シロアリ駆除費用の相場はいくら？坪数別料金相場とおすすめ業者を紹介

シロアリ駆除を「業者依頼」する場合の費用相場

シロアリ駆除を業者に依頼する場合は、1㎡あたり2,000円～4,000円（一坪あたり6,600円〜13,200円）が費用相場です。

ただし、20坪や10坪以下から一律費用になる場合もあるということを覚えておきましょう。また、再発予防処置も依頼したいという場合は、追加料金でオプションをつけるか、5年保証などのアフターサービスがついてる業者を選ぶのがおすすめです。

※記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。

20坪の一軒家｜132,000円～264,000円

20坪の一軒家のシロアリ駆除を、業者に依頼した場合の費用相場は下記のとおりです。

・1㎡2,000円（一坪6,600円）であれば、132,000円
・1㎡3,000円（一坪9,900円）であれば、198,000円
・1㎡4,000円（一坪13,200円）であれば、264,000円

30坪の一軒家｜198,000円～396,000円

30坪の一軒家のシロアリ駆除を、業者に依頼した場合の費用相場は下記のとおりです。

・1㎡2,000円（一坪6,600円）であれば、198,000円
・1㎡3,000円（一坪9,900円）であれば、297,000円
・1㎡4,000円（一坪13,200円）であれば、396,000円

シロアリ駆除業者の費用比較一覧

2024年4月現在の人気のシロアリ駆除業者の坪数別費用は上記の通り。

いくつかのサービスを編集部が調べた結果、シロアリ駆除費用の相場は1㎡あたり2,000円（1坪あたり6,600円）前後でした。

一軒家の一階床面積は20〜30坪程度であることが多いため、一軒家の場合はおおよそ132,000〜198,000円程度の費用を基準に考えておきましょう。

シロアリ駆除を「農協依頼」する場合の費用相場

シロアリ駆除を農協に依頼する場合は、1㎡あたり2,500円～3,500円（一坪あたり8,250円〜11,550円）が費用相場です。

農協に依頼する場合は業者に依頼するよりも、最低価格がやや高くなる傾向がありますが、5年保証や毎年の定期点検などを行ってもらえる可能性が高いので、再発予防も見越して依頼したいという方におすすめです。

※記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。

20坪の一軒家｜165,000円～231,000円

20坪の一軒家のシロアリ駆除を、農協に依頼した場合の費用相場は下記のとおりです。

・1㎡2,500円（一坪8,250円）であれば、165,000円
・1㎡3,500円（一坪11,550円）であれば、231,000円

30坪の一軒家｜247,500円～346,500円

30坪の一軒家のシロアリ駆除を、農協に依頼した場合の費用相場は下記のとおりです。

・1㎡2,500円（一坪8,250円）であれば、247,500円
・1㎡3,500円（一坪11,550円）であれば、346,500円

シロアリ駆除を「自分で行う」場合の費用相場

シロアリ駆除を自分で行う場合は、シロアリの巣に直接薬剤を噴きかける「バリア工法」の場合は63,500円ほど、家のまわりの地面に毒餌を埋める「ベイト工法」の場合は7,000円が費用相場です。

※記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。

バリア工法｜63,500円ほど

バリア工法は、シロアリの巣がある床下にもぐりこんで、直接薬剤を噴きかけるという駆除方法です。

業者が主に行う駆除方法と同じですが、自分で行う場合は薬剤が自分の目や口に入らないようしっかり防護するグッズからそろえる必要があるため、6万円以上かかるでしょう。

▼必要なもの
・駆除剤・・30,000円
・噴霧器・・6,000円
・電動ドリル・・5,000円
・防護服一式・・20,000円
・補修セット・・2,500円
・合計・・63,500円

ベイト工法｜7,000円ほど

ベイト工法は、家のまわりの地面に毒餌を数ヵ所埋めて、シロアリがエサとして巣に持ち帰ることで巣全体のシロアリを徐々に駆除していくという方法です。

地面に埋めるだけなので、床下に潜り込むバリア工法よりも手軽に行うことができるのがメリットです。スコップ・手袋・毒餌を揃えるだけなので、費用は7,000円ほどで済ませることができます。

