【Say Hello to HAPPY〜幸せよ、こんにちは #6】聞き上手になる対話のコツ

フィンランド発祥の精神療法「オープンダイアローグ」。その勉強会で、気持ちのいい対話のコツを学んできました。

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相手の言いたいことを大事にして、決めつけない「対話」

先日「オープンダイアローグ」の勉強会に行ってきました。この言葉、おそらく聞いたことがないという方が多いと思います。これはフィンランド発祥の精神療法のことで、日本語では「開かれた対話」とも言われています。

医療関係者たちと、患者さんと家族など複数人が対話を続けることによって、メンタルの治療に大きな成果を挙げているとして最近、注目されているようです。

私は保健や医療にかかわる仕事をしているわけではないのですが、実生活にも応用できそうな内容があったのでみなさまにシェアしますね。

自分が気をつけていればきっと気持ちのいい対話の場になるはず。

まず、ダイアローグとは対話のことで、対話は「説得」や「議論」や「説明」とは違うのだそうです。もっとも大切にしなくてはならないのが患者さん本人の主観。また、結論ありきで話をしない、つまり、決めつけないことも大事。

ここまで聞いて、「ふだんの会話と同じだ!」と思ったのです。

人と話をしていて傷ついてしまうときって、ありますよね。そのとき、説得されたり、議論をふっかけられたり、無意味に説明だけをされたりということではありませんでしたか? 「こうしたほうがいい」と意に沿わぬ意見を押しつけられたのではありませんでしたか?

たまには自分自身はどうかな? と考えてみることも必要ですね。

もしかしたら、私自身も、誰かにそうしていたかもしれない、とふと思ったのです。でも、今まで意識してはいなかったな……。

こうやって言葉で聞くと、納得できることばかり。メンタル治療にも使われるという対話のコツ、ちょっと気に留めておけば、聞き上手に一歩近づいて、気持ちのいい会話=対話ができそうな気がしました。

●池田美樹
エディター、俳人。(株)マガジンハウスで『anan』『Hanako』などの編集者を経て独立。現在、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科修士課程にて女性のエンパワーメントについて研究中。

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