蜂の巣を駆除したい!自分でできる方法と注意点を解説

蜂の巣を見つけたら、早めに駆除をしましょう。今回は、蜂の巣の駆除を自分でできるかどうかの判断や駆除方法、業者へ依頼する際の相場費用などを紹介します。

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蜂の巣の駆除を自分でできるか判断するポイント

  • 蜂の種類がミツバチかアシナガバチ
  • 蜂の巣の大きさが直径約15cm以下
  • 蜂の巣ができた場所に手が届く
  • 自分での駆除が難しいときは駆除業者に依頼

蜂の巣の駆除を自分でしたい場合は、上記の基準に沿って判断しましょう。

ただし、蜂の巣の駆除は危険を伴います。この記事で後述する方法や注意点をよく検討した上で、難しさや不安を感じた方は、無理に自分で駆除を行わずに専門の駆除業者へ依頼してください。

蜂の種類がミツバチかアシナガバチ

スズメバチ

アシナガバチ

ミツバチ

見た目の特徴

・胴体はオレンジ色 ・脚は黒色

・胴体、脚共に黄色っぽい

・黄色と黒の縞模様 ・身体が細かい毛で覆われている

巣の特徴

・ボールのように丸い ・マーブル模様 ・ 茶色

・お椀のような形 ・グレー系の色

・お椀をふせたような半球状

危険度

★★★★★

★★★★☆

★★★☆☆

体長

約20〜40mm

約20〜26mm

約12~13mm

主な活動時期

7月~10月頃

4月~11月頃

2月~11月頃

※参照:アース製薬 ハチを知る

蜂の種類によって巣の形や大きさ、危険性などが変わってきます。

家屋に巣を作ってしまう蜂の代表格は「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」の3種類といわれています。それぞれ特徴が異なるため、しっかりと把握しておくことが大切です。

3種の中でも最も危険度が高いとされているのはスズメバチ。毒性が非常に高く、スズメバチに刺されることでアナフィラキシーショックを起こして死に至ってしまうケースも報告されています。

そのため、見つけた蜂の巣がスズメバチだった場合は自分で駆除せずに業者へ依頼しましょう。

蜂の巣の大きさが直径約15cm以下

蜂の巣を自分で駆除する場合は、巣の直径が15cm以下かどうかを判断基準にしましょう。

蜂の巣は大きくなるほど中の蜂も多くなり、駆除する際に襲ってくる蜂の数が増えていきます。駆除の手間や危険性が上がるため、自分での駆除は難しいでしょう。

蜂の巣ができた場所に手が届く

蜂の巣に手が届く安全な場所での駆除ができるかも判断ポイントです。

ベランダや天井などの広く開放的な場所なら駆除もしやすいでしょう。床下や屋根裏などの閉鎖的な空間や、梯子を必要とする場所はいざというときの逃げ道が確保できず危険です。

自分で駆除するのが難しいときは駆除業者に依頼

蜂の巣を自分で駆除できるかどうかの判断ポイントを解説しましたが、少しでも不安に感じるなら専門の駆除業者へ依頼しましょう。

ハチ110番」のハチ駆除サービスは8,800円(税込)〜で依頼でき、害虫駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。

電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、蜂の巣の駆除に困っている人は気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。

