レザークラフトを始めよう！①（道具編）手持ちの道具でできるかも？

こんにちは、革作家をしている革村と申します🙌
この記事を見ている方は、レザークラフトに何かしらの興味を抱いてる方だと思います。
さて何から始めたもんか…と思われてたりですかね(^^)

私がそうだったのですが、そんな時いざやってみようとネットで調べてみると…

「見たことないナイフ使ってる！？」
「どうなってるの、この縫い方…」
等々、疑問ばかりが増えるのではないでしょうか（汗）

私の工房も、なんだかんだ工具で溢れています。

しかしちょっとした革小物を作る程度なら、これらはほとんど要りません。
市販の道具で代用できるものも多く簡単に始められるんですよ。

今回はその最低限必要な道具、というのをピックアップしてご紹介します😊

さて、まずはレザークラフトを5つの工程に分けて考えます。


「デザイン」
「裁断」
「貼り合わせ」
「縫製」
「仕上げ」


どんなものを作るにしても、この流れで進めば間違いありません。
今回はこの工程毎に必要な道具をまとめます。
 ★は専用の道具です。


「デザイン」

 ・シャープペン
 ・消しゴム
 ・厚紙
 ・30センチ定規

「裁断」
 ・丸ギリ
    革に跡を付けるのに使います。

 ・カッター

 ・A4以上のカッターマット
    小さすぎると不便です。

「貼り合わせ」

 ★サイビノール100番
     接着剤です。性質は木工用ボンドによく似ています。

 ・ヘラになる物
    下敷きを適当なサイズに切ったもの等でも良いです

「縫製」

 ★二目、四目の菱目打ち
  （一目、三目不要❗️）
    革の穴開けに使います。四目で直線、二目でカーブの穴を開けます。

 ★ゴム板
    穴あけする時の下敷きです。必ずレザークラフト用の硬質の物を用意してください。

 ・ハンマー
    なんでも良いです。

 ★針2本
    あらかじめ革に穴を開けるので、レザークラフト用の針は尖っていません。
裁縫用でも先を削れば○ですが、安いので専用品を買ってしまいましょう。

 ★ロウ引き糸
    糸の緩み防止にロウを糸に塗りますが、こちらもあらかじめロウが引いてある専用品が楽です。
（麻糸やロウの引いていないミシン糸を用意した方は別途レザークラフト用のロウをご用意ください。）

「仕上げ」

 ★トコノール
    縁を磨くための薬品です。

 ・紙やすり240番程度

 ・帆布など目の粗い布（今回はタオル）

 ★ヘリ落とし
    革が重なって角ばった縁を、丸くする工具です。（コ→⊃）こんな感じ。

他に全体を通して使うものとして、ハサミが必要なくらいでしょうか。

これだけあれば、ひとまず加工で困ることはないと思います。

あくまでも最低限、形にするための道具達です。この方がやりやすい、とか、上位互換もあるんですが、入手しづらかったりコツがいるものもあるので。（接着剤など）

これらはAmazon等大手通販サイトで簡単に手に入りますし、お近くに革を扱う手芸屋さんがあればまず置いているかと思います。
特殊なものはまた次のステップということで(*´-`)

次回からは、本記事で分けた5工程ごとに詳しく記事にしていきます✨
それではまた。