
【徹底検証】ティッシュまみれの洗濯物を簡単にキレイにする裏技教えます
ポケットにティッシュを入れたまま洗濯してしまうと、なかなかとれなくて大変ですね。そこで今回は、ティッシュまみれの洗濯ものをあっという間にきれいにする、驚きの方法を教えます! 乾いてからでも大丈夫? 実際に試して、効果を徹底検証しますよ。
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ポケットにティッシュが入っていることに気付かぬまま洗濯してしまい、洗い上がりに「やってしまった……」とため息をついた経験はありませんか? 洗濯物がティッシュまみれになることは、洗濯におけるトラブルの中でもしばしばあること。
この洗濯トラブルを「なかったこと」にするにはどうするのがベストか、実際に対処方法を検証。簡単に綺麗な状態へ戻すことができれば、うっかりやってしまった時も慌てずに済みます。洗濯機でもう一回洗ったり、身近にある掃除道具などを使ったり。少しでも負担なく解決する方法を探ってみました。
■目次
1. やってしまった!ティッシュまみれのお洗濯…
2. 干す前に酢・柔軟剤で静電気防止
3. 効果あり!乾燥機の風力でティシュを除去
4. 洗濯物が乾いてからでも何とかなる!
5. 掃除機で洗濯物のティッシュを吸い取ってみた
6. 手洗いがオススメ。干した後でもティッシュを洗い流す
7. 次の洗濯に備えて洗濯機内部も綺麗に
まとめ
1. やってしまった!ティッシュまみれのお洗濯…
ポケットにティッシュが入っていることを忘れて、そのまま洗濯機へ。洗濯終了後にティッシュまみれの洗濯物を見ると、うんざりしてしまいます。忙しい毎日の中で、よけいな手間を増やしたくない時になぜかやってしまうこのトラブル。
自分だけでなく家族のうっかりミスが原因で、洗濯機のフタを開けた時にティッシュまみれの洗濯物を見つけてしまっても、確実に綺麗になる対処法を知っていれば、平常心で受け止めることができるかもしれません。
「やってしまった……」と眉をひそめたくなるようなこの光景。洗濯物にも洗濯機にもティッシュが絡みついたり、はりついたり。起こってしまったものは仕方ありませんが、対応を間違えると、面倒で無意味な作業に時間を費やすことになることが容易に想像できます。
今からこのティッシュにまみれた洗濯物を、スッキリ“なかったことに”していきます。
2. 干す前に酢・柔軟剤で静電気防止
まずは、洗濯物を干す前に湿った洗濯物をもう一度洗う方法を試しました。ティッシュまみれの洗濯物にうんざりした後、洗い直すだけでも手間です。できれば短時間で解決したいので、スピードコース(洗い3分・すすぎ2回・脱水)で水洗いをしました。
また、酢(または柔軟剤)を加えることも試しました。ここで酢や柔軟剤を加える理由を確認しておきましょう。すすぎの段階で酸性の酢を加えると石けんのアルカリ性を中和するので洗濯物のごわつきを防ぎ、柔らかくすることができます。そのため、石けん洗剤を使っている洗濯には柔軟剤代わりに酢を入れると、自然な手触りのお肌に優しい洗濯物に仕上げることができます。
一方、柔軟剤の中の界面活性剤は繊維への吸着性に優れ、繊維の表面を覆います。また、柔軟剤を使うとすべりがよくなり、摩擦が少なくなるので静電気の発生そのものも少なくなります。酢でも柔軟剤と同じような効果があり、この作用によって服と同じくティッシュもコーティングされて離れやすくなり、乾いた時も静電気が軽減されてティッシュが取れやすくなるのです。今回は身近にある酢を使うことに。
では、検証スタート!
