災害時の自宅避難として何が必要か

地震を始めとした災害時に、自宅の安全が確認されたとしても、
万が一ライフラインが止まった際に復旧まで支障なく生活できるでしょうか?
自宅避難時に何が必要か、今回は食料以外の防災備蓄グッズを紹介します。

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災害時に避難するか判断を

安全第一です。
在宅時の災害発生時には避難場所へ行くのか、留まるのか判断しなくてはなりません。
異常気象による大水や、地震での余震や津波の発生の危険性があり避難勧告が出されてる場合はもちろん、自ら判断して移動するときは危険を避け慌てず素早く安全なエリアまで避難を行うようにします。

自宅避難が可能ならば

在宅での避難が可能か、本当に安全か改めて自宅の現状を把握する必要があります。
二次災害として近隣の火災や倒壊の影響を受ける可能性も考慮しなければなりません。
また自宅内の火元の確認や、停電時やガス停止時は復旧が確認できるまでは元栓を締めて置きます。

自宅の安全が確認はされて留まっても電気・ガス・上下水道のライフラインが寸断されて使えない場合、今までどおりの生活はできません。

今後の生活のためには何が必要か考えて備蓄していきましょう。

情報収集のために

落ち着いてまずは家族、近隣の方の安否確認を行い、協力しあうようにしましょう。
また先程書いたように火災など起こってないか周辺の状況の変化を自分で確認していきます。

ラジオなどで正しい情報も得るようにして、不要不急の電話は避けて災害用伝言ダイヤル171や、災害用伝言板などで安否情報の登録を行うようにします。その際、携帯スマートフォンの充電機があると安心です。

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どちらも手回し充電が可能なラジオライト。携帯充電も行える。

ライフラインの復旧

東京都の想定によると直下型地震でのライフラインの復旧までには、電気が約1週間、水道が約1ヶ月、ガスは2ヶ月弱となっています。
参考として2016年の熊本地震では電気が約1週間、水道が約1~2週間、ガスは約2週間でほぼ復旧しました。

上下水道の破損断水時

まず排水管が破損すると風呂トイレその他の排水が行えなくなります。
上水道もマンションなどポンプ配管などが被害が受け、断水となると飲料水、生活用水が用意できなくなります。

飲料水として大人1人が約3リットル必要となり、1週間分3×7=21リットルとなります。
生活用水はそれ以上必要となり、流石に備蓄で家族全員分まかなうことは困難と思われます。
節水のため、体の清潔を保つためにウェットティッシュ使用やタオルを少し湿らせて拭くこと、食器などはラップを巻いて洗い物を少なくするなどの工夫が必要となります。

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非常用トイレセット。右は汚物袋と凝固剤の他に、BOSという名称の防臭袋が付いている商品。
トイレ回数は一人1日5回程度。1週間分と考えると私一人分にも足りないということになります。
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私の自宅はシューズボックスに長期保存水として2リットル×6本と、500ml×24本 合計24リットル
キッチンにて一般のミネラルウォーター2リットル×6本 計12リットルを回転備蓄。
独り者の飲料水備蓄としてはこのくらいかと。家族いる方は分散して備蓄していくことを考えてください。

各自治体にて一定のエリアごとに災害時給水拠点がありますので自宅からの位置を前もって確認しておきましょう。給水車給水でも距離があるかもしれませんので背負式の袋などで無理ない大きさが良いと思います。

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ホームセンターコーナンで購入したマルニ「抗菌タンク397」20リットル。
10リットルも販売している。生活用水として水道水を保管。

停電時・ガス停止時

まず停電時は照明の確保が必要です。備蓄用品として電池式ライトやコンセント充電式で地震時に照明がつくタイプなど色々とあります。家族それぞれが使えるように各所用意しておくと良いでしょう。
ろうそく等も良いと思いますが火災には注意してください。

あとは携帯充電器モバイルバッテリーやポータブル電源などもソーラー充電できるタイプだとバッテリー残量を心配しなくてすむので安心です。

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スライドランタン。写真はロゴス社のエヴァンゲリオンのコラボ商品ですが、同等品がアウトドア用品として販売されているのでLED明るくオススメです。
単3電池3本使用
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写真はsuaoki社 S270 ポータブル電源。コンセント充電、車のシガーソケット充電、別売のソーラーパネル充電の3WAY充電に対応している。USB充電とACコンセント電源150Wが使用可能。

停電時は炊飯器もポットも動かせません。ガスも止まってしまったら料理が何もできなくなります。そのためにカセットガスコンロは室内で使う分には安いのでかまいませんので用意しておくべきです。
ご飯の炊き方は、炊飯器以外でもフライパン、土鍋、圧力鍋、パッククッキングなど様々な方法が可能です。前もって調べて覚えていると助かると思います。

ガスの復旧は安全確認をしてから行うので時間がかかる可能性が高いです。替えのガスボンベは余裕を持って用意し、普段から鍋などで使用して古くなる前に使っていくことをオススメします。大変便利ですので使い方も家族で確認して火傷などしないよう問題なく使用できるようにしてください。
火を使うものですので目を離さず余震など来た際にはすぐ切り燃え移らないようしてください。

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カセットガスコンロ2000円ぐらいから買えます。ボンベは3本入で約400円。
写真は、パッククッキングといって岡部梨恵子さんが紹介しているポリ袋調理方法を試したものです。近いうち説明したいと思いますが調べてみるのも大変参考になると思います。

安全な自宅に避難できることは大変幸運なことです。
しかし電気、上下水道、ガスが使用できなくなるかもしれません。
ここで紹介した以外にも何が必要か想定して大切な家族が安全に、そして健康に生活できるよう、準備をよろしくお願い致します。

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DIY、整理収納、防災備蓄に関心ポリCOOK認定講師PC-0012岩手県花巻市出身千葉県船橋市在住本名:多田光信

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