アライグマを見つけたら要注意!被害の危険性と対処方法を指南

アライグマを見つけた時の注意点や対処方法を紹介します。野生のアライグマは都市部で見かけることもあり、家に住みついたり、ゴミを漁る被害も出ています。

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アライグマを見つけたら?まずは特徴をチェック

つぶらな瞳にブラウンと白の縞々模様がかわいいアライグマ。

動物園やCMで人気者のイメージですが、実は日本全国でアライグマが害獣化しているのが現状。

昭和後期にペットとして需要が高まったアライグマが海外から大量に輸入されたものの、気性の荒さや飼育の難しさから自然に放つなどして野生化し、今では全国に野生のアライグマが生息しています。

農林水産省の調査によるとアライグマを含む中型獣類による農作物の被害額は 2016年には9億円(※)を超えていて、多くの市区町村で害獣として指定されています。

※参考:農林水産省|野生鳥獣被害防止マニュアル

アライグマの見分け方

まさかアライグマに遭遇すると思っていなくても、都市部でもアライグマの生息は確認されています。「犬でも猫でもない動物を見かけた」「縞々の尻尾に見覚えがある」と思ったら、アライグマの可能性があります。

アライグマの見分け方は以下のとおりです。

  • 眉間に黒い筋がある
  • ひげが白い
  • 目の周りから頬まで黒い
  • 25cm以上の長い尻尾に縞模様がある
  • 足は白い部分が多い
  • 踵まで地面につけて歩く

タヌキやアナグマ、ハクビシンと似ていますが、一番の違いは尻尾の縞模様です。長い尻尾に縞々の模様が見られたら、アライグマである可能性が高いでしょう。

こんなところにいるアライグマ

山里はもちろん都市部にも生息域を広げているアライグマは、どんな場所で見られるか気になる方もいるでしょう。

アライグマは建物の中にねぐらを作ることが多く、特に天井裏や壁の隙間といった狭いところを好む習性があります。

中でも木造家屋はもっとも狙われやすく、特に神社仏閣や放置された集会所などもアライグマが侵入しやすい場所と言えます。

移動は河川や用水路、側溝などの水路が多く、木登りも上手なため住宅のパイプなどもラクラク登ることができます。餌がある場所を転々としながら移動する習性があるので、ねぐらを作らない、餌となる食品を置かないことが重要です。

アライグマを見つけたらどんな被害が出る?

アライグマを見つけた場合、実害がなければ放置しておくことも選択肢の一つですが、アライグマには存在そのものがリスクとなることを知っておきましょう。

アライグマが害獣として恐れられる理由に「食害」があります。さらに、人へと感染する感染症の媒介となるリスクもあるのです。次の項目で詳しく見ていきましょう。

アライグマは何でも食べる害獣

アライグマは雑食のため野菜や果物といった農産物はもとより、木の実や昆虫、魚介類など何でも食べてしまいます。地上だけでなく水辺や樹上など生活範囲が広いため、餌となるものも多様化しているのです。

日本国内では田畑の農作物を食べられる被害が増えていて、スイカに500玉ほどの穴を開けて手を入れて中身だけを食い荒らされるケースが散見されています。このようなアライグマによる農作物の食害による被害額は2012年には全国で約3億4千万円(※)と、深刻な影響を与えているのが現状です。

※参考:環境省|アライグマ防除の手引き

危険な感染症を持つアライグマ

アライグマは人と動物に共通する感染症を媒介します。アメリカでは狂犬病やアライグマ回虫症の媒介動物として知られています。

いずれも人間に感染すると重篤な病気を引き起こし、最悪の場合には死に至ることもあります。アライグマを見つけても、むやみに触らないように注意が必要です。

アライグマを見つけたらどうする?

では、自分の生活圏でアライグマを見つけたら、どのような対処方法が考えられるのか確認していきます。アライグマへの対処方法は主に「捕獲」と「予防」の2つです。

捕獲

予防

事前申請

市区町村へ申請が必要

不要

方法

罠を仕掛ける

侵入経路を塞ぐ 忌避剤で追い払う

報告

捕獲後の報告が必要

不要

アライグマは鳥獣保護法により保護されているため、許可なく捕獲や駆除をすることは禁止されています。一方で誰でも処分可能な特定外来生物にも指定されており、自治体によっては要件を満たせば捕獲許可が不要な場合もあります。まずは、住んでいる地域でアライグマに関する申請を必要とするか確認してみてください。

また、捕獲ではなくアライグマが来なくなる忌避剤の使用に関しては、自分で対応することができます。

アライグマ見つけたら根本解決は駆除業者に相談

個人でできるアライグマ対策の方法として忌避剤の使用による追い払いがありますが、根本解決にはなりません。

アライグマを頻繁に見かけるようであれば、自宅や近隣にねぐらを作っている可能性があります。忌避剤で追い払ったとしても、アライグマには帰巣本能があるので、また時間が経つと戻ってきしてしまうことも。

より徹底的にアライグマ対策をするなら、専門業者の利用も検討してみましょう。

「害獣駆除110番」は14,320円(税込)からアライグマの駆除を依頼でき、害獣駆除のプロがスピーディーに対応してくれます。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、アライグマの駆除に困ったら、まずは気軽に事前見積もりの相談をしてみましょう。

※対応エリア・加盟店により記載の価格で対応できない場合があります

アライグマを見つけたらすぐに対策しよう

アライグマはかわいい存在というイメージが強い動物ですが、野生化したアライグマはれっきとした害獣。

もし、アライグマを見つけたら決して触らずに、自分の生活範囲にアライグマのねぐらや餌場となる場所がないかを確認しましょう。

ただ見かけただけであれば様子見をしてもいいですが、住み着いているようであれば対策が必要です。

頻繁にアライグマを見かけるようであれば、早めに対策しましょう。

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※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年4月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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