まずは洗い直す前の、ティッシュまみれの洗濯物をじっくり観察。色の暗い綿シャツにはこびりついたティッシュがよく見えます。ティッシュのまとわり方は、洗濯物の繊維の種類によって異なります。化学繊維の靴下やTシャツは、軽く振っただけでほとんどティッシュが取れました。これらをまずはスピードコースの水洗いで洗濯しました。
綿や化学繊維のシャツについたティッシュは気にならない程度まで取れましたが、綿95%ポリエステル5%の使い込んだスパッツには細かく砕けたティッシュがまとわりついたまま、あまり落ちていない印象です。
続いて同じくスピードコースで、すすぎ2回目のときに酢を加えました。酢の臭いはすぐになくなるので気になりません。タオル地のズボンには細かいティッシュがまだ残っています。さらにこのズボンを裏返すと、かなりの量のティッシュが残っていました。
今回の実験で、衣類の表面だけでなくあまり見えない裏側にもたくさんのティッシュがつくことに改めて気づきました。そして、日ごろ石けんの洗濯洗剤を使っているので、柔軟剤ではなく身近にある酢を入れるのもありだと考えました。
酢をすすぎの時に使うと、たしかに石けん洗剤だけで洗ったときより生地が柔らかくなったように感じます。しかし肝心のティッシュを取り除く効果は、この段階ではあまり実感できませんでした。
3. 効果あり!乾燥機の風力でティシュを除去
次に、洗いからすすぎ・脱水までひと通り洗い終わった洗濯物を乾燥機に入れてティッシュを取り除く方法を試してみました。直接手を加えるわけではありませんが、洗濯物に温風があたるうちにティッシュが取れるのではないかと考えました。
こちらが乾燥機に入れる前のティッシュまみれの綿シャツと、片面タオル地のランチョンマットです。
30分乾燥機に入れ、温風とともに回った衣類を出して驚きました。ティッシュがかなり取れています。細かく砕けたティッシュが残っているものの、乾燥機にかける前後の違いがはっきり見えます。
この方法が使えるのは乾燥機に対応した衣類に限られますが、一度にたくさん綺麗にでき、簡単で便利な方法ですね。最大限効果を発揮してもらうためにも、使用前後のフィルターチェックが大切です。
4. 洗濯物が乾いてからでも何とかなる!
今度はまとわりついたティッシュをできるだけ振り落とし、いつも通り洗濯物を干して乾いた状態のもので検証。これをガムテープや粘着カーペットクリーナーを使い対処します。一番シンプルでいかにも事後処理という方法ですね。
これが干す前の洗濯直後よく振り、できるだけまとわりついたティッシュを落とした状態です。
そして干した後の洗濯物。この日は晴れで風も少し吹いていたのですが、ティッシュはほとんど取れていませんでした。取り込むときも振りはらったのですが、そう簡単には取れません。干す前とそう変わりませんでした。
これを、粘着クリーナーとガムテープを使って地道にティッシュを取り除きました。それぞれズボンの前・後ろに加え、裏返して前・後ろもペタペタ、ころころ。子ども用のズボンなので表面積は小さいのですが、それでも思いのほか時間がかかります。
これが家族数人分で、サイズも大きな大人用の衣類が何枚もあるとしたら、気が遠くなります。しかし直接自分の手で取り除くことができるので、気になるところもはりついたティッシュがよく取れました。小さなものやポケットなど、部分的についたティッシュをピンポイントで取り除くのであれば、使い勝手がよく便利です。
5. 掃除機で洗濯物のティッシュを吸い取ってみた
こちらは、先ほど乾燥機にかけた片面タオル地のランチョンマットです。生地の状態によるものでしょう、乾燥機にかけてもまだティッシュがまとわりついています。これを掃除機で吸い取ってみました。
吸引力が強く、ティッシュどころか生地そのものを吸い込もうとしてしまうので、思いのほか苦戦しました。ですが直接強いパワーで吸い込んだだけあり、時間と労力はかかったものの、タオルのパイル状になっている部分に細かく絡みついていたティッシュもしっかり取り除くことができました。
ただこのような小物なら、わざわざ掃除機を出してくる手間や取り除く辛さを考えたら、ガムテープで取り除く方が手軽です。家族分の何枚もある洗濯物のティッシュを取り除くために、掃除機を取り回すのはかなりの労力が必要となってしまいます。