▼必要なもの
・スコップ・・1,000円
・手袋・・500円
・毒餌・・5,500円
・合計・・7,000円

▼おすすめのベイト剤

シロアリ駆除費用は施工方法で変わる

シロアリの駆除方法は、バリア工法とベイト工法の主に2つ。バリア工法よりもベイト工法の方が費用が高くなる傾向にあります。

ダスキン公式サイトをもとに、それぞれの費用や特徴、メリット・デメリットを下記の表にまとめました。

※費用参照： ダスキン公式HP

バリア工法｜1㎡あたり2,000円～4,000円

シロアリ駆除を、業者に依頼した場合は主にバリア工法で処置することがほとんどです。

バリア工法は、1㎡あたり2,000円～4,000円（一坪あたり6,600円〜13,200円）が費用相場です。

ベイト工法｜1mあたり4,000円程度

ベイト工法の場合は、家の外周に毒餌を埋めていく処置をするため、外周の長さ（m）で駆除費用が決まります。

1mあたり4,000円～6,500円が大体の費用相場だといえます。

シロアリ駆除で追加費用が発生するケース5つ

【1】建物の構造上点検が困難な場合

シロアリの駆除は床下に潜って作業を行うため、点検口の場所や床下の広さによって作業の難易度が変わります。

床下に入るスペースがない場合や、点検口１箇所から床下全域の点検ができない場合は、点検口を新設・拡張しなければならないので追加費用がかかることがあります。

点検口の設置工事には、1か所あたり5,000〜30,000円程度の費用がかかるので、念頭に置いておきましょう。

【2】シロアリが駆除の難しい種類の場合

シロアリは、主にヤマトシロアリ、イエシロアリ、アメリカカンザイシロアリの3種類。

被害をもたらしているのが「イエシロアリ」や「アメリカカンザイシロアリ」だった場合、集団の規模が大きく駆除が難しいため費用が割高になる傾向にあります。

それぞれの特徴を参考に、シロアリの種類が何かを事前に確認してみましょう。

【3】木材交換や大工工事が必要な被害状況の場合

シロアリの被害が深刻で木材の交換や大工工事が必要な場合は、材料費・廃材処分費・作業費などの費用が追加でかかることがあります。

追加費用は被害の規模によって大きく異なってくるため、事前に見積もりをもらってチェックしましょう。

【4】床下の湿気対策が必要な場合

シロアリ駆除を依頼すると、シロアリ予防のために床下の湿気対策を提案されることがあります。

床下の湿気対策には高額な費用がかかることが多いうえ、シロアリを防げるとは限らないため、即決はせずに一度検討しましょう。

【5】駐車場がない場合や休日に依頼する場合

シロアリの駆除には3、4時間から長くても一日ほどかかります。自宅前に作業車を停めるスペースがない場合は、コインパーキング代が別途必要になることがあります。

また、遠方への出張費として追加費用がかかることや、土日祝日などは休日料金が別途かかることもあるので、事前に確認しておきましょう。

シロアリ駆除は業者に依頼するのがおすすめ！

シロアリ駆除を業者に依頼するメリットは下記の通りです。

自力でのシロアリ駆除は、完全にシロアリを駆除しきれない可能性が高いうえ、床下作業や薬剤の使用に危険がともないます。

一方、シロアリの駆除業者は、発生場所や原因を突き止めたうえで適切な薬剤を使用し駆除してくれ、予防法についても相談ができます。

自力での駆除が心配な方は、シロアリの駆除業者に依頼するのがおすすめです。

【PR】シロアリ駆除費用を抑えたいならシロアリ110番をチェック

シロアリ駆除費用をおさえたいという人は、「シロアリ110番」の利用を検討してみましょう。

1,320円（税込）/㎡〜（※）依頼でき、最短即日対応可能。電話・メールでの相談は24時間365日受付中のため、シロアリにお困りの人はまずは気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

