洗濯機が排水できない!原因と応急処置方法まとめ《ドラム式・縦型洗濯機》
洗濯機に表示されるエラーコード。突然排水できなくなると困りますよね。そこで今回は、排水ができなくなる原因と自分でできる応急処置方法を解説。また、このような事態を招かないための対策案もご紹介します。
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洗濯機が排水できない原因は?
洗濯機が排水できないときは、エラーコードが表示されます。以下に代表メーカー4種の排水エラーコードをまとめました。
メーカー名 | 表示コード |
日立 | C02 |
東芝 | C1 |
Panasonic(パナソニック) | U11・U19 |
SHARP(シャープ) | E03 |
このような表示がある場合は、排水できていないサイン。主に4つの原因が考えられます。
【1】排水口のつまり
まず考えられるのが排水口のつまりによるもの。排水口は目立たない場所にあることから掃除を怠りやすく、髪の毛や衣類の繊維などゴミが溜まりやすい部分。一度排水口がつまっていないかを確認するため、接続されているホースを取り出して水を流してみましょう。水が流れなければ排水口がつまっている証拠です。
【2】排水ホースのつまりやつぶれ
排水口に問題がないときは、排水ホースに汚れやゴミが溜まっているかも。また、汚れやゴミがなくても、排水ホースが折れ曲がっていたり持ち上がっている、一部がつぶれていても水はスムーズに流れません。設置状況などに異常はないか確認してみましょう。
【3】排水弁の故障
洗濯機の電源を入れてすぐに排水エラーコードが表示される場合は、洗濯機のなかにある排水弁の故障も考えられます。こうなると自分での処置は難しく、部品交換が必要です。
【4】糸くずフィルターの汚れ(ドラム式)
ドラム式洗濯機の場合は、下部か左右どちらかについている糸くずフィルターに原因があるかも。お手入れが行き届いていないとゴミや汚れが溜まり、排水の流れを遮ってしまいます。構造上縦型洗濯機では起こらない問題ですが、ご使用の洗濯機がドラム式の場合は注意しましょう。
排水できないときの応急処置方法
汚れのつまりが原因であれば自分で直す余地があります。業者に相談する前に、自宅でできる応急処置を施しましょう。
用意するもの
- ゴム手袋
- 使わない歯ブラシ
- バケツ
- 雑巾
- ラップ
- 輪ゴム
- パイプクリーナー
- 水を入れたペットボトル
お掃除手順
排水できないときは、排水口→排水ホース→糸くずフィルターの順でお掃除します。しっかり換気したうえで作業に取り掛かってください。
- 1.洗濯機の電源プラグ(コンセント)を抜く
- 2.ゴム手袋を装着して排水口周りのゴミや汚れを雑巾で拭き取る
- 3.排水ホースを外して排水口の汚れやつまりを取り除く(細部は歯ブラシ、奥のつまりはパイプクリーナー使用)
- 4.ペットボトルに入れた水を排水口に注ぎ、つまりがないか確認する
- 5.排水口を元に戻す
- 6.排水ホースに水を入れる
- 7.排水ホースの先端をラップで塞ぎ、輪ゴムで留める
- 8.ホース内に入れた水が行き渡るよう振り洗いする
- 9.ホース内の水をバケツに捨て、取れる範囲の汚れを歯ブラシで取り除く
- 10.排水ホースを排水口に戻す
- 11.雑巾やバケツを下に添えながら糸くずフィルターを引き出す
- 12.糸くずフィルターにつまったゴミや汚れを歯ブラシで取り除く
- 13.糸くずフィルターを元に戻す
- 14.洗濯機の電源を入れて試運転する
感電防止のため、作業前に必ず洗濯機の電源プラグ(コンセント)を抜きましょう。また、排水ホースを排水口に繋ぐときはねじれや折れがないように設置するのがポイントです。
強制排水の方法
洗濯機によっては、強制排水させることも可能。やり方は、水道の蛇口を閉めてから電源を入れ、脱水モードまたは槽洗浄コースで洗濯機を回すだけ! あとは排水されるのを待つのみです。
排水トラブルを防ぐコツ
洗濯機の排水トラブルを防ぐには、こまめなお手入れが必要不可欠。清潔な状態を保つことが大切です。
週1回を目安に糸くずフィルターのお掃除
糸くずフィルターはゴミや汚れが溜まりやすく、蓄積されたものが流れて排水口や排水ホースをつまらせてしまうことも。週1回を目安にお掃除しておくことをおすすめします。
年1回の大掃除で排水周りも清潔に
見落としがちな排水口や排水ホースのお掃除も、年1回はするのがベスト。難しい作業は必要ないので、大掃除のタイミングなどに合わせて取り組んでみてください。
自分で解決できない場合は業者に相談
お掃除しても排水できない場合は、洗濯機本体に問題があるかも。無理はせず、メーカーあるいは専門業者に修理を依頼しましょう。急なトラブルも解決へと導いてくれるはずです。
水のトラブル全てお任せ「水110番」
洗濯機の排水トラブルには、「水110番」の利用がおすすめです。
トイレや風呂、キッチンなど水回りのトラブルに関して8,800円(税込)〜依頼でき、相談から最短30分で対応してくれるスピード感が魅力です。電話・メールでのご相談は24時間365日受付中のため、洗濯機が排水できないとお困りの際は、まずは気軽に事前見積もりのご相談をしてみてはいかがでしょうか。
※ご依頼内容・対応エリア・加盟店により、記載されている価格では対応できない場合があります。
排水できない洗濯機に関するQ&A
Q1. 洗濯機の排水エラーはなぜ起こる?
A. 主に排水口・排水ホース・糸くずフィルター(ドラム式のみ)のつまり、排水弁の故障などが考えられます。
排水できない原因は、排水口・排水ホース・糸くずフィルター(ドラム式のみ)のどこかでゴミや汚れがつまっているか、排水弁が故障している可能性大。今回ご紹介したお掃除方法を試してみて、それでも無理ならメーカーや専門業者に頼りましょう。また、排水エラーが起こらないようにするため、日頃から定期的なお手入れを心掛けることも忘れずに。
Q2. 洗濯機の寿命はどのくらい?
A. 7~10年程度が一般的です。
洗濯頻度や使用環境にもよりますが、洗濯機の寿命は7~10年程度が基本。排水できない原因が経年劣化によることもあるので、その場合は買い替えを検討する必要があります。
Q3. 洗濯機の排水弁の外し方は?
A. マイナスドライバーなどで排水弁のキャップを叩きながら、反時計周りに回すと外せます。
まずは洗濯機の裏側の銀色のパネルを外します。洗濯機側に取り付けられた排水ホース付近に排水弁があることを確認したら、マイナスドライバーなどで排水弁のキャップを叩きます。何回か叩いているとキャップが回るようになるので、これを反時計回りに回せば取り出せるはずです。
洗濯機にまつわるトラブルはこちらもCHECK!
以下の記事でも、洗濯機のトラブルについて解決策を掲示しています。気になる方は合わせてチェックしてみてください。
※記事内の情報は、LIMIA編集部の調査結果(2022年12月)に基づいたものです。
※画像の一部はイメージです。
※お掃除の際には、ゴム手袋をつけて、しっかりと換気を行い作業をしてください。
※お手入れをする際は、必ず電源プラグを抜いてから作業を行ってください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
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