6. 手洗いがオススメ。干した後でもティッシュを洗い流す
続いては、とりあえず干した後にもう一度水洗い、という方法を試してみます。手洗いと、洗濯機のスピードコースで試しました。
そのまま干して乾いたシャツです。かなり振りはらいましたが、大小様々な大きさのティッシュがまだ残っています。これを水(洗剤なし)の入ったバケツに入れて、水面から上に向かってスッと引き上げてみました。ティッシュの水なじみが思っていた以上に速く、水に浸けただけですぐにティッシュが服から剥がれていくのが見えました。
手洗いではなく洗濯機ではどうでしょうか。干して乾いたティッシュまみれの衣類を入れ、スピードコースで水洗いしました。
水から服を引き上げるとティッシュは水の中に残り、あっという間にティッシュの跡形もない普通の黒いシャツに戻りました。水だけであっさりティッシュが取れたのは驚き。
これなら家族分の洗濯物があっても、バケツでさっと水洗いし洗濯機に放り込み、まとめて脱水すれば、簡単に綺麗な服に戻せます。ただし、バケツの水にティッシュが多くなったら、水を交換する必要があります。また洗濯物にはりついてしまうのは避けたいですね。
手洗いではなく洗濯機ではどうでしょうか。干して乾いたティッシュまみれの衣類を入れ、スピードコースで水洗いしました。
こちらが洗い上がりの状態です。洗濯する前よりはティッシュが取れています。手間はかかりませんでしたが、まだティッシュは残っています。残念ながら、バケツで手洗いをしたときほどのティッシュが落ちたという満足感はありませんでした。
7. 次の洗濯に備えて洗濯機内部も綺麗に
最後に、洗濯機にはりついてしまったティッシュの簡単な処理方法をご紹介します。
ティッシュが洗濯槽の穴にも入り込んでいるのが見えます。先ずはこれを指でつまみとったり、表面についたティッシュを拭いたりして、綺麗に取り除きます。底に落ちているティッシュくずは掃除機で吸い取ってしまえば、楽に片付けることができるでしょう。
ある程度ティッシュを取り除いたら、バケツなどで洗濯機の内側に水をかけて念入りに洗い流し、脱水のみ洗濯機にお任せします。こうすることで、スッキリ綺麗な洗濯機に戻すことができます。洗濯槽の裏側はどうなっているか確認することはできませんが、この後洗濯したものにティッシュのカスがついているということはありませんでした。
見えないところに残ったティッシュが心配な場合は、一度洗濯機を空で回すのもアリ。ある程度ティッシュを取り除いたら満水まで水をため、洗いやすすぎ、脱水、と洗濯機を回します。洗濯槽内もたっぷり水を通して洗えますので、排水口にティッシュが多少残っていたとしても一気に洗い流すことができるでしょう。
綺麗に洗い流したあとは、忘れがちな糸くずフィルターもしっかりチェック。取り出してみると、ティッシュがこんなに詰まっていました。このまま洗濯機を使い続けると、微細なティッシュのゴミが洗濯槽に戻り、洗濯物に付着してしまう可能性があります。
固まっているティッシュを取り除き、軽く水洗いしましょう。フィルターのゴミは日常的に取り除くよう習慣にしておくと、他の洗濯トラブルも防ぐことができ、気持ちよく洗い上げることができます。
まとめ
洗濯が終わったと思ってフタを開いた瞬間、ティッシュまみれの洗濯物を発見してしまうと、気持ちがどうしてもくじけそうになります。第一に重要なのは、洗濯物を脱衣カゴや洗濯機に入れる時に家族みんなでポケットの中身をチェックするよう心がけること。その後のトラブルのこと考えれば、事前にチェックするほうがよっぽど楽です。
しかし、うっかりすることは誰でもあります。ティッシュまみれの洗濯物に遭遇してしまった際は、洗濯物の量や生地の材質を確認してから対応することがポイントになります。量が少なえれば、バケツで水洗いして脱水。乾燥機OKの衣類が多ければ、乾燥機能にお任せします。「やってしまった……」という時は、状況に応じて今回ご紹介したような方法で洗濯物をキレイにしましょう。
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