また、賃貸住宅に住んでいる場合は、まずは管理会社に連絡しましょう。

※1 事業者が運営するサイト全体のお問い合わせ件数です。
※2 対応エリア・加盟店により異なります。

蜂の巣の駆除に必要なもの

防護服

蜂に刺されないように、身を守るために必須な防護服。防蜂ネットなどで肌の露出を抑える。

駆除剤

周辺や巣内にいる蜂を駆除するためのスプレー。

懐中電灯

巣や足場を照らす懐中電灯。蜂が光に集まってしまうため、赤いセロハンをかぶせて光加減を抑えると良い。

長い棒

蜂の巣を落とすための棒。柄の長いほうきなどでOK。

虫取り網

落とした蜂の巣をキャッチするための虫取り編み。

ゴミ袋

蜂の巣を入れて密閉するための袋。

蜂の巣を駆除するには、身を守る服装と道具が必要です。いずれも市販されている商品ですので、そろえるのは簡単でしょう。

自治体によっては蜂の巣の駆除にあたって防護服を無料で貸し出ししている場合があります。住んでいる市区町村のホームページなどもチェックしてみてください。

蜂の巣を自分で駆除する方法

  1. 1.巣の表面に駆除スプレーをかける
  2. 2.巣の穴に駆除スプレーをかける
  3. 3.巣を長い棒で落として袋に詰める
  4. 4.戻りバチ対策で駆除スプレーを散布する

巣の表面に駆除スプレーをかける

まずは巣の周辺にいる蜂を駆除するためにスプレーをかけます。

蜂があわただしく飛び交いますが、ひるまずに2〜3分ほど噴射し続けます。光に集まる習性を利用して、懐中電灯に集まってきた蜂も一掃しましょう。

巣の穴に駆除スプレーをかける

巣の周辺にいる蜂をあらかた駆除できたら、巣の穴にも駆除スプレーをかけます

巣の中から蜂が出てきますが駆除スプレーの効果で弱っているため、2〜3分ほど噴射を続けましょう。

巣を長い棒で落として袋に詰める

長い棒で蜂の巣を叩き落とし、ゴミ袋をセットした虫取り網でキャッチします。

袋のすき間から駆除スプレーを噴射しましょう。蜂の巣の中にいる幼虫などは、踏み潰して駆除してください。

戻りバチ対策で駆除スプレーを散布する

蜂の巣の駆除をした際に逃げた蜂は、巣があった場所へ戻ってくる可能性があります。

新しい巣を作られることがないよう、戻りバチ対策で駆除スプレーを散布しておきましょう。一週間ほど続けると、蜂も次第に近づかなくなるでしょう。

蜂の巣の駆除中に刺されたときの対処法

  1. 1.傷口を流水で洗い流して毒を絞り出す
  2. 2.虫刺されの抗ヒスタミン軟膏を塗る
  3. 3.速やかに医師の診察を受ける

もし、蜂の巣の駆除中に蜂に刺されたら、すぐその場を離れて応急手当をしてください。

処置をした後に息苦しさやしびれなどの症状を感じた場合は、すぐに救急病院で受診しましょう。特にアレルギー体質の方や過去に蜂に刺されたことがある方は要注意です。

参考:スズメバチにご注意ください。|兵庫県小野市行政サイト

蜂の巣の駆除で注意するポイント

  • 駆除の時間帯は日没から夜中
  • 蜂の巣に近づきすぎない
  • 蜂の刺激になる色や匂いを避ける

駆除の時間帯は日没から夜中

蜂は日中に活動するので、日中に比べると夜は大人しくなり、攻撃性が低下します。また、日中に駆除をすると、巣から離れていた蜂が作業中に戻ってきて、囲まれてしまう可能性があるため、夜に駆除を行いましょう。

蜂の巣に近づきすぎない

蜂の巣に近づくと、蜂は警戒して攻撃的になります。そのため、蜂の巣を駆除するときは2m以上は離れて作業するようにしましょう。

蜂の刺激になる色や匂いを避ける

蜂は黒い物体に対して攻撃的になる習性があります。命にかかわるので、駆除作業時は黒いものを身につけるのは危険です。また、香水や整髪料などが発する匂いにも敏感なため、蜂の巣の駆除をする際は避けた方が良いでしょう。

