エアコンで部屋が冷えない原因は？対処方法も紹介

【自分で対処可能】エアコンが冷えない原因5つ

ここでは、エアコンで部屋が冷えないときの原因と自分で対処できる方法について解説します。

【1】エアコンの誤設定

エアコンで部屋が冷えないときは、エアコンが誤設定されている場合もあります。送風や除湿でなく冷房になっているか、温度や風速は適切か一度確認してみましょう。

【2】エアコンが汚れている

エアコンのフィルターや本体が汚れていると効きが悪くなり、部屋が冷えにくくなります。

本体に掃除機能があるものは、ダストボックスにゴミが溜まっている場合もあるので、定期的にゴミを捨てるようにしましょう。フィルターの掃除頻度は、2週間に1度が理想的です。

▼自分でできるフィルター掃除方法

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【3】室外機周辺の環境が悪い

室外機は前後左右に最低限のスペースが必要です。室外機の周りに物が置かれていると冷房能力や消費電力が悪くなる場合があります。

適切なスペースが確保されているか、吸込口や吹出口を物で塞いでいないか改めて確認しておきましょう。

【4】部屋の広さに合っていない

エアコンによって冷房能力は異なり、新品でも冷えない場合は、適応畳数に合っていない場合があります。数値はカタログなどに表記されている適応畳数で確認が可能です。

例えば「最小値〜最大値（畳）」と書かれている場合、最小値が木造の適応畳数、最大値が鉄筋の適応畳数となります。

適応畳数より広い部屋だとエアコンの効きが悪くなるので、適切なエアコンに買い替える必要があります。

【5】エアコンが効きにくい部屋

エアコンが効きにくい時間帯や部屋の環境もあります。

直射日光が差し込む部屋や窓が大きい部屋は外気の影響を受けやすく、パソコンのサーバーやキッチンなど熱源がある部屋もエアコンが効きづらいです。断熱効果のあるカーテンをしたり、できれば熱を発する物を減らすのも効果的です。

また、地面に近い部屋や屋上階に近い部屋は地熱や太陽の熱を感じやすく、木造の建物も鉄筋に比べて気密性と断熱性が低いため、エアコンで部屋が冷えないこともあります。ほかにも、吹き抜けや天井の高い部屋もエアコンが効きづらいです。扇風機を併用して空気を循環させるようにするのもおすすめ。

【業者に依頼】エアコンが冷えない原因2つ

ここでは、エアコンで部屋が冷えないときに業者に依頼して改善する原因について解説します。

【1】冷媒ガスが漏れている

エアコンは室内外の熱を冷媒ガスを利用して移動させています。冷媒ガスが漏れていると熱の移動量が減り、エアコンで部屋が冷えない原因になります。

ガスが漏れている場合は業者に依頼してガスの補填や、エアコンや室外機の修理が必要です。補填や修理費用はガスの種類や業者によって異なりますが、約15,000〜50,000円が目安となります。

ガス漏れのセルフチェック方法

冷媒ガスの漏れはセルフチェックもできます。まずは、エアコンのパワーを強くした状態で運転させているときに室外機の上下にある吸込口と吹出口の温度差を測ります。温度差を感じられない場合は、冷媒ガスが漏れている可能性が高いです。

また、しばらく冷房運転をさせた後に室外機と配管部分に白い霜が付着しているとガス漏れの可能性が高いので、業者に修理を依頼しましょう。

※参考：三菱電機「三菱電機くらトク」
※参考：パナソニック「UP LIFE」

【2】エアコンや室外機の故障

冷媒ガスが漏れている以外にも、エアコンや室外機が故障している可能性があります。

メーカーでエアコンの修理部品を保管する期間は約10年です。10年以上経っていると部品の在庫がなく修理が難しいケースもあり、この場合は本体あるいは室外機の買い替えが必要となります。

エアコンが冷えない原因に関するQ&A

Q1. エアコンの効きが悪い原因は？

A. エアコン、室外機、住宅の状態と環境を見直す

エアコンで部屋が冷えない原因は主にエアコンと室外機、住宅の3つに分けられます。

エアコンが汚れていないか、誤設定や適応畳数に合っているかなどを確認しておきましょう。また、室外機の周りに物を置いたり、スペースが充分でないと冷房能力が低くなります。

ほかにも、部屋に熱源が多かったり、住宅の材質や構造によってもエアコンの効きは変動します。

Q2. エアコンの効きが悪いときの対処法は？

A. 自分で解決できるか、業者に依頼するべきか見分けて対処する

エアコンの効きが悪いときは、自分で対処できる原因と業者に依頼すべき原因があります。

例えば、エアコンの誤設定や汚れは自分でも対処できる原因です。一方で、冷媒ガスが漏れていたり、エアコンや室外機が故障している場合には、業者に修理依頼する必要のある原因となります。

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