縁起物【はまぐり】の旬はいつ?種類や食べ方も紹介

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縁起物【はまぐり】の旬はいつ?種類や食べ方も紹介

貝は、日本人の食卓に馴染みのある食材だ。中でも「はまぐり」は、高級食材であり縁起物として古くから親しまれてきた。輸入物のはまぐりは年中出回っているが、本来の旬はいつなのだろうか。この記事では、はまぐりの旬を解説するとともに、種類や食べ方なども紹介していく。

1. はまぐりとは

大きな三角形をした食用の二枚貝であるはまぐりは、上品な風味や身の柔らかさ、そして食べごたえがあることから人気の食材だ。貝の食文化の歴史は非常に古く、縄文時代の地層からも貝殻が発見されているという。

主な漁獲地は鹿島灘(茨城県)

はまぐりは、淡水が流れ込む干潟から浅瀬の砂泥域に生息している。かつては日本各地の沿岸で漁獲されたが、現在は鹿島灘をはじめ周防灘や有明海の一部など限られた場所でしか獲れない貴重な貝だ。

縁起物として有名

大きな2枚の殻が重なるはまぐりは、「夫婦和合」という意味が込められ縁起物としても扱われている。はまぐりのお吸い物を結婚式やひなまつりに食べるのも、夫婦円満や娘に良縁が訪れるようにとの願いを込めるからである。

はまぐりの由来は浜の栗?

はまぐりという名前の由来は、三角をした独特の形が栗の実に似ていることから、「浜にある栗=はまぐり」となったという説が有力である。また、小石を意味するクリという言葉が由来という説もある。

2. はまぐりの旬の時期はいつ?

旬のはまぐりは身がふっくらとしていて非常に美味しい。これは、産卵に向けて身に栄養を蓄えるからだ。美味しいうえに漁獲量が多いゆえに安く入手できる旬のはまぐりを食べ損なうわけにはいかない。ぜひはまぐりの旬をおさえておこう。

はまぐりの旬は2~4月まで

はまぐりは、5~10月に産卵期を迎える。つまり、この期間の前に栄養を蓄え美味しくなる。一般的には、2~4月までの間がはまぐりの旬といわれている。ただ、早いと3月中に旬が終わってしまう場合もあるため、2月に入ったころからチェックするとよいだろう。はまぐりのお吸い物をいただく行事であるひなまつりが3月3日であることから、旬はその前後と覚えておけば間違いない。

3. はまぐりの種類

非常によく似ているが、はまぐりにもいくつか種類がある。いずれも高級食材であることには変わりはないが、それぞれの特徴には微妙に違いがある。

ハマグリ

主に内湾性で、伊勢湾や有明海などで獲れる。ふっくらと丸みがある。

チョウセンハマグリ

主に外洋性で、鹿島灘で獲れる。殻が厚ぼったく、腹縁部が平坦。

シナハマグリ

中国産で安いが味は劣らない。殻の表面に少しざらつきがある。

ちなみに、「白はまぐり」という名で安く売られているのはホンビノス貝といい、はまぐりとは別の種類の貝だ。味はアサリに似ている。

4. はまぐりの旬の美味しい食べ方

旬のはまぐりは身もふっくらとジューシー。その美味しさを生かすため、調理法はシンプルが一番だ。おすすめの美味しい食べ方を紹介しよう。

焼きはまぐり

網で焼きはじめて口が開いてきたら、汁を別の容器に移しておく。貝が完全に開いたところに汁を戻し、焼きながら沸騰させると汁を余すことなくいただけるうえに身もはがれやすくなる。

貝汁

洗って砂抜きしたはまぐりを水と一緒に鍋に入れ火にかける。沸騰したらアクをとり味付け。はまぐりから出汁が出るため、しょうゆと酒のみで十分だ。

結論

はまぐりが美味しい旬は2~4月までの間だ。この期間なら、いつもよりお得にはまぐりを堪能することができる。焼いて食べる場合は、とにかく汁をこぼさないようにすることが重要。ふっくらした身を噛みしめ汁をすすりながら、豊かな風味を楽しもう。

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投稿者:

ライター 佐々木このみ(ささきこのみ)

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