※66㎡以下の場合一律88,000円（税込）
※対応エリアや加盟店により記載価格と異なる事あり

シロアリ駆除に使える補助金はない

シロアリ駆除に使える補助金や助成金は、いまのところほとんど用意されていません。

ただし、自治体が「害虫駆除補助金」を用意している場合は活用することができるので、気になる場合は、各自町村の役所に直接問い合わせてみるのが確実です。

シロアリ駆除費用は確定申告で「雑損控除」の対象になる

シロアリ駆除費用は、補助金や助成金などでまかなうことはできませんが、確定申告で「雑損控除」として申告することができます。

雑損控除として申告することで、所得税の還付を受けることができるので「できるだけ安く済ませたい」という方はぜひ活用してみてください。

シロアリ駆除でローンは組める！

シロアリ駆除の費用を一度で払うのが難しいという場合は、銀行などのフリーローンを活用するのがおすすめです。

また、シロアリの食害箇所を修繕する場合の費用は、リフォームローンを使うことができるので「まとまったお金がなくて困っている」という方は、ぜひ検討してみてください。

シロアリ駆除が必要ないケースはある？

シロアリがいる下記のようなサインがない場合は、シロアリ駆除をする必要はありません。

・床が異常に軋んだりブカブカしている箇所がある
・壁や柱に食い跡がある
・床下のモルタルや柱に義道がある

また、定期点検でシロアリ駆除の必要がないといわれた場合も、無理に駆除を行う必要はありません。自己判断が難しい場合は業者に点検に来てもらったり、シロアリの発生を防ぎたい場合は「予防」を依頼するのが適切です。

シロアリ予防を行う場合の費用相場

最後に、シロアリ予防を業者に依頼する場合と、自分で行う場合の費用相場を紹介していきます。

※記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。

業者に依頼した場合｜1㎡あたり3,500円

シロアリ予防を業者に依頼する場合の費用相場は、1㎡あたり3,500円（一坪あたり11,550円）前後とされています。

・20坪の場合は231,000円前後
・30坪の場合は346,500円前後

ただし、床下の状況によっては清掃費が別途かかる場合があるということを把握しておきましょう。

また、業者や住んでいる地域によっては移動費がかかる場合も。基本料金の中にどこまでのサービスが含まれているかもしっかりチェックしながら業者選びを行うのがおすすめです。

自分で行う場合｜7,000円ほど

シロアリを自分で予防する場合は、下記のような対策を講じるのがおすすめです。

・シロアリが好む湿気の多い木材を家の近くに置かない
・柱や壁の木材をエサにされないように日ごろから換気をおこなう
・外壁のひび割れははやめに補修する

さらにしっかり予防したい場合は、床下の換気口付近などに毒餌をあらかじめ設置しておくのも適切です。必要なものは7,000円ほどで揃えられるので、気になる方はぜひ実践してみてください。

▼必要なもの
・スコップ・・1,000円
・手袋・・500円
・毒餌・・5,500円
・合計・・7,000円

シロアリ駆除費用に関するQ＆A

Q1. 一戸建てのシロアリ駆除費用はいくら？

A. 一軒家の場合は132,000円〜396,000円程度が費用相場です。

シロアリ駆除の費用は業者に依頼した場合、1㎡あたり2,000円～4,000円（一坪あたり6,600円〜13,200円）が相場です。一軒家は20〜30坪程度の床面積であることが多いため、一軒家の場合はおおよそ132,000円〜396,000円程度の費用を基準に考えておきましょう。

Q2. シロアリ駆除は何年ごとに行うのが適切？

A. シロアリ駆除は5年に一度が理想的です。

シロアリの駆除は5年に一度が理想的ですが、シロアリがすでに発生している場合は、被害が深刻にならないよう早めの駆除が必要となります。

シロアリ駆除費用に関する記事はこちら

※画像は全てイメージです。
※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。
※記載している価格情報は、LIMIA編集部の調査結果（2024年4月）に基づいたものです。