外出先で大きな地震にあった際の準備

自宅に非常用持出袋を準備している方でも、
常時持ち歩いている方は少ないでしょう。
万が一、外出時に大きな地震があったときの準備を
携帯品とともに、一部ですが紹介します。

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外出先で

仕事で会社にいたり、休日で電車で出かけたり
10分先のスーパー買物にいった時でも外出先です。
それぞれ、すべき行動は違ってきますが、自ら考えて
落ち着いて行動できるよう準備心がけましょう。

1.建物内
2.車両内
3.外部
4.携帯品

建物内での被災時

大地震発生時に会社などの事務所内にいた場合、
まず棚の倒れや、コピー機などが滑ってくる他、天井が落下してくる危険性もあります。
揺れが大きく動けない間は、頭を保護して素早く机などの丈夫なものの下に入り、手を挟まないように脚などをしっかり握って揺れが収まるまで待ちましょう。その後は同僚の安否確認を行うと共に今後の行動を判断しましょう。

他の施設内では、天井材落下の他、商品などの棚が転倒してくることも考えられます。
危険性のあるものから頭を保護しながら離れてください。
その際、施設の係員や放送の指示には従い、慌てず避難等を行います。

また昭和56年6月以前に建築確認を受けた建築は旧耐震基準のものとなり、その後に耐震改修などが行われていないものは震度6以上を耐えるようにできてはおらず、一度目の地震で倒壊しなくとも、続いて起こる地震にて倒壊・崩壊のおそれが大きいため、安全な避難場所などに避難する必要があります。

交通手段使用時の被災時

地震発生時に車を運転していたならば、ハザードランプを点灯して、急ブレーキを踏んで後方などの車両に追突されないように徐々にスピードを落として道路左側に止めて、揺れが止まるまで待ちます。
その後、避難する場合はドアロックをせずキーは付けたままでライトは消して、連絡先等のメモを残し、車検証や貴重品を持って離れるようにしてください。
トンネル内等は出口まで短いならば低速で抜けるようにします。ただし長いトンネルや震度5以上では操作もままならないので無理をせず左側に止めて停車し、非常口より避難を行います。

電車の中で発生した場合、つり革などにしっかりつかまり転倒しないように気をつけます。揺れが収まったら、火災が起こった場合以外は無闇に移動せず、車掌係員の指示に従うようにします。

外部での被災時

外出時に被災した場合も周りの状況によって大きく異なってきます。共通事項として建物のガラスや壁材、そして看板などが落下などがあり、また構造物自体も倒壊のおそれがあります。頭を中心に身を守り公園等の安全な場所へ避難します。近くに公園等の避難場所が無い場合は、新しい鉄筋コンクリート造の建物に避難します。

津波のおそれがあるなら海岸からはもちろん海抜の低い区域も高台などへ移動します。
川近くも川下から向かってくるので、川の流れに直角方向に避難してください。
火災が発生している場合は、煙を吸わないようにして移動し、風下風上に直角方向に素早く避難します。
いずれにしてもできる限りパニックにならず落ち着いて、かつ確実に判断して行動が大事です。

逃げる際に避難場所として適しているかどうか前もって確認をしてください。
「(指定緊急)避難場所」は、災害の危険から命を守るために緊急的に避難する場所
「(指定)避難所」は、避難した住民等が災害の危険性がなくなるまで一時滞在する場所

通常時からの携帯品

ここからは通常時から持ち歩ける、かさばらない安心な防災グッズ等を一部紹介します。

garando01
水分の補給を忘れてはなりません。
写真は経口補水液ですが水などでもかまいません、
ただし汗をかいた場合の熱中症対策として塩分も欲しいので
塩飴なども携行すると望ましいです。
garando01
保護手袋ですが、一番右の作業用革手袋などをおすすめします。
軍手では、ガラスや尖った瓦礫などには弱いですし、ほつれて引っかかる危険性もあります。
他の手袋と二重に使う用として左の使い捨てビニール手袋も手の荒れ対策に良いと思います。
garando01
笛ホイッスルですが写真下の赤いのは100円均一で売ってるライト付です。
上のオレンジのものはコクヨ㈱のツインウェーブという救助笛です、これは2種類の周波数の音がでるので広範囲に伝えることができます。
どちらもストラップとして取付けて苦もなく携帯できる利点があります。
まずは100均でも良いですが価格も500円程度と高くないですので、音量高く遠くまで聞こえる品を購入するのも良いかと思います。
garando01
照明ライトは地下停電時や夜間を移動する際に怪我をしないために必要です。
左の小さいものは10cm程度でストラップ紐付いてるので携帯しやすいと思います。
購入時は明るさルーメンと共に丈夫さや、使用電池も確認してください。
替えの電池の用意している乾電池使用の製品をおすすめします。
写真のライトは単3電池使用、ホームセンターで1000円前後で購入。
garando01
携帯用非常食は持ち歩き易く栄養価の高いものが良いです。
カロリーメイトをはじめとした栄養補助食品や、その長期保存ができる防災用非常食タイプも様々あります。
それら食品の中で手軽にカロリー補給できる一口羊羹をオススメいたします。
写真のものは左が井村屋の5年保存できる「えいようかん」5本入500円(税抜)
右はスーパー・コンビニでも販売しているミニ羊羹1本50~100円程度
私は、えいようかんは自宅長期備蓄用とし、ミニ羊羹は携帯して通常消費し回転備蓄しています。

これら以外も持ち歩きに携帯に支障ないものは様々にあると思います。
例えば普段から使用しているマスクやウェットティッシュは非常時も重宝しますし、ハンドタオルは汗をふくだけでなく頭を守ったり口を保護することもできます。
あとは常備薬などあれば予備を持つなどを、常時バックに入れ持ち歩くのに支障がなく、自分自身が何が必要なモノか改めて考えてみてはどうでしょうか。

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DIY、整理収納、防災備蓄に関心ポリCOOK認定講師PC-0012岩手県花巻市出身千葉県船橋市在住本名:多田光信

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