が取れます。自炊の際に残ってしまった食材を余すことなく使う、おすすめの節約方法です。時間がある日は、作りおきの料理をする日を作ってみてもいいですね。
水分や繊維などが多い食材は使わない
注意しておきたいのは、作りおきに使う食材。作りおきをしたいときは、水分の多い食材を避けておきましょう。こんにゃくや豆腐などは水分を多く含んでおり、冷凍保存してしまうと食感が悪くなってしまいおいしく食べられなくなってしまいます。
冷凍食品の期限は1年前後
冷凍食品はものによって前後しますが、1年程度で賞味期限を迎えることが多いです。
冷凍食品の品質を保つマイナス18℃の温度をキープしておけば、食品の品質を落とさず1年以上おいしいく食べ続けることはできます。しかし、家庭用の冷蔵庫で保管となれば扉の開け閉めの影響もあり、解凍と冷凍をくりかえすため保存環境によっては1年も満たないことも。
冷凍食品は、開封していない場合は1年、開封した場合は2〜3か月以内に食べきるようにしましょう。
缶詰や乾麺は年単位で保存できる
缶詰や乾麺は年単位で保管ができます。
ツナ缶やサバ缶などの水産缶詰の賞味期限は約3年、トマト缶やコーン缶といった野菜缶詰は2〜3年など、長い間保管ができるのが缶詰の魅力。缶詰によって賞味期限はそれぞれ異なりますが、基本的には2年間はおいしく食べることができます。
そばやうどんなどの乾麺類は1〜1年半ほど保存が可能です。サッとゆでるだけでおいしく食べられるので、いくつかストックしておくと便利ですよ。
自炊以外で食費を抑えるときは
自炊ばかりで飽きてしまったときは、外食で気分転換してみたり中食で簡単に食事を済ませたりするのも一人暮らしの楽しみ方のひとつ。
しかし、さまざまな出費を考えて外食や中食のお金を抑えたいところです。飲食店では、曜日別のサービスメニューやハッピーアワーなどがあり、おトクに外食を楽しめることがあります。クーポンを配布している店もあるので、事前にチェックしておくことがおすすめ。
店舗によってはテイクアウトメニューがワンコインで購入できることもあるので、近くの飲食店の情報を集めるのも節約術のひとつです。
夕方以降の値引き商品を購入する
スーパーで惣菜や弁当を買うときは、値引きシールに注目して買いものをしましょう。
値引きシールは、スーパーによって貼られる時間が変わりますが、大体の場所では閉店の1〜3時間の間に貼られることが多いです。値引き対象になるのは、日持ちしない肉類や魚類などの生ものや、消費期限・賞味期限の近い加工食品。惣菜や弁当は消費期限や賞味期限が早いため、値引シールが貼られている場合が多いです。
忙しくて買いものもできないときにはデリバリーの活用もおすすめ
日々忙しい中で買いものができないときや、自炊をする元気がないときは、『Uber Eats』や『出前館』を使って食事を済ませるのもひとつの手。
LIMIAでは、『Uber Eats』と『出前館』についての詳しい記事を公開中。おトクなクーポンや利用する際のコツなどをまとめています。自宅でお店の味を堪能し、おうち時間を楽しむのも息抜きになりますよ。
▼Uber Eatsについて詳しくはこちら
▼出前館について詳しくはこちら
食費の節約におすすめのレシピはこちら
LIMIAでは、おすすめの節約レシピを公開しています。以下では、一人暮らしの食事にピッタリなレシピを4つピックアップ。やみつきチキンや、10分でできるとろとろの大根スープ、作り置きができる大根のポリポリ漬け、あと一品ほしいときに役立つナムルなどを紹介します。
揉んで焼くだけのやみつきチキンのレシピ
こちらのレシピを紹介してくれたのは、料理研究家・スイーツコンシェルジュのMizukiさん。とり肉をカットし揉み込むだけの簡単レシピです。漬け込み不要のため、忙しい方でもチャレンジしやすい作り方になっています。おいしく作るためのポイントも紹介してくれているので、ぜひ参考してみてくださいね。
▽詳しい作り方はMizukiさんの記事をチェック
10分でできるとろとろ大根とりスープのレシピ
Yuuさんは、大根ととり肉をコトコトと煮たスープのレシピを紹介してくれました。大根ととり肉を食べやすいサイズに切り、フライパンで炒めたら水と調味料を入れて10分程度煮るだけ。シンプルな味付けのため、ごま油を足して味に深みをつけてみるのもおすすめ。しょうがが入っているので、寒い日にピッタリな料理になっています。
▽詳しい作り方はYuuさんの記事をチェック
作り置きにピッタリめんつゆ×ポン酢のポリポリ大根のレシピ
こちらのおすすめレシピもYuuさんさんが紹介してくれました。大根をスティック状に細く切って、めんつゆとポン酢に漬けるだけ。余った大根の使い道にピッタリです。Yuuさんの記事では、作るときのポイントやわかりやすい写真つきレシピを紹介中。
▽詳しい作り方はYuuさんの記事をチェック
あと1品作りたいときにおすすめレタスの海苔ナムルのレシピ
こちらのレシピもYuuさんが紹介してくれています。レタスを手でちぎり塩もみで水分を取ったら、韓国のり・鶏ガラ・ごま油・にんにくであえるだけ。お好みで、塩やごま油を足しても◎。食卓にあともう一品ほしい......!といったときにピッタリなレシピです。
▽詳しい作り方はYuuさんの記事をチェック
※画像は全てイメージです。
※記事内のデータは、LIMIA編集部の調査結果(2021年4月)に基づいたものです。
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