甘いあんこの塊ともいえる【羊羹】のカロリーはどれくらい?
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甘いあんこの塊ともいえる【羊羹】のカロリーはどれくらい?
小豆を使った和菓子にはさまざまな種類があるが、その中でも羊羹は知名度・人気ともに高いものだ。一口サイズのものも販売されているので、少し甘いものが食べたいというときにもつまみやすい特徴もある。そんな羊羹は言ってしまえば甘いあんこの塊ということもあり、カロリーは高めなイメージがある。実際のところ、羊羹にはどれくらいのカロリーがあるのだろうか。
1. 羊羹一切れのカロリーは意外に少ない
まずは、羊羹の材料のカロリーについてみてみよう。羊羹は小豆、砂糖、寒天からできている。それぞれの材料の100gあたりのカロリーは、小豆(ゆで):143kcal、砂糖:384kcal、寒天:154kcalとなっていた。寒天は使用量が少ないのでカロリーは無視できるとしても、小豆や砂糖のカロリーは決して低くはないだろう。材料のカロリーを考えると、羊羹のカロリーも高くなることが予想できる。
では羊羹自体のカロリーはどうなのかというと、最もオーソドックスな煉羊羹(ねりようかん)は100gあたり296kcalであった。約300kcalという数字は、やはり高く感じられるだろう。しかし、一般的に販売されている羊羹一切れのサイズは100gもなく、だいたい50~60g程度だ。そう考えると、カロリーも半分程度になるだろう。実際、一切れが個包装されている市販の羊羹のカロリーは150kcal前後であることが多い。食べる量によっては1日の摂取カロリー量に大きな影響を与えることは間違いないが、一切れだけであればそこまで高カロリーというわけでもないだろう。
ちなみに、羊羹といえば水ようかんもよく知られているが、こちらは100gあたり171kcalと煉羊羹よりも低カロリーだ。
2. 羊羹の主な材料、小豆は栄養豊富な食材!
羊羹の主な材料である小豆は、実は薬として使われていたこともあるほど栄養が豊富な食材だ。小豆に含まれる栄養素の一部を以下に紹介しよう。
■タンパク質
小豆は豆の一種であるため、大豆などと同じくタンパク質が豊富に含まれている。その量は100g中に約20gと、全体の20%程度がタンパク質なのだ。8種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれている、良質なタンパク質であることも大きなポイントだ。
■食物繊維
小豆には、非常に多くの食物繊維が含まれている。1日に必要な食物繊維は20~25g程度だといわれているが、小豆100g中の食物繊維量は約18g。食物繊維は腸内環境を整える効果が期待でき、便秘の予防や解消に効果的だといわれている。
■ポリフェノール
ポリフェノールは、高い抗酸化作用を持つといわれている栄養素だ。ポリフェノールが含まれるものとしては赤ワインが有名だが、実は小豆のポリフェノール量はそれよりも多い。ポリフェノールを摂ることで、アンチエイジング効果や生活習慣病予防などが期待できる。
3. 羊羹の糖質はカロリー以上に注意が必要!
小豆はその半分以上が炭水化物で構成されている。炭水化物には食物繊維も含まれているとはいえ、糖質が高いことは容易に想像できるだろう。当然、その小豆に糖質の塊である砂糖を加えて作る羊羹も、糖質が高くなることは想像に難くない。
実際、煉羊羹100gには約67gの糖質が含まれている。上述したように羊羹一切れは50~60g程度なので、糖質も一切れであれば30~40g程度だろう。糖質制限の話でよく耳にするごはん1杯(約150g)の糖質が55gであることを考えると、羊羹はカロリーの割に糖質が高めだといえる。肥満を予防するためには、もちろんカロリーにも気をつけなければいけないが、むしろ羊羹を食べる際に注意すべきは糖質ではないだろうか。
4. 羊羹をカロリーオフする食べ方のポイントは甘さ控えめ!
羊羹は意外と低カロリーではあったが、つまみやすいことから食べすぎてしまい、結果的にカロリーオーバーしてしまうこともある。量をセーブするのはもちろん、カロリーオフする食べ方を考えるのも大切だ。
羊羹のカロリーオフする食べ方を考えてみると、自分で作るというのもひとつの方法だ。自分で羊羹を作るならアレンジも自由なので、カロリーオフする食べ方を実現しやすい。たとえばあんこから手作りする場合には、小豆と一緒に煮詰める砂糖の量を減らすのがカロリーオフする食べ方の近道だ。甘さが足りないと感じるなら、減らした砂糖の代わりにカロリーオフされている甘味料を入れてみるのもよいだろう。また、市販のあんこを使う場合には、甘さが控えめになっているものを選ぶようにしよう。
結論
一切れのカロリーは意外と低かった羊羹だが、糖質についてはやや高いといえる。羊羹を食べるときには一日一切れを心がけ、食べすぎないように注意しよう。羊羹は意外に簡単に作れるので、カロリーオフした羊羹を作ってみるのもおすすめだ。
投稿者:
オリーブオイルをひとまわし編集部
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