蜂の巣の駆除サービスと費用相場

自治体

無料~助成金の支給など

駆除業者

約10,000~20,000円/巣

※ LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。

蜂の巣の駆除サービスを利用する場合にかかる費用を、自治体と民間のサービスで調査しました。

以下で詳細を解説します。

自治体の駆除

札幌市

非対応

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仙台市

非対応

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千代田区

非対応

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新宿区

状況に応じて立会いの元で区が対応

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港区

非対応

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中央区

巣が目視可能かつ除去が困難でない場合は区が対応

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渋谷区

スズメバチのみ区で駆除を対応

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さいたま市

要件を満たせば無料で委託業者による駆除対応

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千葉市

非対応

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横浜市

非対応

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川崎市

非対応

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相模原市

非対応

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新潟市

非対応

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静岡市

非対応

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浜松市

非対応

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名古屋市

非対応。一部の世帯には駆除費用の補助あり

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京都市

要件を満たせば市が委託業者の費用を一部負担

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大阪市

非対応

詳細を見る

堺市

非対応

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神戸市

非対応

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岡山市

非対応

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広島市

非対応

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北九州市

非対応

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福岡市

非対応

詳細を見る

※LIMIA編集部が調査した2023年6月時点の情報です

自治体の蜂の巣駆除に関するサービスについて調査しました。

要件を満たせば無料で駆除してくれたり、費用を一部負担したりなど、蜂の巣の駆除に関する自治体の対応はさまざまです。なかには、委任先の駆除業者を斡旋(費用は自己負担)といった対応もありました。

しかし、主要都市をいくつか調査した限りでは、個人住宅など私有地での駆除には対応していないケースがほとんどでした。詳しくは住んでいる市区町村のホームページなどを確認してみてください。

害虫の駆除業者

  • 蜂の巣1個あたり:約10,000~20,000円

※ LIMIA編集部が調べた2023年5月時点のおおよその料金目安です。

蜂の巣の駆除費用は、蜂の巣の大きさや蜂の種類、サービス内容などによって異なるため、住んでいる地域に対応している駆除業者をいくつか比較すると良いでしょう。

蜂の巣の駆除でかかる費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

ハチの巣の駆除ならハチ駆除バディ

出典:ハチ駆除バディ

ハチ駆除バディ」は、ミツバチやスズメバチなどの駆除を専門に行うハチ駆除サービスです。

8年以上にわたってハチや蜂の巣を駆除してきた経験と実績をもとに、最短即日の迅速な対応をしてくれます。相談・出張・見積もりは無料で、4,400円(税込)から依頼が可能。戻りバチ対策を含めたアフターケアも充実しています。

電話かWebフォームから無料相談ができるので、ハチや蜂の巣に困っている方は相談してみてください。

蜂の巣を作らせないためにやるべきこと

蜂の巣を作らせないためには、駆除スプレーや木酢液の定期的な散布、網が細かいネットの設置などがあります。

ちょっとしたひと手間で蜂の巣予防になるため、過去に蜂の巣を作られた場所はもちろん、蜂の巣が作られそうな軒下や屋根裏などには対策をしておきましょう。

蜂の巣の駆除に関するQ&A

ここでは、蜂の巣の駆除に関する疑問をQ&A形式で答えます。蜂の巣の駆除に関して疑問があればチェックしてみてください。

Q. 蜂の巣ができたらどうする?

A. 自分で駆除もしくは専門の駆除業者へ依頼しましょう。

自分で駆除できるかどうかは、蜂の種類がミツバチかアシナガバチか、巣の直径が15cm以下か、手が届く場所に営巣しているかの3つの条件を満たしているかをチェックしましょう。

蜂の巣の駆除は危険性をともなうため、基本的には専門の駆除業者へ依頼することをおすすめします。

Q. 蜂の巣はどうやって落とせばいい?

A. 長い棒で突いて蜂の巣を落とします。

巣の危機を感じた蜂が反撃してくる可能性があるので、できるだけ離れた位置から長い棒を使いましょう。

Q. 蜂の巣の駆除はいつがいい?

A. 蜂が不活発になる日の入り〜夜間がおすすめです。

日中に外出していた蜂が巣の中で休むため、一掃しやすいでしょう。

※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年6月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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